阿呆王国ウクルグント イベントキットNo.10
 『デスタン』


寄生虫です。 以上。





いやそいつはあんまりだ。 デロイア独立の立役者だってのに。

えーと、広瀬正志胸像シリーズ第4弾、『大陽の牙ダグラム』よりデスタンです。
個人的な事で恐縮ですが、私の自作原型としては記念すべき10作目です〜ドンドンパチパチ


それはさておき、意外にもリクエストが多かったこのオッサン。
頭が良くて弁も立つけどヘタレの根性無し。 仲間を売って政府の犬になってコキ使われた揚げ句に罵倒され捨てられちゃう。 しかもこれが美少女じゃなくてただの中年オヤジw

いや〜たまりませんね〜 しかも劇中じゃ結構モテるしww

デスタン カラーレシピ (アイペイントでエナメルを使う以外、基本的にクレオスのMr.カラーです)
下地処理:
洗浄後アクリルプラサフグレイを吹き、気泡埋めの後GXクールホワイトを吹きます。
今回試験的に、肌色部分はGXホワイトの上にホワイトFS17875(C316)を吹いてみました。
若干アイボリーっぽい暖色系のホワイトって感じで、肌色の下地としてはこっちの方が良いかも。

顔:
肌色はキャラフレ2+黄橙色でコトブキヤ準拠の肌色を作り、それにレッドブラウンを混ぜ彩度を落とします。
アゴの下などを中心に吹いて、その後全体に薄吹きしました。
美少女フィギュアでよく使われる「カゲ色を作らず肌色1色で濃淡を出す」ってヤツですね。
ただリアル系としてはコントラストが弱いかも知れないので、仕上げ時にパステルで調整してます。
完成品制作はたいていイベント直前なので、どーしても失敗時のリカバリーが簡単なパステルに走っちゃうんですよ(^^;)

髪の毛との境界はパステルのブラウンを塗してボカしてます。

髪の毛:
マスキングが面倒なのでエナメルのレッドブラウン+フラットブラウン+フラットブラックを筆でベタ塗りしました。
髪の明暗や生え際のボカシは全てパステルを塗し、後でラッカーのツヤ消しクリアーでコートしてます。

シャツ:
肌色の下地に使ったワイトFS17875を基本とし、エナメルのグレイでウォッシングした後、パステルによるカゲ付けを行ってます。
黄土色や茶色などの暖色系を使って汗臭い感じにww
やはり最後にツヤ消しクリアでコートしてます。
上着:
ロシアングリーン(1)をベタ吹きしたら鮮やかすぎた・・・・orz
そこでエナメルのダークグリーンやオリーブドラブでウォッシングを行い、色調を落ち着かせて変化を付けました。
カゲはパステルで付けてます。
部分的に色調を変えられ、失敗しても拭き取れるパステルはホント、便利ですw
最後にツヤ消しクリアーでコートしてますが、襟の後ろ側は垢と脂でテカテカした感じにww

帽子:
307グレイでベタ吹きし、エナメルの明るいグレイを平筆に付け、ポンポン叩くようにしてムラを付けます。
ドライブラシに近い感じですね。

カゲ部分はパステルで再現しました。
最後にアイボリーっぽいパステルを全体に塗してホコリっぽさを出し、クリアーコートしました。

メガネ」
作例では全体的にジャーマングレイで塗ってますが、下のレンズ部分だけライトブルーあたりで塗っても良いかも。

台座:
色のイメージは乾いたコンクリです。
基本色は明灰白色です。
そこに暗いグレイ2色と白に近いグレイを1色をそれぞれ薄めて歯ブラシで飛ばし、ムラを付けました。
それからエナメルでウォッシング&フィルタリングして色調を整え、ひび割れ部分にスミ入れを行います。

それからツヤ消しクリアーコートし、エナメルとパステルを使った汚し塗装に移ります。
煤っぽい汚れが上から下に流れた跡を付け、排水口はジャーマングレイ+黒で塗って鉛筆で金属風のツヤを出します。
排水口の根元付近には軽く錆びを浮かせ、コンクリに明るめの茶色で錆び流れを入れます。
排水口の真下には黄土色の水垢、台座の下端付近にはグレイでシミ汚れ、ダークグリーンでコケを表現します。
最後にリキテックスのジェルを使って水の流れを再現しました。
後でよく考えたら、何で台座だけそんなに凝ったんだろう(^^;)