─第十六号─
平成二十一年三月十七日
発行 精神障害者共同作業所草加物産企画
編集 大嶋
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ミスチルと少子化と草加物産
「ミスチル」こと、「Mr.Children(ミスター・チルドレン)」の曲に次のような歌詞の曲があります。
たった0.05ミリ 合成ゴムの隔たりを
その日 君は嫌がった 僕はそれに応じる
恐いのは病気じゃない 君が胸に秘めた想い
だけど嫌な気分じゃない 僕はそれに応じる
柔らかい体温が今 夜を包む
魔法にかかったみたいだ
UFOなんて信じない 神様も僕と関係ない
だけど目には見えないものを 僕ら抱きしめる
君は美しきスパイダー 羽虫(はねむし)が僕
あえて飛び込んで行くんだ
知らない方が良かったと思うことが この世にある
だけどもっと知りたい 深くまで愛を知りたい
たった0.05ミリ 合成ゴムの隔たりを
その日 君は嫌がった 僕はそれに応じる
ミスチルの『隔たり』という曲です。巻頭からいきなりですが、ここでは、若い人の鋭い感受性が描いた曲の世界と、少子化問題、さらに、それらと、「草加物産」の関係について考えてみたいと思います。
〜日本の「少子化問題」〜
現在の日本において、「少子化」は、日本という国、国民の抱える問題の1つです。データによれば、2007年の日本の出生率は、1.34です。2005年には、戦後初めて、日本の人口は自然減少、つまり「日本人の人口が少なくなりはじめた」になっています。ちなみに、出生率に関して言えば、アメリカは2.09(2006年)、イギリス1.84(2006年)、フランス2.005(2006年)、イタリア1.33(2005年)、ドイツ1.34(2005年)、オランダ1.73(2005年)、スウェーデン1.85(2006年)、となっています。「出生率が高けりゃ、その国は幸せな状況か?」という声も飛んできそうですが、私個人としては、少なくとも、「少子化率(出生率)」の値の上下は、その国が経済的、文化的、精神的に健全かつ幸福な状態であるかどうかという問題と少なからず連動していると考えます。
データによれば、日本の場合に限っても、明確に出生率の関係は、夫婦の収入の多寡と正比例の関係をとっています。若い、あるいは、多少結婚年齢が上昇した今の日本において、めでたく結婚しても、「金もねーのに、子供なんか作れるか」という状況は厳然として、存在しているのではないかと思います。現在の日本で、子供を生んで、その子が成人して、社会人になるまでを見送る期間までにかかる費用は、国民生活白書によれば、子供1人に対し1300万円の費用がかかります。しかもこのデータは、純然たる「生活費」だけを計算したもので、高校や大学への進学費を含めると最低でも2,100万円はかかるというデータもあります。子供1人育てるのに、最低で2100万円。2人産めば4200万円。3人だったりすると、3倍の6300万円になります。最高級クラスのフェラーリの新車が2〜3台、ベンツだったら、1000万クラスの新車では、6台ぐらい買える金額です。
これだけの高負担な「養育費」に耐えられる夫婦は、「格差社会」と言われる今の日本の、しかも若い世代の夫婦にどれだけ存在するか。あいにく、その総合的なデータは持ち合わせていませんが、現在の日本の夫婦の、出産の決意の裏づけの1つの経済的な側面の現実は、これです。
〜ミスチルの「隔たり」〜
さて、冒頭の「ミスチル」の歌『隔たり』に戻ります。この歌詞を読んでの解釈はいろいろあるかと思いますが、つまりは、「避妊具をつけることを拒んだ女性と、それに対する男性の心理」です。3行目に「恐いのは病気じゃない 君が胸に秘めた想い」とあります。あいにく、私は男性ですので、経済的な側面を抜きにした、「その日」に「避妊具」をつけることを拒んだ、微妙な女性の心理というのは、理解しかねる部分もあります。こう言ってはなんですが、それは、性的な意味での「快」「不快」の問題かもしれませんし、あるいはまた、女性に限った、ある種の母性的な部分に由来した心理かもしれません。また、その両方を含めた、もっと総合的なものかもしれません。おそらく、この歌詞に出てくる女性の「秘めた思い」は、歌詞後半にかかるは「美しきスパイダー 羽虫(はねむし)が僕」以降を考慮すれば、「美しきスパイダー」(女性)が包みこむように、「羽虫」(男性)を「食べる(=支配する)」ことの象徴的表現、と解釈することもできます。そして、この歌詞の中に出てくる男性は、そういう女性からの愛情を含めた「支配」という関係性の中の、「妊娠の可能性を秘めたうえでの、女性の側からの避妊具の使用の拒否」を、最初は「恐い」といいますが、しかし、全体として、それを受け入れ、さらに「深くまで愛を知りたい」といいます。
〜「少子化」と「隔たり」〜
さて、この『隔たり』という曲と、先に述べた「少子化」の問題です。この「隔たり」の歌に出てくる、若いと思われる男女が、経済的なことなんかは一切考慮しなくてもいい状況、つまり、極端なことを言えば、無人島などで、ふたりっきりで住んで、気候も温暖で、天然のフルーツとか魚とか穀物とかがいつでも手に入り、近くにある草か何かで編んだ家があり、それこそ、原始ユートピア状況の中で、「愛だけ食べて暮らす」ような状況であれば、この歌の歌詞に出てくる男性の「恐い」という表現の重みも、随分違ったものになったのではないかと思います。しかし、社会的関係の中で生きている現実の若いカップルには、初期には、それこそ「愛だけ」の生活を、とりあえず過ごせる期間をもてるかもしれませんが、やがて、それにも容赦なく「現実」というのは、やってきます。つまり、無人島生活の「愛だけ」状況から、「恐い」という表現の重さが、さらに重くなる時期が遅かれ早かれ、やってきます。
戦後、日本は右肩上がりの高度経済成長の道を歩んできました。ある程度の豊かさが確保された時期あたりから、ある種の人々は「『物』から『こころ』の時代だ」と言いました。使い古された表現ではありますが、私も確かに、経済的成長の影で置いてきてしまった「何か」はあったと思います。しかし、もう少し詳しく戦後史を検証すれば、高度経済成長以後、昭和天皇の崩御、さらにバブル経済から、その崩壊、そしてデフレ時代への突入で、「高度経済成長」という言葉に含まれる「経済」とは違った意味での、つまり、低成長・デフレの中での、日本・および日本人は、いかにあるべきかという意味を含んだ上での「経済」の重要性が高まる時代に、今の日本は突入したと言えるのではないかと思います。現在の日本の「経済の時代への突入」状況は、高度経済成長期の「経済」の問題の仕方と根本的に違います。デフレスパイラル状況の中の不景気の中では、人間の「生きる」ということはとは何かという根本的な問いを、国民一民一人ひとりに突きつけるようなかたちでの、「経済の時代への突入」です。右肩上がりの高度経済成長期の経済の問題のしかたとは決定的に違います。言ってしまえば、「高度経済成長」は、長い人類史上の中の、特別な例外的な一時期の現象に過ぎないともいえます。
「隔たり」=「少子化問題」=「経済の問題」と端的に言ってしまえば簡単ですが、案外、根は深そうです。少子化の問題にも、精神的な問題も当然ありますし、「隔たり」は精神世界そのものですし、これに経済の問題がからみ、一方で、景気、不景気は「ある種の気分の問題」だったりしますから、複雑です。これらを統一して1つの答えを出すのは至難の業です。さらには、「答えのないのが『答え』」みたいな、人類(あるいは世界)普遍の真理みたいなものもありますし。
しかし、現実の前には、「少子化」という問題は厳然と立ちふさがっています。以前、柳沢厚労相が、自民党の後援会か何かで、「女性は子供を産む機械」と発言して、野党に問題にされたことがありました。私は、その問題発言の部分の、前後数行を含む部分のテープ起こしらしきものの採録を読みましたが、その発言を含んだ全体の流れの中での、「問題発言」を読めば、決して、それほど騒ぐほどの問題でもないのではないかとも思いましたが、しかし、それは、それ、マスコミは、例のごとく、前後の文脈や文意を無視した「切り取り」報道を、あいも変わらずしていますから、しょうがない。公職にある人は、そういうマスコミの「反権力」「反国家」体質にも注意しながら、発言しなければならない。その点は、小泉純一郎元首相は、そのマスコミの現在のありかたとか、「空気」の読み方も見事でしたから、相変わらず、高人気です。
〜では、「少子化問題」をどうするか〜
少し話がそれました。まとめます。とりあえず、少子化対策の国の施策として、日本がモデルにする国として、「フランス」などはどうでしょうか。なんたって、ヨーロッパで抜群の少子化回復国です。先のデータにもあげましたが、2006年のデータでは、フランスの出生率は2.005です。1995年では、そんなフランスも出生率は1.65まで落ち込んでいました。
では、フランスでは、どんな少子化対策をして、少子化問題に対処したのでしょうか。それを簡単に紹介しつつ、最後に、今回の「ミスチルと少子化と草加物産」のまとめをしたいと思います。
フランスでは、まず、第一に、「出産・育児手当」が充実しています。まず、2人以上の子供を生んだ家庭には、その収入に関係なく月額117ユーロの家族手当を受け取れます。その子供が11歳以上になると、その額は加算され、子供が20歳になるまで、支給は続きます。3人以上の子供を生んだ場合は、子供1人につき月額150ユーロを受け取れます。また、3人以上の子供を生んだ家庭には、地下鉄、美術館、ホテル、レジャー施設での優遇措置が受けられます。また、学校に関しては、公立に限られるようですが、高校まで無料だそうです。また、育児支援として、子供が3歳になるまで、夫婦どちらかの休職が認められ、さらに、この間、給与水準に応じて月額最高約512ユーロの休業手当が支給されます。また、企業は、復職後、以前と同等の地位を保障しなければならないと義務付けられています。さらに、所得制限はあるものの、3歳未満の子供を対象にして約30種類にも及ぶ児童手当があるそうです。参考までに、フランスの労働者全体の2007年度の平均月収は1850ユーロです。
高度成長以降のバブルが弾けた後の、「こころ」の時代以降の、不景気のデフレスパイラルの中での、低成長の中においての、「経済」の重要性が高まった時代に突入したわれわれの少子化問題で、フランスに、学ぶことは多そうです。
〜「ミスチル」と「少子化」と「草加物産」〜
さて、最後に、今まで述べてきた、「ミスチル」の歌と、「少子化問題」と、「草加物産」です。
現在、草加物産では、利用登録されている人が50名前後で、その中で、実際に定期的に利用されるメンバーの人数は、15名ほどです。様々なかたちで、それぞれの利用目的にそって、来所されます。概ね、「若い人」(この「若い人」の「若い」には、年齢もそうですが、どちらかというと、生き方や精神的なあり方が「若い」というふうに解釈してください)が多数です。基本的に「若い人」には、お金はありません。ただし、様々な可能性があったり、さらに、ここが一番重要なことですが、「若い人」は、未来を志向し、「おじさん」「おばさん」たちにはない、「世の中」を変えるというポジションを、ある意味、お金のなさと引き換えに、もっています。別に私は、「若い人」たちに、「アジテーション」するつもりもありません。ただ、普通に、冒頭に掲載した、ミスチルの「隔たり」のような曲を、自分たちの「未来」と重ね合わせて感銘して聞く、その感性や、なかなかもどかしくて言葉にならない言葉を、そっと、ある程度の立場や地位のある人が耳を傾けてくれるだけでいい。そこに、先ほど述べた現代の日本の状況の中での、本当の、「生きるとは何か」ということの問いかけに対する、突きつけるような意見が含まれる可能性は、少なからず、あるだろうと思います。これが、今回の「ミスチルと少子化と草加物産」のまとめです。
〜おわりに〜
最後に、ミスチルの『隔たり』という曲は、ボーカルの桜井和寿が見事な美しい旋律のメロディーにのせて、あの、切なくて優しい声で歌いあげています。アルバム『I LOVE U』に収録されています。いい曲ですので、機会があれば、是非聞いてみてください。「草加物産企画」の近くにある「ウェアハウス」というCD・DVDレンタルショップは、現在、第2・第4火曜日が、半額でレンタルできる日となっています。この文章を読んで、関心を持たれた方は、第2・第4火曜日に草加物産に来て、お煎餅を購入していただき、その後、レンタルショップでCDを借りて、お煎餅を片手に、音楽を聴きながら、くつろいでいただくというのはどうでしょうか……なんて、宣伝になっているんだか、なっていないんだかわからない文章になったところで、おしまいです。ありがとさんでした。
仁科安彦の
日 本 史
〜「宮沢賢治」などから〜
「宮沢賢治」(みやざわけんじ 作家 明治29年(1896年)〜昭和8年(1933年))。この名を聞いて、知らない人は少ないだろう。私は中学生の頃、「雨ニモマケズ」で、初めて知った当時は、あまり興味を示さなかったが、30歳を過ぎた頃から、何故か賢治に目覚めた。今では年2回程、宮沢賢治の朗読会に出向く程だ。賢治の詩は、数多くあるが、一番心に響いたのは、あの、「あめゆじゅとてちてけんじゃ」(雨雪をとってきて賢治(兄)さん)の「永訣の朝(えいけつのあさ)」という詩だ。簡単に言えば、当時24歳だった賢治の妹が亡くなるという、物悲しい詩だ。また、「銀河鉄道の夜」も良い。他にも多々あるが、ここでは語り切れないので、ここまでにしておこう。稚拙な文章なので読み手にはわかりづらいだろうが、私が言いたいのは、「宮沢賢治」は素晴らしいということだ。
提案が1つある。是非、宮沢賢治をいつか新紙幣の肖像にしてもらいたい。国民に愛されることは間違いないだろう。
〜邪馬台(ヤマタイ)国〜
邪馬台国(日本 3世紀頃)。日本の古代、邪馬台国の女王卑弥呼が邪馬台国連合29ヶ国を統治していたのは、あまりにも有名だが、卑弥呼が75歳前後で没した後、男王がたつも、国が治まらず、「台与(トヨ)」という卑弥呼と同族の、13歳の女子を立て、国が治まったという。
問題は、その後だ。邪馬台国も、日本列島も150年間にわたって、歴史的空白が続いたことだ。邪馬台国以後の空白の「150年」の後に、日本に「歴史」が現れるのは、4世紀後半。西暦300年頃だ。私論では、その頃、日本の初代の神武天皇が即位したのではないかと考えるが、それはおいておくとして、話は、「台与」時代初頭邪馬台国に戻る。
(草加物産メンバーの「りゅうたろう」さんに、最近の趣味・娯楽・好きなこと、ハマッていることなどについてお聞きしました)。
Part1.ゲーム
僕が今、オススメなのは、「ストリートファイターW」ですね。その他には、「バイオハザード5」と、さらに好きなのは、「ドラゴンクエスト\」です。
Part2.フィギア
今、僕が、「萌えている」フィギアは、涼宮ハルヒのフィギア「ハルヒ」である!!。「彼女」は可愛らしく、小生意気な所がウリである。ガンダムは言わずと知れた、あのアフロヘアーで「一年戦争」を戦い抜いた「アムロ」である。!! フィギアの仲で僕が一番好きなのはガンダムです。
Part3.アニメ
アニメの中で好きなのは、ガンダム、セーラームーン、ドラえもん、サザエさん、こち亀(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)、プリキュア5、キャプテン翼です。皆さんはどれがお好みですか?
Part4.特撮
僕は最初に好きになったのは、ウルトラマン、仮面ライダー、「戦隊モノ」です。「戦隊モノ」の中では、「メガレンジャー」「ゴーレンジャー」です。その中の「ゴーレンジャー」は色々と楽しませてくれるから好きです。必見です。ウルトラマンシリーズの中で好きなのは、「ウルトラマン」「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラセブン」かな。特撮は「夢」を与えてくれるから好きです。
Part5.カラオケ
僕が一番好きな歌手は、「本田美奈子.」です。「本田美奈子.」の曲の中で一番好きなのは、『Temptation(誘惑)』(テンプテーション)です。彼女は白血病で亡くなられてしまいましたが、僕はそんな彼女の歌に今も励まされています。
草加物産企画メンバー(及び実習生)アンケート報告
2009年2月から3月にかけて、草加物産の利用者メンバー及び、その期間に訪れた精神保健福祉士の研修生の方も含めて、以下のようなアンケートを取らせていただきました。
アンケートの質問事項は、以下のような内容のものです。また、アンケートに際しては、匿名、実名の可否の確認も取りました。匿名の方もいらっしゃいます。
質問内容
質問@ ここ1〜2ヶ月の間で、草加物産をメインとしたあなたの活動内容やその感想、さらに草加物産に対しての希望などをお聞かせください。
質問A 個人的なことで、最近、興味のあること、趣味(音楽、読書、映画、スポーツ・・・etc)、あるいは政治、経済や、逆にごく私的なことで驚いたことに対する感想や意見などをお聞かせください。趣味で、読書、音楽、映画等々については、その書籍や映画、音楽などのタイトル等をできるだけ具体的にお聞かせください。また、それらの作品などについての批評、評論等もあれば、お聞かせください。
(「質問@」は「回答@」に、「質問A」は「回答A」に対応しています)。
臼倉美樹さん
回答@ 内職やポスティング、チラシ折りを希望します。みなさん、優しく教えてください。
回答A 最近はもっぱら音楽です。音楽はミスチルとかいろいろ、好きです(あ〜、ミスチルのわかる歳になったなぁ〜)。あとは、「DoLL」とかも好きです。
海東宏二さん
回答@ 草加物産企画本店とフロンティアが、これからもずっと繁盛していくことを、私としては、これからも期待しています。メンバーの人たち、そしてスタッフの人たちも含めて、これからも共に活躍していける場でありたいと思います。
回答A 高橋悠治さんのピアノの「ブゾーニ」と「モンポウ」のアルバムがとてもよくて、家で繰り返し聞いています。小田和正さん、石川セリさんなどの曲も私は大好きです。
S.Sさん
回答@ 仕事をしていたので、草加物産の利用は今週からなので、早々に、また精神安定になったら、仕事を探したいと思います(精神科先生、ケースワーカーさんからの勧めで、作業所に、また来ました)。
回答A 仕事
C.Nさん
回答@ ここしばらく、利用していなかったため、「とくになし」という感じです。
回答A 最近のマイブームは、フリーマーケットに行って、掘り出し物を見付けることです。値段も交渉出来るし、意外な物が安く手に入るので、探すのも楽しいです。
仁科安彦さん
回答@ 内職やポスティング
回答A (1) 2万円札(杉原千畝)、五万円札(田中正造)、10万円札(天皇陛下&皇后陛下)で発行してほしいと考えています。さらに、一万円札も宮沢賢治に、と考えています。(2) 1円、5円、10円は、さらに小型化し、50円、100円はニッケル黄銅貨にチェンジ。500円は穴アキにして、経済一新してほしい。
若松和秀さん
回答@ ポスティングの投函や内職が少し早く出来たけれど、箱折りと梱包があまり出来ないので、練習して出来るようにしたいと思っています。最近では、あまり作業が少ないのが少し不安です。また、もっと、せんべいの販売があればうれしいです。
回答A 今好きな歌手は、中川翔子が好きです。彼女は今、アキバ系のシンガーでもあり、女優でもある。彼女は、あらゆる芸能人の有名な人たち交流して、ブログもかなりヒットしているのですごいです。今は色々な政治不安があるけど、がんばりたいと思います。
T.Kさん
回答@ 希望は特にないですけど、活動内容は、内職ポスティングとビラ折り、ニュースレターはふつうに良くできたと思います。ポスティングはなかなか面白いです。もっと長い時間、ポスティングしたくなりました。
回答A 聖教書を拝読しています。「TMN」「華原朋美」「ZARD」「テレサテン」の曲などを聴いています。「You Tube」で動画などを見ながら聞いています。動画を見てると面白いですので、パソコンを持っている方はオススメです。
山田和枝さん
回答@ 1.草加物産に来る時間がまちまちで、ご迷惑をおかけしています。2.お金ではなく、がんばりたいです。3.草加物産に来て、1年になりますが、友達も出来ました。楽しいです。4.これからも草加物産を利用したいです。5.草加物産を通じて、草加せんべいを知りました。美味しいです。
回答A 1.麻生総理大臣になって居て欲しいです。理由は、安部さん、福田さんが短かったため、政治内容が出来ていないし、自民党がこれから不況対策がわからないので、麻生さんにがんばってもらいたいです。2.猫が4匹になりかわいいのですが、エサ代が大変です。ちなみに名前は、ハナと太郎とチーちゃんです。3.私の人生。子供のため、子供のためと考えて生きて来て、ふと、後を振り向くと、その子供と会えることはなく終わり、自分の人生は何だったのだろうと思う。子供が行方不明で警察に探してもらい、テレビ局にもお願いしているが、見つからず、毎日毎日会える様に願っている。今年中には会えるのか? 探しても探しても、途方にくれる13年間。病院と施設の生活、子供も大きくなったことと思う。けれど、今は別の人生、毎日忙しいので、探しにはいけないけれど、がんばっている。私なりに。
中村正義さん
回答@ 草加物産企画作業所では、地域新聞の各エリアへ配達するポスティングにハマッています。それに、ほかではあまりやらない仕事では、箱折りの内職にハマッています。ここの所、社協でのせんべい販売についても、やっていないので、せんべい販売もやりたいです。そのほかには、昼食会もみんなで作って食べたいです。
回答A 最近、ゲームにハマッています。そのゲームは、サッカーゲーム、「高橋尚子のマラソンしようよ!」、パワプロくんの野球ゲームにハマッています。その他には、DVDの映画にハマっています。映画で好きなのは、ホラー映画、パニック映画、アクション映画が好きです(例えば、「タタリ」(ホラー映画)や「エアポート」(パニック)、ジャッキーチェンの映画など)。また、新しい映画が出たら、レンタルするか、あるいは、買いたいです。
井上拓さん(実習生)
回答@ 草加物産では、7日間、実習でお世話になりました。感想ですが、草加物産では、メンバーの皆さんが日常生活でどんなことを感じて、どんなことを思っているのか知りたいと思い、実習にのぞみました。そんな中で、皆さんが自然体で接してくれて、普段と同じように話し笑うといったことを一緒に経験できたことが、すごく嬉しかったです。ありがとうございました。
回答A ラーメンの食べ歩き(草加のラーメン店で、おいしい所が知りたいです)。
河合美佳さん(実習生)
回答@ 6日間、草加物産で実習をさせていただきました。実習の感想ですが、病院で入院をされている患者さんとしか触れ合ったことがなかったので、作業所での皆さんの活動をみて、すごく驚かされました。皆さんがとても明るい雰囲気で、私も自然と笑顔になっていました。皆さんからお聞きした体験談の1つひとつが私の勉強になりました。短い期間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。
回答A 趣味がピアノなので、最近では、「ノクターン」(ショパン)を練習しています。最近聴いている音楽は、「R&B」や「レゲエ」です(^.^)。皆さんもぜひ一度聴いてみて下さい。
石井法子(実習生)
回答@ 今回、実習で、共同作業所での生活を経験させてもらいましたが、染谷所長やメンバーの皆さんが、とても優しく、暖かく接してくれたので、実習であることをつい忘れてしまうほど楽しく、また、気持ちが癒されました。皆さんが、この草加物産企画を大切にしていて、お互い思いやりながら、穏やかな関係を築いていこうと努力されていることがよくわかりました。こちらで実習を経験できたことは、自分にとって、大きな財産になると思っています。ありがとうございました。
回答A 家事や仕事の合い間に本を読むのが大好きな私なので、本屋さんであれこれ本を選ぶことは、とても楽しいひとときです。たまたま本屋さんで、「14歳からの哲学」で有名な池田晶子さんの本を見つけ、最近、たて続けに読みました。難しい哲学用語を使わずに書かれているので、読みやすく、また気持ちも楽になります。「知ることより考えること」「勝っても負けても」などのエッセイ集も、池田さんの人柄がよく表れていておもしいろです。2007年に池田さんは40代の若さで亡くなったので、今ある本をじっくり味わって読んでいきたいです。
小林美盛(実習生・日本福祉教育専門学校一般通信課程)
2月26日から3月6日まで、10日間ではありましたが、メンバー、スタッフ、染谷所長さんには、大変お世話になりました。
これまで、初々しい学生さんばっかりが実習においでになったのと違って、変なおじさんがやってきたということで、びっくりされた方もおられたと存じますが、最初から、気楽に声をかけていただき、また、皆さんご自身のことや作業所・フロンティアのことなどを、いろいろ話していただきましたことにありがとうございました。一つ一つの仕事や作業などを一緒にしているうちに、とてもゆったりとした感じで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
私、福祉については、これまで全く縁がなく、皆さん方についての知識もなく、ただ、精神保健福祉士の試験を目指すだけというところでした。それで、なるべく実態を知るとともに、コミュニケーションを図ることを主体に考えて臨んだところです。この実習を通じて、皆さん方の立場や現状を聞くことができ、まさに目からうろこが落ちたところです。失礼な言い方かもしれませんが、それぞれ苦しみや悩みを抱えておられるところとはお互いを思いやり、支えあっているということも実感できました。今まで考えていたことが間違いであったことに気がついたところです。これまでは、万が一幸運にも、PSWの資格が取れたときには、ボランティアなどで活用しようかと大変気楽に考えておりましたが、これまでの実習を通じて、もっと深く現実を理解し、人間力で取り組まなければ、とうてい無理であることが実感できました。
今後、皆さん方が、それぞれのご希望どおりに生活が改善したり、仕事が見つかったりして、さらに充実した日々が送れるようになることを祈っております。また、私も、そういうことに少しでもお手伝いできるようになることができれば幸いと考えているところです。
最後に、短い間でしたが、本当に学ぶことが多くあり、有意義な実習でした。大変ありがとうございました。
宮坂昌資(帝京平成大学・実習生)
今回、私は初めての実習で、様々な不安を抱えて、さかの医院、草加物産企画、フロンティアの3ヶ所を実習しましたが、職員さん、スタッフさん、利用者さん、ボランティアの方に優しく接していただいて、何度も助けていただきました。
草加物産企画では、内職やセット作り、ビラ折、ビラ配りなどで、わからないことを聞くと、丁寧に教えていただき、わかるまで優しく教えていただき、感謝でいっぱいです。PSWの染谷さんには、沢山の迷惑をかけたと思いますが、私の質問に対して丁寧に答えていただき、ありがとうございます。時には相応しくない質問も答えていただきました。学校や教科書から学ぶことも大切ですが、現場で学ぶことの重要さを実感する毎日でした。実習が終わっても、街や道で見かけたら、話をしてくれると嬉しいです。また、ボランティア等で参加できることがありましたら、声かけをしていただけたらと思います。長くなりましたが、本当にありがとうございました。
〜編集後記〜
今年の冬は、なんだか、「これぞ、冬だ!!」という、キーンと底冷えのする日が少なかったように思います。温暖化のせいでしょうか? 今号は「エンターテイメント性」を重視するような方向で、という方針でしたが、なんだか、随分、やはり硬い仕上がりになったような気もします。初めて、「瓦版」の編集を任されましたが、結構楽しめました。また、時間があったら、やらせていただきたいなと思っております(大嶋)。