特別寄稿(実習生編)

 私は、6月下旬に1週間ほど草加物産企画で実習させていただいたのですが、ゆったりとした雰囲気の中でメンバーさんたちがお煎餅のセット作りやメール便といったことをしていたり、みんなで何かのことについて話し合ったりするなど、みなさんで草加物産企画を運営しているという一般就労に近いかんじでみなさんで取り組んで様子が伺えました。  パソコンなども使っていたりするので、一般就労するときには役に立つ作業でもあるし、仕事もカツカツでやっているわけではないので疲れたら休憩することもできるのでメンバーさんたちにとっては利用しやすい場所となっているのではないかと感じました。  また、メンバーさんたちに関われば関わるほど皆さんの優しさや純粋さに触れることができ、メンバーさんとのお話の中でメンバーさんたちから様々なことを教えていただきました。  これから夏になり暑い日が続きますが、どうぞ体調には気をつけて頑張ってください。  1週間お世話になりました。ありがとうございました。 6月下旬に実習生としてお世話になったS,Nです。 作業所のメンバーさんの素敵な笑顔に毎日『癒し』の連続でした。(^ω^) メンバーさんとの交流の中で思い浮かんだ言葉があります。 『拈華微笑(ねんげみしょう)』 古の話、お釈迦様が自分の後継者を選ぶときの話です。 たくさんの弟子たちが集まる中、お釈迦様は何も言わずに一輪のコンパラゲの華をかかげます。弟子たちはとまどい、『どんな意味が・・』『何か意味があるはず』と、その行動の意味を探ることに気を取られざわめくばかりです。 その中でただ一人、摩珂迦葉という弟子だけは、静かににっこり微笑み、その華を受け取った時、お釈迦様は摩珂迦葉に全てを譲り渡すことを決めたといいます。  私たちは、とかく相手の言動が気になったり、気づかい過ぎて心が揺れ動いてしまいます。しかし『言葉は交わさなくても通じる気持ち』それは『笑顔』にのって届くのでしょう。そんな交流がここにはありました。私も、そんな笑顔を忘れずに生きて行こうとメンバーさんに教えられました。




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