2005年8月20日
穏やかでは居られない!高倍率製品に宣戦布告!
ケンコー最高倍率180倍クラブトリノ双眼鏡を購入して見た結果..........
販売価格39800円
まず結論から書きましょう。

あまりに酷い!というか。人の心の醜い部分を見たようで嫌になりました。だますといっても酷すぎます。あまりに....あきれて声もでません。

左右の収差の出方が大きくことなります。おそらく光軸がきちんと合っていても、まともに見えることはありません。

39800円という価格でこの様な商品を売る業者、製造するケンコー双方に問題があります。詳しくレポートするつもりでいましたが、レポートの価値もない。

 射出瞳径も測定しました。いろいろやってみましたが、このようなインチキ商品を朝日新聞の広告欄で売る某通販会社(悠遊)にもかなり責任があります。私は長年販売という仕事に携わってきましたが、物を売る側の責任は重いのです。お客様にきちんとした商品と接客サービスも含めた満足感を提供する義務があります。

 確かな商品を見分ける目が無ければ、商品を並べて売る資格は在りません。そんなものの売り方は、泥棒と変わりません。良い商品で在るかのように商品説明をし、お客様を騙し、お客様のお財布からお金を抜き取っている行為です。ケンコーから提供された売り文句をCopy&Pasteしただけですか。

 情け無い!メーカーは自分の売る製品に責任を持て!と言いたいですね。

 続きは、後日書きますが、怒りに満ちています。我慢はしません。ケンコーやバンガードやナシカが、高倍率のインチキ双眼鏡や望遠鏡を売る限り、攻撃の手は緩めません。当WEBサイトのアクセスも伸びてきています。これからもどんどん伸びて行くよう努力します。少しでも、そうしたまがい物が売れないように!

ケンコーという企業に対して。

この企業の販売する双眼鏡や望遠鏡には、もちろんまともできちんとした商品も存在する。最近登場した、スカイエクスプローラーや双眼鏡のラインナップを見ても、良い商品も多数出てきている。社内には、少なからずこうしたおかしな製品に眉をひそめて居るまじめな方も居るようだ。過去には、他メーカーもこうしたおかしな製品に手を染めて来た経緯もあるが、浄化されつつある。なにはともあれ、営業サイドや、販売店からの間違った商品開発の要求に対し、NO!と言うべきは経営者である。経営者がだらしないとこうしたイカサマ製品がのさばる事になる。ゴミの様な価値の無い製品を39800円で買った消費者は、二度とケンコー製品は買わなくなるに違いない。初心者に倍率でアピールするのは簡単で、一時はその製品は売れると思いますが、こうした製品を買った消費者は、ケンコー製品のみならず、双眼鏡や望遠鏡という商品は良く見えないものとして認識し、業界全体に大きなマイナスであることを認識すべきであると思います。

 国内の双眼鏡市場は、毎年縮小していますが、私は、その大きな要因に、高倍率のインチキ双眼鏡の乱売があることは、明白な事実であると考えています。

 高倍率のズーム双眼鏡や、天体望遠鏡スカイウォーカーシリーズは、即刻製造と販売をやめるべきだと思いますが、どうでしょうか。

クラブトリノ180倍の広告ページをご覧欲しい。これが光学メーカーのやることでしょうか?はずかしいですね。

http://store.yahoo.co.jp/uushop2/y25753.html

つづく。