阿呆王国ウクルグント イベントキットNo.11
 『ロッチナ大尉』


『装甲騎兵ボトムズ』の主役(またか)、ロッチナ大尉です。
まぁカン・ユーと違って最終話まで出てたし(そういう問題か)。

過去に作ったキャラと違って白人系の肌に金髪なので色合いの調整に悩みましたが、概ねイメージ通りに出来たのではないかと。

ロッチナ大尉 カラーレシピ (アイペイントでエナメルを使う以外、基本的にクレオスのMr.カラーです)
下地処理:
離型剤はクレオスのシリコーンバリヤーを使ってます。
作例は中性洗剤の溶液に1晩漬けた後、鍋で沸騰しない程度に15分ほど煮て、仕上げにラッカーシンナーで手脂を拭き取ってます。
クレンザーとかは使ってません。
サフはフィニッシャーズのアクリルプラサフグレイで、クレオスのGXクールホワイトを吹きました。

顔:
キャラフレ2+黄橙色でコトブキヤ準拠の肌色を作り、カゲ部分に吹きます。
それからクリアーで伸ばして全体的に軽く吹きます。
上記は美少女キャラの塗り方でメリハリに欠けるので、後でパステルを使って眉骨や鼻の下にカゲを付けます。
無理なエアブラシの細吹きは失敗が怖いので、唇の下のカゲや唇の赤味なんかもパステルでやっつけますw
デスタンと違って白人系の肌なので、褐色にならないよう注意してます。

髪の毛:
金髪ですが色白のキャラなので、プラチナブロンドだと肌との差別化ができません。
そこでガイアのドゥンケルゲルプ1にクレオスのキアライエローを加えたもので肌との境界を筆塗りし、大まかにマスキングしてから全体にブラシ吹きしました。
マスキングゾルを剥がしてからムラになってる所を細吹きして仕上げます。
この方法はニーバの時にも使いましたが、マスキングをキッチリやらずに済むので楽チンです。

胸部:
エリ部分は下地色としてにGXホワイト+黄橙色を抜いて、シャインレッド+キャラクターイエローで朱色に近い赤を作って吹きます。
それからエリ部分を全てマスキングして、全体にマホガニー+黒を吹きます。
これが胸当ての色になります。
(マホガニー+黒は帽子の下地色としても使います)

次に胸当て部分をマスキングして、布部分をGXクールホワイト+ウッドブラウンで立ち上げます。
胸当ての断面部分はエナメルの黒+レッドブラウンで、上面よりやや暗い色で塗ります。
ここでエナメルによるレタッチができるので、胸当てと布部分の境界のマスキングは適当でもOKです。
我ながらいい加減(^^;)

布部分が塗れたらエリの黒部分にエナメルまたはアクリルの黒を筆塗りし、全体をクリアコートします。
最期にエリの階級章をエナメルのゴールドで筆塗りします。
(作例ではタミヤのチタンゴールドを使用しましたが、もっと派手なゴールドリーフでも良いかも)

帽子:
胸部と同様、マホガニー+黒を全体に吹き、布部分をGXクールホワイト+ウッドブラウンで立ち上げます。
アゴかけはガイアのドゥンケルゲルプ2を筆塗りしました。
ハチマキとツバはエナメルの黒を筆塗りし、全体にツヤ消しコートを吹きます。
その後でツバ部分だけ半ツヤ消しクリアーを吹いて、質感を変えてます。
(作例では半ツヤ消しですが、もっとツヤツヤにしても良いかも)
最期にエンブレムとアゴかけの金属部分をエナメルのチタンゴールドで筆塗りしました。

アイペイント:
白目はGXクールホワイトを筆塗りします(以降、1行程ごとにクリアーを吹いて塗膜を保護)
・エナメルのライトグレイで白目部分の上部にカゲ付け。
・アイラインはエナメルのハルレッド+黒。
・黒目の輪郭を黒で引く。
・黒目の中をライトブルー+グリーンで塗り、瞳孔とハイライトを入れる。
・ハルレッドで目元に軽く赤味を入れる。
 (やりすぎると血走ってるように見えるので注意)

顔全体のツヤを整えてから、目の部分だけアクリルクリアーでツヤを出してます。

台座:
制服が暖色系なので、台座は寒色系で塗りました。
まずクレオスの117ライトグレイ+白で塗り、軽くパールコート。
側面の「Σ」っぽい形のモールドは色味の違う115で塗ってメリハリを付けます。
(直線なのでマスキングも楽だしw)
それからクリアコートしてスミ入れし、背面のパイプ類なんかも微妙に色を変えました。マスキングはしてませんw
お好みで白や黄色でラインや文字を入れても面白いでしょう。
作例では右側面にマスキング+吹き付けでアストラギウス文字を入れてます。
「第7中隊、第3小隊、1号機」を表す3ケタの数字ですが、アラビア数字で書くと某国が文句言いそうなのでオミット(^^;)