「ほら起きなさい!朝よっ!」
頭まで布団入って寝てたら突如フライパンをお玉で叩く音。
「んぅ〜…」
「智さん!起きて!」
「ん…」
「起きろって!」
布団をバサってひっぺがされる。寒いから芋虫みたいに暖かい所を探す。
「うー…」
あ、暖かい…。
「…智さん?」
目を開けたら翔君のエプロンの中で目の前には翔君のチン(以下略)。
俺が頬摺りしていたのも翔君のチ(以下略)。
「ふざけんなっ!」お玉でポコーンって頭を殴られました。ある意味二度寝出来て嬉しいです。
「雅紀!起きなさい!」
朝っぱらからガンガン音鳴らしながらドカドカ俺の部屋に入ってくる。
部屋入るときはノックしてって言ってるのに翔ちゃんはお構いなし。
「雅紀!」
もうとっくに目は覚めてるんだけど面白いから寝たフリ。
「起きろってば!」
耳痛い耳痛い!近くで叫ばないでよ!
「雅紀っ!」
「しょーちゃーん!」
翔ちゃんにガバって抱きついたら「うわぁっ!」って大袈裟なくらい驚いた。
「翔ちゃん?」
「目が覚めてたら起きて来いよ!」
今二秒でキレた!?うひゃひゃ!昔と変わらないなー!
「早く来いよ」
うわーすっげー低い声…早く行かなきゃ後が怖いです。