今までの作品の中で一番苦労した作品。構想から完成までに約半年かかった。だができた作品が、作品ができた後に偶然見たジョージルーカスの初映画「THX」に酷似していたため、ショックを受けた思い出深い作品。結局このアイデアは何十年前にルーカスがやっていたと知り、自分の未熟さを知りました。バトルロワイヤルとも重なる部分があって、驚きました。あと手塚治虫の「メトロポリス」。SFの苦しみをもろに味わった作品。もうSFは描かないでしょう。よって唯一のSF作品。67P
★ストーリー解説★
未来の東京。極端な競争社会が生んだ貧富の差により人類は二つに分けられていた。成功者は地上に住み、負け犬は地下で単純労働を死ぬまでやらされることが当然となっていた。父親の形見に地上の絵をもっていた少年 カズマは地上へ唯一つながる禁断の塔へ入り、地上を見ようとする。だがその塔はトーキョータワーライオットという地上人たちが這い上がってくる地下人とロボットの殺し合いを見て楽しむテレビ番組の撮影現場であった。多くの仲間を失いつつも、カズマは女戦士のバサラとともに最後の階まで到達する。だがそこにまっていた最後の試練とは殺し合いをして、自分一人が勝者となれという試練だった。カズマはバサラを愛しているため、ためらうが、ついにはバサラを殺してしまう。そうまでして地上を夢みるカズマ。だが最上階。地上を望む扉を開けてまっていたのは・・・ |