「約一年間の作業所での生活を振り返ってみて」 草加物産企画の作業所が、去年の10月に開所されてから、約一年間の期間が経過しました。私が思うには、自分がこの期間で、どんなことを考えたかと言いますと、メンバーの方をはじめとして、ボランティア、家族会、スタッフ、運営委員会のさまざまな方々と出会うことが出来、たくさんの友達が出来たことです。これからも、私は自分なりにベストをつくして、作業所での作業に励んでいきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。 海東宏二 |
この一年を振り返って昨年の11月23日に開所しました。僕も通って間もなく一年になります。初めは12、3年ぶりに表に出たのでかなり緊張していました。気分もかなり落ち込んでいて週に1、2回しかこれませんでした。その後、5月ぐらいまではそんな状態が続いていました。5月9日からメール便が始まったので急に週に5回もこなければならなくなりました。自分の家がクロネコヤマトの営業所にちかかったので毎日メール便をとりに行くことになりました。最初はつらかったのでしたが、やって行くうちにだんだん慣れてきました。初めは施設長であります染谷さんに同行ねがってやっておりましたのですが、今では一人でできるようになりました。なんとかこれをきっかけに、社会復帰のあしがかりにしたいとおもいます。 Y.E |
9月から参加させていただいています。おせんべいのセット作りと言うことですが、一度しか体験していません。もっとたくさん体験したいと思います。ですから、セット作りたくさん注文があるといいと思います。 ペンネーム S・S |
私は7月からこの作業所で働いています。最初は厳しそうなイメージがあったのですが、なごやかで、おだやかで、楽しく働けるすばらしい作業所だと思っております。おだやかで頼りがいのある、いぶしぎんの海東さん。ヤマトでそつなくこなしている遠藤さん。木・金でパワフル元気で掃除をしている登坂さん。そしてみんなが自分のやること、やりたいことをそれなりに頑張ってます。染谷さんは面接などしてませんが、なぜかイケメンや美女の多い、実習生が、毎日優しくサポートして下さるのに、感謝しております。私は、言葉がうまく出来ないので、毎日この作業所で、楽しい言葉の勉強をさせてもらってる気がします。染谷さんにはとうていかないませんが、頑張るように努力します。そしてこの作業所がこれから繁栄するよう、頑張って仕事します。 鈴木純代 |
私が会社勤めをしていた80年代は会社が福祉関連の仕事をするなんて考えられませんでした。ずい分いい世の中になったなあと思いました。ただ今は、障害者自立支援法の成り行きを見るだけです。 K.M |
早いですね1年、皆様の協力と染谷さんの大変な努力があってここまで来られたのではないでしょうか、課題は沢山ありますがより良い作業所に少しずつでも前進出来ますよう願っております。 ハートサポート草加 沢田君子 |
多くの皆様に支えられ一周年を迎えられたこと、本当に有難うございました。これからの発展を心より希望します。できればもう少し大きな場所と、メンバーさんの人数と仕事を増やしたいですね。みんなで頑張りましょう。 家族会「若草」代表 村越義子 |
2005年10月30日衆議院で障害者自立支援法が可決され2006年4月1日より施行されることになりました。医療費については5%から10%負担に増加しますが「重度かつ継続」の制限はかなり緩和され現在精神保健福祉法32条を利用中の「精神障害者」はほぼ自立支援医療の対象になりそうですが「政省令で定める」あるいは「経過措置」といった表現が多く油断は許されません。医療費以外でも曖昧な表現が多く障害者福祉の後退を用心深く観察する必要がありそうです。
ただ政府がどう動こうと地域に根ざした作業所の必要性には何の代わりもありません。それぞれが創意工夫をし採算の取れる作業所を造って行きましょう。
今まであまり皆さんのお役に立てていませんでしたが自治体への働きかけ市民への啓発等やれる範囲で積極的に動こうと思っています。
草加物産企画運営委員会 会長 式場 律 |
日本福祉教育専門学校 坂野憲司 草加物産企画開所一周年、おめでとうございます。数年来の、当事者の方々、家族会の皆様、ボランティアの皆様の夢がやっと実現し一年を経過しました。先日、小雨の中で一周年記念のバーベキュー大会が開催され、悪天候のにもかかわらず運営委員長の式場先生を始め多くの方が参加され楽しいひと時を過ごしました。登録者の増加、草加市単独の補助金など、この一年間の歩みは恵まれていました。ひとえに協力くださった皆様の努力の成果であると実感しております。 しかし、今後の課題も山積みです。自立支援法が施行されたあとの身の振り方、地域の精神保健福祉関係者の力の結集、その他の地域資源との連携、更なる協力者の結集と財源の確保、メンバーさんたちの所得倍増計画、運営委員会の法人化などの課題です。その上で、作業所の運営だけではなく、地域全体の利益になる精神保健福祉活動を如何に展開していくかのビジョンを作り上げていくことも必要です。メンバーさんたちや関係者一人ひとりの活動が、草加市や八潮市を含めた地域全体の利益に繋がる意義ある活動となっていくことを念願しております。 最後に、施設長の染谷さんは、たった一人の職員として海東さんや遠藤さん等の開所以来のメンバーさんたちに助けられながら、何とかやってきましたが今後の展開を考えると、職員の増員も考えなければいけないと思います。それまでは、食事をちゃんと取り鈴木さんの言うことを聞き、体に気をつけて何とか生き残っていてください。 |
さかの医院院長 坂野美知枝 草加物産企画開所一周年に向けて 早いもので、開所から一年たったのですね。昨日のことのように感じています。通院している患者さんが利用させていただき、とても劇的な変化をされた方もいらして、地域の中に作業所ができて本当に良かったと思っています。草加市の医療機関では式場先生のクリニックと私の診療所とが積極的に協力していますが、もっと多くの医療機関やその他の人たちに働きかけ、協力をお願いしようと思っています。 私は、運営委員の一人に名は連ねていますが、普段の運営委員会にはほとんど顔を出しておらず、本当に申し訳なく思っています。私が協力したのは、十七年度の補助金に向けての、各方面へのお願いでした。市の窓口で十七年度の補助金が出ないといわれ、開所に向けて頑張ってきたご家族や関係者の人たちの落胆や怒りの気持ちにとても共感しました。さかの医院でも開所までに多少の資金協力はしてきましたが、それが何年も続くことを思うと切迫した、「自分の生活がかかっている」という気持ちになりました。障害福祉課の課長さん、健康福祉部長さん、助役さん、市議の皆様、県議の方にも貴重な時間を割いていただき大変感謝しております。何とか補助金がつくことになり、本当に安堵しております。 |
さかの医院 丹野康博 草加物産企画開所一周年についての感想 そうですねえ、草加物産企画の開所は一年前になるのですね。昨年の今頃は、いろいろな面でばたばたしていましたね。まずは、何といっても助成金申請機関の終了後だったために大慌てで各関係方面、ありとあらゆる人脈を頼りに動き回っていた頃を思い出します。それを経験しただけに、今は市からの助成金をいただける様になって、安堵の気持ちでいっぱいですね。草加物産企画の施設長、メンバーの皆様のますますのご活躍をお祈りいたします。 |