阿呆王国ウクルグント イベントキットNo.3
 虻園 ルリ子

虻園ルリ子、それは鵜来が作った3体目の原型である。
1作目は半身像、2作目は胸像だったため、これが初めての全身像でもある。
そして画像を見れば判る通り18禁である。しかもパイナメである。うひょー。

さてパイナメは古くからパイズリと共に巨乳キャラの特技とされているが、パイズリと比べて今ひとつマイナーである事は否めない。
考えられる原因としては、パイズリに「ご奉仕」のイメージがあるのに対し、パイナメは「淫乱」のイメージが強いからであろうか?
それともパイナメは乳房を上に押し上げる格好になるため、歪んだオッパイが絵的に面白くないのか?
とは言えウロボロスの蛇が己の尾を呑むが如く、自らの乳首を貪るという行為の醸し出す背徳感は、パイズリの比ではないのではあるまいか。
個人的な意見を言わせて貰えれば、私はパイナメが好きだ。大好きだ。あぁぁ。

ちなみに私は「前髪で片目を隠す」というキャラデザインは結構好みだが、その原典はもちろん『マカロニほうれん荘』の中野そう子ちゃんである。
そう、ひじかたさんを「トシさま〜」と呼んで追っかけていた女子大生3人娘の一人である。
おっとりした由紀子ちゃんと違い、専らルミのツッコミ役に徹していたが、きんどーさんの酔八仙拳を手玉に取るあたりかなりの武闘派ではあるまいか。
単行本に収録されているかどうか失念したが、野球の話でアソコにデッドボールを受けた彼女は股間を押さえて「こんな所にデッドボール受けたら結婚生活に影響あるなぁ」と言っていたが、当時中学生だった私はそれだけでご飯3杯お代わりできたものだ。
今にして思えば『子宮に死球』というシャレだったのだろうか・・・・?

作例ではもう少し髪を黒く、肌を白く、瞳をもっと鮮やかな赤にしようと思ったのだが、イベント前夜の徹夜作業のため色の調整に時間を取れず写真のような感じに相成った次第。
まぁイベント会場では血色の良い肌色(蛍光オレンジを少量、混ぜている)の方が見栄えが良いから結果オーライか?

ちなみに本作のパーツ構成は頭部、前髪、後ろ髪、セーター、右腕、左腕、胴体、右足、左脚の9パーツ。
よくHow to本で紹介しているアンダーゲート方式を使うと、胴体を抜く時に乳首に気泡抜きのゲートを彫らねばならないが、私はそんな無粋は大嫌いだ。
そこで胴体に関してはトップゲート方式とし、両膝の接地部分にのみゲートを彫っている。
『気泡が入りやすい』とか言われ何かと敬遠されがちなトップゲートだが、正しく(?)使えば大いに役立つ事を再認識。

塗装はサフを吹いてる時間が無かったので、今回初めてサフレスというものを試してみた。
サフレスはレジンの透光性のお陰でキズや気泡が目立ちにくいので、手抜きをするには丁度良い方法ではあるまいか。
・・・・マジメにサフレスやってる人、怒らぬように(^_^;)

てゆーかこのキットは肌の部分に継ぎ目が無いので、意外とサフレス向きなのかも知れない。
両脚の間隔が狭く、その部分の表面処理だけは少々面倒だが。
一昔前なら片足を太モモからぶった切って別パーツにしても文句を言う奴はいなかったのだが・・・・今のご時世そうも言ってはおられまいて。

液体表現はリキテックスのジェルメディウムやグロスポリマーを爪楊枝でチョンチョンと。
唾液の糸引きは極細切りのサランラップで表現している。

2008年5月18日 リペイント版画像2枚を追加
ワールドホビーフェスティバルFINALに合わせて製作したリペイント版。
メガネは五菱重工さんのエッチングメガネNo.7を使用。
白濁はリキテックスのストリングジェルに白を混ぜたものを使用。
糸引きは伸ばしランナーを使用。
サランラップより使い勝手が良いけれど、少々太すぎたかな?