第七惑星~ 海王星

海王星のデータ

直径50220キロ(地球12756キロ)地球の4倍の直径です。天王星より僅かに小さい

重さ 地球の17.2倍(天王星より少し直径は小さいが、少し重い)

体積 体積は地球の60倍

衛星の数 13個

自転周期18時間26分(地球の一日は約24時間)

公転周期(太陽の周りを一周するのにかかる時間)165年

太陽からの平均距離44.97億キロ(地球〜太陽間は1.5億キロ)

地球からの距離 最も遠い時 46.9億キロ 最も近い時43.1 億キロ

見かけの大きさ 最大2.4 .秒最小2.2秒(角度一秒は1/3600度)

もっとも近づいた時の明るさ 7.9等

海王星の特徴

太陽系の第八惑星である海王星は、天王星よりほんの少し小さいだけの木星型惑星です。表面に模様がほとんど見られない天王星と違い、探査機による観測では、大暗斑とよばれる表面模様が撮影されたり、そのまわりに白い雲が観測された。風速は太陽系で一番強いといわれており、時速1000キロから2000キロに達しているらしい。時速2000キロというと秒速にすると555m/秒の風ですから、地球上の台風など50m/秒も吹けば大騒ぎなのですから、どんな風なんでしょうか。海王星の大気中での音速は知りませんが、音速より早い風、凄そうですね。

小型望遠鏡による海王星の観測のポイント

海王星は、肉眼では見えない明るさなので、天王星よりさらに見つけるのは困難になります。また口径20センチ以下の望遠鏡では、倍率をあげても視直径が2.4秒しかないため円盤像には、見えず普通の恒星との見分けも付きません。天文年鑑などで、比較的明るい星の並びに近づくときを見つけて、海王星の周りの恒星の配列を把握しないとどれが海王星であるか分かりません。かなりの難物といえます。

探査機による直接探査

ボイジャー2号により1989年8月に探査が行われました。ボイジャーの撮影した海王星の表面写真から、大暗斑と呼ばれるようになった、木星の大赤斑に似た活動的な大気の巨大な渦が発見されました。地球二個分の大きさの巨大な大気の渦で、その周りには白い雲のようなものも取り巻いていました。また同時に探査が行われた海王星の衛星トリトンには、、黒い噴煙を出す火山も写っており、地球外で初めて見つかった活火山は木星のイオに次いで二番目の発見となりました。