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堂本兄弟収録後、次の撮影までの待ち時間俺は自分の楽屋でソファーに座りながら大好きなF1の雑誌を読んでいた。勿論氷を山ほど入れたコーラを片手に。
すると突然ドアをノックする音が響いた。ハイと返事するとほんのり開いたドアの隙間から相方が顔を覗かせた。
まぁ相方ってよりも愛方やね。

「なぁ光ちゃん」
「なんや?」
「俺は…光ちゃんと結婚して子供出来たら引退する…」
「は?」

かわええ愛方は下を向いている。

「だから…だからや…」
「なんや?」
「もし光ちゃんとの子供出来たら俺引退するわ…」

さっきの収録の時話してたことや。

「まず俺ら結婚出来ひんからね」
「分っからへんで?アメリカのどっかの州では出来るんやで?日本も将来出来るようになるかもしれんやん…」

可愛すぎて気が狂いそうや。

「剛?ちょぉこっち来いや」

そう言いながら膝をポンと叩く。こうするといつも愛方は俺の膝の上に乗ってくるんや。ほら、来るやろ?

「なんやぁ?」

すると愛方はチョコンと座って俺の首に腕を回すんや。かわええやろ。

「俺は結婚せぇへんでも幸せやで?」
「例えばの話やんっ…」

顔赤く染めちゃってかわええったらありゃせんやん

「剛と一緒に居れれば何もいらへんよ」
「光ちゃん…」

かわええなぁ。

「今度オフ重なったらデート行こな?」
「リハで暇無いくせに」

唇尖らせてるのもかわええなぁ。

「光ちゃん舞台始まると独りでラジオせなあかんやん…あれ寂しいねん…」
「俺やって剛と一緒に居られへんから寂しいわ」
「…舞台また観ぃ行くからな…」

ぼそっと喋るのもかわええなぁ。

「一番ええ席準備して待っとるからな?」
「宜しくやぁ光ちゃん」

俺だけに見せる笑顔や。かわええから頭撫でたる。

「んふふ…光ちゃん好きやぁ」

剛は猫みたいやね。俺はそんな剛が大好きや。