ボンジュール公爵
Zanon
わが音色の鐘の音

戯言記

暴言大将軍
マリン
「最近、あれですなー暖かいですなー」
「そーだね。こんな日は家でパソコンしてないで外に出ないとね」
「ハハハ、また、サイトを否定するようなこと言っちゃダメだよ」
「あー、それよりもね。聞きたいことがあったんだ」
「なんだい?」
「どーして、紹介ページなんか作ったの?」
「それは、ね。ある時、サイトの波乗りをしていたんだよ」
「・・・今時、サイト巡りを波乗り何て言う人はいないよ。てか、昔の人も言わないし」
「まあ、色々なサイトがあってな。その中に、クソーゲー評論。つまり面白くないゲームを紹介する 内容のHPがあったんだね。」
(・・・完全に無視したよ。この人サイテーだね)
「私も嫌いじゃないから、そこを見ていたんだ。すると、とんでもないことが書いてあったのだよ!」
「なに、なに?何が書いてあったの」
「私の大好きなゲームが、こき下ろされていたのだよ!」
「・・・はあ」
「私は思ったね。『このゲームの面白さ。楽しみ方が、全く分っておらん!』 そこで、私は、そのゲームの面白さを十二分に叩き付けてやろうとメールに手を伸ばしたね」
「おお!メールを出そうというだけなのに何だか物騒だね!」
「でも止めたけどね」
「なんだ。どうして止めたの?根性なしだから?」
「いやいや、そうではない。ゲームを購入したからには、そのゲームをどんな意見を持とうが その人の権利だと思ったからだよ」
「なるほどね」
「 まあ、不幸にして、その人は、そのゲームの面白さを見つけ出せずに、不毛な時間を過ごしてしまった可哀想な思考の持ち主であったが。どんな論を持とうが、その人の自由だろう」
「・・・えっと、まだ怒ってるの?」
「まあ、頭で分っていても感情的に納得できる訳ではないからな」
「うん。まあ、そうだよね」
「今となっては怒ってはいないが、その時は思ったね。自分が紹介するときは、こういう書き方はしないと」
「なるほどね」
「まっ、そういう事で、このページは、こんな感じになったんですな」
「ん?でも、それって『どんなゲームでも好意的に書く』理由で、紹介ページを作る理由じゃないよね」
「紹介ページ?そんなの、ただ何も無いと寂しいから作ったダケだよ」
「・・・何か、君。ムカつく」
「・・・え?」