下記の説明文を読む前に、望遠鏡を初めて選ばれる方は此方をごらんください。ここです。望遠鏡の基礎から知りたい方はこちらへどうぞ!ここです。説明文中で分からないことがありましたら、メールください。丁寧にご説明いたします。また天体観測やその他の事柄は、トップページも見て下さい。作成途中の部分もありますがお楽しみください。(^^)
お得なビクセン製のアウトレット品を6台限定で放出致します。DXセットとノーマルセットをご用意いたしておりますが、全くの初心者の方は、天体観測図鑑付きのDXセットをオススメいたします。

こちらの望遠鏡は、ニュートン式の反射望遠鏡で鏡筒に対して十分な強度を有する赤道儀と三脚がセットになっている入門機として最適なビクセンのファクトリーアウトレット品です。鏡筒部に小傷が有りますが、光学系は新品同様で非常に綺麗なコンディションです。ビクセンの工場で光学系、メカ系を含めた再調整が行われていますので新古品ということでご理解ください。メーカー保証はありませんが、ショップ保証を3ヶ月お付けします。電子部品などは無いので特に問題は無いはずです。さらに通常販売には付属していない接眼レンズ、ビクセン純正のフルマルチコート(レンズ全面に光の透過率を高める処理が施されている)プロースルの32mmをお付けします。

対象のユーザー層

昨年末に発売したMT-70Rスペシャルエディションに比べると、より本格的な仕様となっています。赤道儀式の堅牢な架台は、100倍以上での高倍率での使用時に1軸の回転のみで星を追尾でき、より快適な観測を行えます。MT-70Rスペシャルエディションと比べると3.5倍近い集光力があり、同倍率で比べると約3倍明るい像となります。暗く淡い星雲や星団の観測には、この集光力がものを言います。今回の出品にあたり、星雲星団の観測用として、実視界2.5度を誇る前面マルチコートのプロースル32mmの接眼レンズをお付けしました。この接眼レンズを使うと、この反射望遠鏡は、非常に視界が広くなり、星雲や星団の観察用にはもってこいの望遠鏡になります。先日伊豆半島にテスト用の同機種を持って行き冬の天の川を見て見ましたが、その美しい眺めは息をのむ程でした。F5の短焦点の望遠鏡で主鏡は精密球面ですが、思いの外高倍率の性能も良く、土星の輪のカッシーニの溝もかなり明瞭に観測出来ます。入門者用として最適ですが、対象は中学生以上といったところでしょう。これは、重量が13.2キロとMT-70Rスペシャルエディションの4.2キロに比べると3倍以上あるため、小学生にはちょっときついと思います。

使い易くするための様々な工夫

本商品は、至るところに使い易くするための工夫がされています。慣れるまで調整が難しかったファインダーも、縦横に照準調整が行えるXY 軸調整のファインダーとなっていて、ファインダーの調整が非常に楽になっています。

 左の写真を見て頂くと分かりますが、鏡筒内部も丁寧な艶消し塗装がなされ、月など明るい天体を入れても他の粗悪なニュートン式の反射望遠鏡と比べてもずっとコントラストが高いのが特徴です。

 更に筒先からの写真をご覧下さい。普及機にありがちな太めの斜鏡スパイダーではなく、厚さ1mm程の薄型の斜鏡支持金具が使われており、この効果で恒星は非常にすっきりした焦点像を結びます。

先程も説明しましたが、主鏡は放物面鏡で無く、精密球面鏡なので口径比(望遠鏡の口径対焦点距離)1:5(F5)で有ることから想像して、高倍率を使用しての観測には、球面収差によるボケの影響が懸念されますが、これもテストの結果150倍程度までは、ほとんど気になるレベルでは無く、付属の焦点距離3.6mmの接眼レンズ(180倍)で土星を観測すると土星の輪のカッシーニの溝が極めて明瞭に観察できます。ただし、このスーパー3.6mmの接眼レンズに関しては、月面の観測を行うと、フレアーが出ますので性能に満足できない方は、別売り販売中のPL4mmを別途ご注文ください。(詳しくはメールにてお問い合わせください。)付属の接眼レンズのスーパー10mmと20mmに関しては、特に品質上の問題点はありません。ハイアイポイント(接眼レンズに眼をぴちっと付けなくても全視野が見えます。眼鏡使用の方も楽に観測が出来ます。)     

総括

基本性能も十分で、使い易さに対する配慮もされ、自信をもってお薦めできる機種です。末永くお使い頂けるものと自負しております。先に発売し既に10台を販売したMT-70RSpecialEditionとともに宜しくお願い申し上げます。