この世界の詳細な構造論について
1、
幸福の科学の初期の頃の書籍に『新・運命の開拓』『新・心の探求』というのがあって、現在よりも細かい事が書いてあるように思います。
新・運命の開拓は日本神道系の天之御中主神の霊示ですが、その内容は流石にうなるものがあります。
天之御中主神によると人間の多層構造は「肉体」→「幽体」→「霊体」→「光子体」→「光神体」→「神体」→「エネルギーのみ」→「芯」という風になっているそうです。
「肉体」→3次元、物質界、地上界
「幽体」→4次元、幽界、精霊界
「霊体」→5次元、善人界、天国
「光子体」→6次元、光明界、神界
「光神体」→7次元、菩薩界
「神体」→8次元、如来界
「エネルギーのみ」→9次元、救世主の世界、宇宙界、地球に10体(釈迦、キリスト、モーゼ、孔子、ゼウス、ニュートン、他)
「芯」→多分、次元とか宇宙意識とかじゃなくて最中核である「心」のことを言っているんだと思う。
訂正:心の底の部分は宇宙意識につながっているそうです。
これはつまり「心」が「エネルギー」をまとい、「エネルギー」が「神体」を着ぐるみ、「神体」が「光神体」を着ぐるみ、「光神体」が「光子体」を着ぐるみ、「光子体」が「霊体」を着ぐるみ、「霊体」が「幽体」を着て、「幽体」が「肉体」を着ているという訳です。
それで人間は死ぬと肉体を脱ぎ捨てて「幽体」になり、天国へ上がる時に「幽体」を脱ぎ捨てて「霊体」になり、初歩の神様になる時「霊体」を脱ぎ捨てて「光子体」になるようです。
それ以上の把握は私にはよく解りません。
肉体と霊体は解ります、幽体がその中間素材だと言うのも察しがつきます。
しかし霊体以上の根本的な性質の違いについて、私にはよく解りません。
ただ次元が違い、脱ぎ捨てるものがあるということは、構成の単位にそれぞれ違いがあるのだろうとは予想できます。
天之御中主神によると、次元を降るにつれて個性がはっきり現れるそうです。
これはどういう事かというと、元々「全知全能」「森羅万象」である神の要素から、一部分を抜きだして個体かする作業が、次元の階層であり、個性化であるという事です。
要するに「個性化する」ということは「能力や要素を限定する」という事です。
具体的に言えば、一例ですが例えば「政治」「芸術」「宗教」「科学」「哲学」と神様は当然全て要素を持っていますが、我々は大抵どれか一つを得意分野として持っており、それを「個性」と呼んでいる訳です。
そもそもこの3次元の物質界である宇宙を作った理由が、元々一体であった霊エネルギーの個別化や個体化、個性化であったと考える事もできます。
つまりこの3次元を作り、肉体と肉体という垣根を作って、始めて「他人」というものが生まれたんだろうと思いますね。
この書籍(天之御中主神)にはそんな事が書いてあったわけです。
もう一つ例え話をすると、例えば我々の3次元に対して、ここから下位次元を創る、ということが実際に行われています。
ゲームやアニメ、映画の世界、つまり2次元ですね。
2次元はこの3次元の世界を元にして、かなり限定された要素しか詰め込まれていません。
つまり精神とか自由とか、我々としての人間に比べてもかなり限定的なものです。
上位次元の限定複製が下位次元であると考えられるわけです。
ということはこの世界よりは、霊界次元以降の世界のほうが、明らかにもっと自由で多様な世界である事は予想できます。
2、多層構造であり、格次元がオーバーラップしているとはどういうことか。
これも書籍に載っているヒントなのですけど、縄跳びの端を持って振り下ろすと波ができる、という例えで話しています。
全ての次元のものが同じ霊エネルギーで出来ているという事はどういうことかというと、オーバーラップとはいえ別々に存在しているのではなくて「合成波長」として一体化しているという説明です。
+
=
というわけで、この世界は様々な要素がオーバーラップしてできた積層構造の、多層構造体の世界です。
要素とか軸とかいうのは、難しく考えなくても、例えばRPGの世界でキャラクターを表す要素がSTR(筋力)とHP(体力)だけなら2次元、新しい軸要素をプラスしてSTR(筋力)とHP(体力)とDEF(防御力)でその世界のキャラクターを表すなら3次元というわけです。
そういう要素を、この世界の3大要素としては「空間」と「時間」と「精神」と言っています。
それぞれはそれぞれで別の要素なのでしょうが、この世界のシステムはそれらの要素を複合した世界として創ってある、と一応考える事ができます。
3、格次元の説明
次元の違いとは言っても多分この次元の説明は、この地上の世界から逆算するとこういう風に説明できる、というものだと思います。
私には大まかにはやはり、大きく「物資界と霊界」とに大別されるように思います。
あるいは高次元になにか階層に「絶対的な構造の違い」があったとしても、私には検討つきません。
3次元、物質界
そもそも3次元と呼んでいるのは「縦、横、高さ」の三要素で成り立つ世界を「3次元」と呼んでいるからです。
この地上の世界、物質界は、霊界を千葉県とすると、その千葉県に創られたディズニーランドのような、ある目的を持って創られた、閉鎖された特殊な世界です。
テーマパークという概念について、実はネトゲもそうした世界の万象をスケールダウンした仮想世界の一つです。
目的もだいたい同じだと思われ、一時的にINして役割を演じ、成長を期するものです。
おそらくだいたいはそんな目的で作られた世界です。
他にもこの3次元の創造理由についていくらでも考えられますが、あるいは一つの神様のアートとか庭園や箱庭のようなものかも知れません。
あるいは我々のゲームの世界と同じで、シュミレーションとか箱庭とかRPG要素とか、色々と面白いだけの話かもしれませんね。
もう一つの理由は哲学的ですが、騙し絵にあるような「人体が人体を構成する」、フラクタルやマンデルブロート集合のような「無限回帰構造」の一部であると思われることです。
少なくともこの宇宙は、一つの神の体であることも事実なようです。
これは別に不思議な事ではなくて、我々の人体も「無数の生態細胞から成る広大で複雑な一つの宇宙」になっているのと同じことです。
あるいは我々が先の例のネトゲやテーマパーク、あるいは映画や小説の世界といった別世界を、この世界をダウンサイズして作るのも、同じ無限回帰構造の一部の表れだとも考えられるんですね。
4次元、幽界
「縦、横、高さ」に「時間軸」をプラスすると4次元になります。
つまり4次元というのは「時間軸」になります。
この世界(我々の世界)で3次元的なものは何か、と問われれば、彫刻や人形、フィギュアのようなものだと言えます。
動きを持たないものですね。
という事は我々のこの世界は立体構造物と時間があるので、単に3次元の世界なのではなく、元々空間要素と時間要素がオーバーラップした世界だとも言えるわけです。
この時間というのは物質と不可分の要素ではなくて、物質と時間がエネルギーとして一体としてあります。
要するに物質として存在するエネルギーは、同時に「変転流転する存在」でもあるわけです。
つまり物質も時間も全てエネルギーで、格次元の合成波であるわけです(この説明以上の実際の厳密な構造論がどうなっているかは、科学者の検証を待つしかない)。
さて、霊界の4次元には地獄界と幽界、精霊界とがあります。
一般に言うと幽界や幽体、幽霊というのは「霊界に一時的に投影された3次元の姿」であると考えていいでしょう。
なので、地獄の世界というのは、4次元幽界の一部に「地上の世界の投影」としてのみ、存在します。
普通霊というのは霊エネルギーで活動しているのですが、地獄界の霊は「地上界の地獄的想念」で活動しています。
地獄的想念というのは、肉体の本能の事です。
性欲、所有欲、闘争本能、支配欲、食欲などの事です。
これは肉体を持たない霊界の住人には当然ありません。
しかし死んだ後もこの世界のそれらの「欲」に囚われていると、地獄界にい続ける事になります。
執着を放すと成仏するというのは、この世界の肉体の「擬似的な役割である本能の欲望」を捨てると成仏するという事です。
感単に要約すると、地上の事を離れれば成仏して霊になるわけです。
それで天界に上がるには、幽体を脱ぐ必要があるわけです。
要するに4次元というのは、霊界と地上界の「中間素材」か「霊界における物質界の一時投影場所」であると考えられます。
5次元、善人界(天国)
「縦、横、高さ」に「時間軸」、この次元の要素は「精神軸」です。
構造論的に精神がどう世界の構成にかかわりがあるのさ、と物質界の物理的に考えると解りにくいかも知れません。
初期の頃の書籍『ニュートン霊示集』の中でニュートンも、物質は意識とか理念を含んだものである、と言ってます。
ニュートンも「エネルギー一元論」という事を言ってます。
解りますでしょうか?
つまり物質として見えるものは、空間と時間と精神(理念)を含んで一体化しているエネルギー場がその正体だという事です。
まあ逆に言えば、だからやっぱり物があるんじゃなくて、神の念いによって物という理念(イデア)がそこにあるだけの事なんです。
高次元の物理学(たぶんまだ何百年か早い)というのは、そこまで行きます。
精神軸の証明は、例えば私も貴方も確実に「精神を持っています」
我々の世界には明らかに善悪や感情といったものが存在します。
もう少し解りやすく言うと、例えばDVDの中に映画やアニメがあったとして、その世界に存在するものは「構造物」と「時間」と「精神(ドラマ)」であるわけです。
明らかに精神軸が無ければ、ほとんどの世界は成り立たないんですね。
ですからこの世界は「空間軸(3次元)」と「時間軸(4次元)」と「精神軸(5次元)」とで出来ているといっても、別に外れてないと思いますね。
だから哲学的に言えば、唯物論者が言うようにこの世界が物だけの世界なら、そもそも認識する我々(精神)も存在せず、何も無いのと一緒なんです。
この精神軸の別の見方のファクターは「幸せかどうか」です。
幸福感や不幸感覚は5次元のファクターであると言えるわけです。
例えば天国ならハッピーですが、地獄だと不幸ですね。
地上の我々も不幸感覚があるのは、地獄的だからだと言ってもしまえるわけです。
ですから宗教というものが機能するわけでもあります。
逆に言えばこの幸福とか不幸だとか言われるこの概念も、どこかの時点で創られた要因だとも考えらます。
総裁先生の法話では、神様の3大発明というのが「1、念いによって物質化すること(空間)、2、時間、3、幸福という概念」だったそうです。
たぶんですけどこの3次元の宇宙はそれらの発明だかひらめきを元に造られているんだろうと思いますね。
幸福の科学の仏教系の霊人の霊言で、失礼ながらどなたかは忘れたのですが「仏法とは何か」という問いに対して「空間論」「時間論」「精神論」である、と言った霊人がいました。
これは以上のように初歩の世界の3大要素はそうだから、そう言ってるんだろうとも私には思えます。
5次元、つまり天国の世界に入るには、精神的に善を取らないと入れません。
これは5次元の世界の軸要素が精神なので、そのように上下に選り分けられるからです。
ここまでの説明的には「(行き過ぎた)肉体の欲求」は地獄の世界、「霊の欲求」は天国の世界と言ってしまっても(極論としては)別に構わないと思います。
おそらく元々の霊の欲求に、「欲望」とか「自分の所有」とか「他人をどうにかしようといった支配欲」のようなものは無かったんだろうと思いますね。
つまりノーマルの元の霊に戻ると、少なくとも精霊界に行くか、この天国の世界に入るんだと思います。
6次元、光明界
軸としてはたぶん「創造」が入ります。
霊界的には神様の世界の始めです。
地上でも神様と呼ばれるような人は無から有を創造しています。
創造の構造論自体は「神様のエネルギー(光)を受けて、放射する」でいいと思います。
私には元々それほど「我々固有の力」というものが存在しているようには、情報を総合して今のところ考えられません。
この創造という要素はこの世的に言うと、自己実現はもとより、芸術の創作や、政治、科学などもそうなのですが、簡単に言うと「奇跡」です。
先のDVDの中の世界の説明で言えば、必殺技とか奇跡の逆転とか、特異能力とか発動し、「天才だ」とか「奇跡だ」とか「信じられない」とかそういう展開にる、そういう要素の事、あるいは才能の事です。
なぜ奇跡が起こるのかというと、この世界(3次元)とは別の世界からのエネルギーを引いてくる事になるため、この世界の因果律を超えることになるからです。
解りますでしょうか?
例えばカオス理論のように天候が物理計算によって必ずしも予測できないのも、別次元からの干渉が結構あるからでもあったりします。
例えば竜神という霊がいますが、この霊が働きかければ台風や雨を呼ぶことができます。
3次元の物理計算だけでは、この世界は運行されてないわけです。
皆さんはこの創造というものについて、もし地上の欲望のままにこの力を行使したらどういうことになるか、想像できると思います。
つまりもし全ての人が神様で、なんでも思いのままになったらどうなるでしょうか?
それはさぞカオス(混沌)の極み、暴虐と非道の嵐の世界になると思いますね。
創造とは言ってもこれは、この世的には「念力」のことなので念の強い人はいますが、それがゆえに魔人になってしまっている人も実際には結構現実にいます。
神様の立場、というものにはこうしたものがいくらでもあるので、人間が感単に神様になれず、宗教で「心のコントロール」を教えているのも、そういう前提条件があるからでもあるわけです。
6次元の前に5次元を通過しないといけないのも、そんな理由によるんでしょう。
まあ悪魔や悪霊と呼ばれる存在は、神様のエネルギーではなくて地上の世界の想念エネルギーでそういった活動をしているわけです。
ということは悪魔や悪霊の世界というのは逆に、地上の世界の欲望の世界、以上でも以外でも決して無いわけです。
そもそもこの3次元宇宙を設定して我々を個体とした理由の一つが、この「他の存在をどうにかしたら、どういう幸せや不幸が起こるのか」を体験学習するためであろうとも考えられるのですね。
7次元、菩薩界
説明では「利他」なんですけど、私にはもうこれ以上の世界の違いはよく解りませんね。
これ以上、というかたぶんこれ以上は先の「神様のエネルギー(光)を受けて、放射する」という要素の延長で良いようにも思います。
つまり後は光の量、霊エネルギーの量が増えるだけ。
地上的に言えば「仕事量が変わるだけ」というようなとらえかたしか、私にはできません。
というよりはたぶん、魂のホワイトホールとブラックホールの状態関係、つまりその人が+人間か-人間かにおいて、
4次元の地獄界は-、精霊界が+-0、後は5次元が+1、6次元が+2、7次元が+3、という風に放射できるエネルギーの量が変わるだけのような気がします。
一応、利他とは何かと考えてみると、たぶん「他の人(魂)にエネルギーを供給する機能」だとは思います。
別の書籍によるとその機能は胸の辺りにあって「パワトロン」という名で呼ばれているそうです。
光を供給する、送り込む機能です。
つまり6次元の人というのは地上でも研鑽や研究はしますが、自己完結していて他人に奉仕する所まではいかないんでしょう。
それでもお手本として、先生としては成立するようです。
7次元菩薩界の人は「人助け」「救済」であり、この世界から「天使」と呼ばれる存在になります。
8次元、如来界
要素は「宇宙」だと思うんですけど、あるいは厳密にはこの世界から本当の「神」になるんだとも思います。
魂的には人ではなく、宇宙(神)と合一している存在なんだろうと思います。
これはどういう事かというと地上的には「自分のために使った時間が無い、ほとんど全て他人のためか神様のために時間を使っている」だと思います。
これを「滅尽」と言うんだと思います。
別の言葉では徹底的な「無私」「無我」です。
菩薩界の人も、一生懸命自分のための時間を少なく、他人のための時間にしようとしています。
つまり6〜上の世界は、この「自分のためか、世界のためか」の比率の違いでは無いかとも考えらるのですね。
9次元、大如来
私には、物理学的にあるいは構造論的に考えられるのは、せいぜい6次元の「創造」の要素までなんですよね。
今気づいたけど「供給」というもの一つの独立した要素ではあるのか。
それじゃあ7次元の要素は「他存在への供給」だとすると、8次元の要素は「神とのパイプ」エネルギーパイプですね、そういう機能であると考えられます。
まあいずれにしてもこの9次元の世界がメシア(救世主)の世界で、感単に言えば惑星の責任者、神様であり、仏陀やキリスト、モーゼ、孔子、ゼウス、ニュートンなど、10体ほどしかいない、という説明しかできません。
おそらく役割の違いだけで魂の構造自体は8次元と同じなのではないでしょうか。
一応違いとしては、8次元までは地球の霊界磁場で完結していますが、9次元は外の宇宙にも繋がっていると説明されていますが、如来格になると結構あちこちの宇宙と縁がある場合が多いようです。
一つの説明の仕方では「新しい文明を起こす役割の神様達」とも言えます。
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