─ある日の情景─

ぼくのぎもん

「やっさん〜！」
「なんや？うち」
「あかちゃんってどうしてできるん？」

しりたない？

「こうのとりさんがはこんでくるんや！ダンボそうやん！」

ほんとなんかな？

「ちゃうよ」

「りょうちゃん？」
「そんなわけあらへん」

りょうちゃんはほんとのことしっとるんかな？

「じゃあどうしてできるん？」
「それは…」
「りょうちゃんわからんの？」
「うっさいわぼけ！」

りょうちゃんもしらへんの？


「そや！すばにぃにききにいこや！」
「おー！しってるかもしれへんな！」
「いこかぁ！」

─すば兄ん家─

「なぁなんであかちゃんはできるん？」
「それはなぁ…エッチするからや！」
「えっちぃ？」
「そうや！好きな人同士が愛を育むんや」

ずばにぃすごーい！ものしりさんだぁ！じゃあじゃあ…

「じゃあぼくりょうちゃんのことすきだからえっちしてあかちゃんできるん？」
「んー将来的には出来るんとちゃうか？」
「だって！りょうちゃん！」
「おれうちきらいや！すきちゃう！」
「えー！まえにすきいうてくれたやん！」

りょうちゃんひどーい！
「あーあ博貴失恋や」

すばにぃわらってひどすぎ！
「なぁ…ぼくすばにぃのことすきや！」
「やっさん！？」
「すきなんや！」
「おーありがとう」

すばにぃわらって…うれしいんかな？

「おれも章大のことすきやで」

えーと、こんなことなんていうんやっけ？

「ぅーぁー…？」
「りょうおもいやん？」
「それやっ！すばにぃとやっさんりょうおもいや！」

りょうちゃんはいいたいことわかってちょうのうりょくしゃやね！

「ぼくとすばにぃであかちゃんできるん？」
「そのうちな」

そやっ！

「りょうちゃんすきや〜！」
「きらいいうてるやんっ！」
「そんなー！」