「潤!今晩デートしねぇ?」
『あーうん、良いよ。』
「じゃあホームの端でな」
さて、なに着てこっかな…たまにはスーツでも着てこっか。あんまり明るい色だとあれだからダークな色のにして、帽子被って…なんかブラックさん(堂本剛の正直しんどいより)みたいだな…(汗)
「さて、そろそろ出るか」
─プルルル…プルルル…─
「電話かよ…」
靴履いたのに…(怒)
「もしもし?(怒)」
『しょ、翔くん?(ガタブル)』
「リーダー?」
『やばいことになっちゃったよ…相葉ちゃんがしくじった…』
電話の向こうからは相場ちゃんの「イェーイ!イェ―イ!」という声が…。
「はぁ!?」
『に…二宮が、今夜港の立ち入り禁止の波止場にある第三倉庫で八時半に決着をって…』
「あ〜!!」
『どうした?』
「今日潤とデートなのに…」
『それはご愁傷様だね』
「ホームの端で待ってるだろうからさ遅れるかもしれないけど必ず行くって伝えといてくれない?」
『いや…俺イヤでも行って青ざめてなきゃいけないから…(泣)』
「ちぇっ!じゃあいいや。またあとで」
─ガチャッ─
もー!額の後ろの金庫にコルトがある…はず(汗)…あったあった。まぁこれもってるから“俺”みたいな?(笑)くそっ…手が震えてる…違っ!恐いんじゃねぇよ!その後遅れたときの潤が怒るのが恐いんだよ!!さっさと二宮の頭にこの玉を打ち込んでやるんだ。そうでなきゃ…(ガタブル)
「ヘイ!タクシー!」
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「リーダーっ!」
「翔くん…っ」
「…顔青く塗りすぎじゃね?」
「やっぱ?(笑)だと思ったんだけどね〜」
─ガサッ─
「やっべ!囲まれてんじゃん!」
「みたいだね。」
「ちょっ…!リーダー!」
「あっはっは!そっちの負けだ!」
「二宮っ!」
「あっ!ニノ〜北海道どう?」
「リーダーじゃん!あっちはもう雪が積もってたよ」
「ちょっと!なに喋ってんだよ!」
「「近況?」」
「声揃えてんじゃねぇよ!(爆笑)」
「ニノ俺って殺されるの?」
「あーリーダーはいいや。翔君だけで」
「ニノっ!?」
「やった!」
「じゃあちょっと翔君撃って〜」
─バララララ─
「うっそぉ…」
俺だけ撃たれてんじゃん…!
「リ…リーダー…」
「なに?翔君?」
「潤が…ホームの端で待ってる…だろうから…遅れる…かもし…れないけど…必ず行くって…伝えといて…」
「えーどうしようかな…?」
痛てぇ…ってかマシンガンって玉多すぎだし…あ…血が…やばい…意識が…あぁ…潤最後って踊ってるとこ…思い出すんだよな…なんでヤってるとこなんだ…っ…元気になっちゃうじゃないかよ(ニヤニヤ)…死ぬんだったら今晩ヤってから死にたかったかな…(ガクッ)
潤がホームの端で待ってるだろうから…遅れるかもしれないけど必ず行くって伝えといてくれ…必ず行くから…
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「遅いし!(怒)翔君から誘ったくせに!もう帰ろっと」