「意味深」
こういうバラの居場所を作っておいて良かったと、喜びを感じさせてくれる清楚な花である。
株立ちが小振りで、やや生育に難がある「フェア・ビアンカ」を植えるのに好適な場所を見つけるのは難しい。しかし、鉢植えでの栽培で、同じような性質を有する「メアリー・マグダレン」の近くという条件ならば、見事に共演してくれる。
僅かにクリーム色が感知できるが、限りなく純白に近く、中心部のグリーンアイが映えて美しい。いくつか知られている白バラの花言葉の1つに「純潔」があるが、この花には、そのことを納得させられるものがある。
ただし、花容を注視して、花に純潔のイメージを抱くと、実に意味深なバラとなる。何故なら、このバラには純潔の印象とは程遠い複雑な香りがあるからだ。ベースとなっているのは、強いミルラ香で、これに甘みがブレンドされたような状態。純潔というよりは、むしろ官能的な印象が強いのである。

「フェア・ビアンカ」の花容は、オールドローズそのもの。
1982年作出で、これだけの完成度を有していることに驚かされる。
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