最も身近な恒星〜太陽
太陽のデータ

直径 1392400km (地球の直径12756km/地球の109倍)

重さ 地球の330000倍

体積 地球の1295000倍

自転周期 25日(赤道付近) 35日(極付近)

地球からの距離 1億4960万キロ(この太陽地球間の距離を1天文単位/1AUといいます。)

見掛けの大きさ 32分(1度=60分)

明るさ マイナス26.7等級

太陽系のスケールと太陽の特徴
太陽は地球に最も近い恒星です。地球から太陽までの距離は1億4960万キロありますが、これは、地球から月までの距離の38万4400キロ(地球9.6周分の距離)の390倍の遠方という大変遠い所にあります。

ここで太陽と惑星の大きさ、太陽系の大きさを感覚的に捉えて頂くために縮小して考えて見たいと思います。太陽系を1億分の1に縮小すると下記の様な大きさになります。太陽は5階建てのマンションほどの大きな球になります。そこから580メートル先に直径約4.9cmのミカン大の玉が水星、1.5キロ先の直径13?の野球のボールの一回り大きい玉が地球です。地球の衛星である月は、直径3.5?のピンポン玉程の大きさで、地球から38?はなれた軌道上をくるくると回っています。土星本体は(輪は含まず)直径1m21cmのアドバルーン大の球で、太陽から14.3キロ離れた場所にあります。太陽系最果ての冥王星は、直径2.3?の小さな玉で太陽から59.1キロも離れた場所にあることになります。太陽に一番近い恒星は、αケンタウルスという太陽と同程度の大きさの恒星で太陽から4.3光年離れた場所に有りますが、この縮尺(一億分の1)をもってしても非常に遠くで、なんと41万kmも先にある計算になります。

こうして縮尺して考えて見ると太陽系は皆さんが想像しているより、ずっと広大な空間に、ぽつぽつとまばらに惑星が点在している思いの外空虚な空間なのです。また太陽に比べるといかに惑星が小さいかも分かると思います。地球なんて太陽の1/100よりもっと小さいのですから.....。こうして考えると、太陽って大きいなと感じるかもしれませんが、オリオン座の左上の色の赤い星はベテルギウスと呼ばれる一等星ですが、赤色巨星と呼ばれる超巨大な恒星で太陽の1000倍もの直径がある星です。ベテルギウスまでの距離は500光年も離れています。

 さて、肝心の太陽の話をしていきたいと思います。太陽は我々太陽系の支配者であり、自らの中心部の連続的な核融合反応で輝いている天体です。1億5000万キロも離れた場所にありながら、あなたが手をかざせば、手のひらに暖かさを感じる程の強烈なエネルギーを放っています。(すごすぎ!)地球の地面で受ける太陽エネルギーは、1平方メートルにひとつずつ1400ワットの電熱ヒーターを置いただけのエネルギーになります。家の屋根に置かれた太陽熱温水器で夏場に60度から70度のお湯が沸いてしまうのも納得いくかと思います。地球の軌道付近でこの有様です。太陽自体はどうなっているの

名称 直径 距離
太陽 13m90cm
水星 4.9cm 580m
金星 12cm 1.08km
地球 13cm 1.5km
火星 6.8cm 2.28km
木星 1m43cm 7.78km
土星 1m21cm 14.3km
天王星 51cm 28.7km
海王星 50cm 40.5km
冥王星 2.3cm 59.1km
3.5cm
αケンタウルス 約14m 41万km
豆知識 光年とはなに?1光年とは1秒間に30万キロを進む光りが、1年かかって到達する距離を言います。1光年は約9兆4608億kmですが、太陽からもっとも近いお隣の恒星までの距離をkmで表すと40兆6814億kmとなり数字が大きくなり過ぎるので4.3光年といいます。光りが4.3年かかって届く距離というわけです。4年4ヶ月ほど前の姿を見ている事に成ります。ちなみに太陽まで光りの早さで8分19秒、月までは1.3秒かかりますがあなたが今見ている太陽は、8分19秒前の姿であり、月も1.3秒前の姿という事になります。
しょうか。太陽の表面温度は6000度と見積もられています。太陽の中心部分では、核融合反応が起こっていますが、そこの温度はざっと1500万度、圧力は2400億気圧も有るそうです。超高温で超高圧の環境かで水素原子核4つが融合し1つのヘリウム原子核が出来る反応が連続的に起こり、その際失われる僅かな質量が莫大なエネルギーに転換し太陽を燦々と輝かせているのです。この地球上だけを見回して色々と思いを巡らして頂くと分かりますが、地球上のほとんどの現象、例えば生命活動や気象現象を取ってもすべて太陽あっての物であるし、石油などの化石燃料も、大昔太陽に育まれた地球上の生物の死骸から生まれたもので有ることから考えても、このパソコンを動かしている電力も元を辿れば、太陽エネルギーが形を変えただけであると言えます。あなたがさっき食べたおいしい夕食、太陽が育んだ野菜や、お米、また太陽に育てられた牧草をはむオージービーフのステーキも結局は太陽無しには生まれて来ないものなのです。まさに母なる星「太陽」なのです。
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