テイラー家の道楽7
鉄砲紹介
KSC グロッグ18C
巷では、エアガンを悪用した犯罪報道・逮捕のニュースが流れています。末端のエアガン愛好家はとても迷惑しています。私はまだ、コレクションと室内使用のみですから良いほうです。しかし、サバイバル・ゲームが趣味な人達はご愁傷様です。分かってはいたことですが、今回もマスコミの偏向報道は凄かったですね。もう、エアガン=悪、エアガン愛好者=危ない奴といわんばかりのレッテル張り。なんの知識も無い人たちには、エアガン=危険な物の認識が見事に出来上がりました。今回の件で、マスコミが報道したがらなかったことは、
1.犯人は覚醒剤常用者。
2.犯人は自分でパーツを購入して、エアガンを改造した。
この2点です。1.ついては強調すればシャブ中の馬鹿げた犯罪で終わってしまいます。もっと、エアガン=悪にしないと話題性に欠けます。2についても、詳しく報道すれば1部のマニアが行った例外的な事件となり、話題性に欠けます。
以前も書きましたが、高圧系のカスタムは技術レベルが高くないと出来ません。必要な工具・パーツも多く高額です。なにせ、パワー系を全て別の部品に代えて、ガス漏れ・耐久性もチェックする必要があります。そうしないと、銃のガスタンクが爆発して大変危険です。さらに、カスタム部品を銃本体に組み込むのも大変で、結構な技術が要ります。マスコミが仄めかしているように、カスタム・パーツを買えば、小学生でもエアガンを凶器に変更できるなんてことはまずありません。
それより問題なのは、ネットで殺傷能力のあるエアガンが手に入ることです。これに関しては、高圧系で有名なところは軒並み閉鎖に追いやられていますので徐々に入手できなくなると思います。あとは個人売買ですので、全てをなくすのは困難でしょう。
今回の報道で一番の問題は、模造犯を何人も出したことです。これは報道後に急増しておりマスコミの無責任な報道が原因と思われます。
前置きが長くなりました。本題に入りましょう。今回のお題はKSC グロック18C。セミ・フルオート切り替えの出来る、オーストリア製の銃です。最大の特徴は下半分のパーツが樹脂製であること。これは、グロッグ全シリーズの特徴です。後は、フルオート射撃が出来ることです。
排気ポートも上面にあり、カッコも良いです。
この排気ポートは、フルオート射撃時に銃身が上に跳ね上がるのを減らして命中率を上げるしくみです。あと、この銃は台湾製の鋳物ですが、アルミスライドを組み込んで見ました。それで、結果報告なのですが全くのダメダメです。国産のZEKE製と比べると精度が全くダメ。組み込んだ後銃を振ってみると、「カチャカチャ」音がします。つまり、スライドとアウターバレルの隙間が大きすぎるのです。当然射撃結果もダメダメです。1発ごとに、アウターバレルがスライドの中で暴れれば、当然の結果でしょう。
教訓「いくら安くても、台湾製アルミスライドに手を出すな!」ただ、組み込み自体は簡単でした。スライドを分解できる人なら30分で可能です。フルオートに興味があって買いましたが、命中率も悪いのでヤフオクに流してしまいました。投資金額の半額は回収できたから善しとしましょう。
もし、アメリカに居たらこの銃を持ち歩きますか?答えは「NO!」。いくらフルオートが可能といっても、所詮は9mm。弾をばら撒くより一撃必殺が可能な銃のほうが良いです。ただ、マフィアの出入りとかで、下っ端が使うには便利かも。
立ち読み書評
何度か書いているのでご存知の方も多いかもしれませんが、近所にBook・Offがあります。私の休日の楽しみとして其処に行っての立ち読みがあります。このコーナーはそんな日々の立ち読みで見つけた、面白い本を紹介しようと思います。(買ってこないのがミソ)今回の紹介は
「エンジェル・ハート」
何のこと無い、あの「シティ・ハンター」の続編です。遼、海坊主、冴子、それに交通事故で亡くなった香の心臓を移植された、ヒロイン阿香。それぞれの人物に十分なページを割いて、少年誌では書かれていなかった人間模様と人生が書き込んであります。あの「シティ・ハンター」にこんな後日談と背景があるとは思いませんでした。アニメ化が決定したそうですが、漫画本で読んだほうが、味があるかもしれません。連休に通って、ある分は全て立ち読みしました。おかげで肩こりがおこり、女房に「肩がこるから、立ち読みは1時間にしな!」というお達しをいただきました。思わず、掲示板に「XYZ」と書きたくなりますね。ああ、私のGNO2の部隊もXYZ…・・。特にモチベーションがXYZかもしれない