〈歩みだす捨て猫〉
まだやれる まだやれる 諦める者か 否、自分は諦めない何度失敗してもかすむほど遠いけどちゃんとまっすぐ目の前に目標があるからどんな遠くでも行ける、そう信じて
あの頃はまだよかった未熟な自分を支えるそしてバランスをとり舵もとるハンドルもあったから そして椅子もあった・・・今では相棒だった自転車だけでなく 走るためのくつ靴さえどこかに消えていた
そう路上で自分は夏でも冬のミチイクRISTを見ては傍観者になりながら心は熱き日々を思い出している
その時衰える技術と体(相棒を失ったとき刻から自分はミチヲサマヨウ捨て猫みたいになっていた)とは裏腹に目には光りが(心は)死んでいなかった
「我が熱き日々は忘れない、魂がまだ戦いを求めてる。そうだからは這い上がるんだどこまでも、我が道に復興の歓喜を!!」そう心の中で叫ぶ 国道沿いの長い道を歩きだす 朝日を待たず
−君は再起を志す子猫が泣きじゃくるようにしてー
倒れても 倒れても 何度も起き上がり
そう決意を秘めた目に一筋の未来を託し・・・ゆっくりと歩き出す
作:黄泉返る魂&不死鳥の羽
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