民話「わらしべ長者」について
むかぁ〜し、まずしく身よりない若者がおったと。
その者、長者になりたいと、仏さまに願い、ねがい、ねがぁ〜い疲れ、お堂で眠ったとさ。
その夢枕で仏さま、「醒めて、最初に手にしたものを大切に」と。
俄然と目覚めた若者、ふしぎな余韻に浸りつつ、お堂をあとに、道を行きました。
と、石にケッつまづいて転び・・・思わず握った・・・が、一本のわらしべでしたとさ。
「なぁ〜んだ、こんなもの?」としかし、この若者、“誠実に”考えました。
「最初に拾ったもの、だよな、・・・こぉ〜んなつまらないものでもさぁ。」
彼はそのわらしべを大切に持ち歩き、・・・すると、アブが近づき顔のまわりでうるさいこと。
困った若者、とっつかまえ、でも殺すはかわいそう、と、わらしべに結んで飛ばしました。
「けっこう面白いなぁ」・・・若者、遊びながら歩くと、それを欲しがる子供が現れ。
その子にわらしべに結んだアブを渡し、夏ミカンをその代わりにもらいましたとさ。
その夏みかんを手に歩くと、今度はのどが渇いた姫さまご一行がその先に。
姫さまにミカンを、代わり牛を。・・・彼はそれを畑に、懸命に働き・・・長者になりました、とさ。
・・・めでぇ〜たし、めでぇ〜たし、と。 ・・・とまぁ、ところで、なんでこんなアホくさい昔話を?と?
てん末を予想するわたしたち読者は神の視点。 わらしべだいじを「よし」もあたりまえ。
でももし、あなたがこの若者なら? 「何かの間違いサ!」と、次に拾うもの、さがしません?
あちこち目をギラギラ、光るもの見つけ、ワザと転んでみたり!?
俗な心、観れば、若者のごまかさない強さがわかる。 そぼくで、時にバカとされる真の強さ。
・「幸せな人、成功者、健康な人。・・・それを誠実に観て実践」・・・わらしべ長者の極意かも。
・「不幸、失敗、不健康な人。・・・彼らの“悲しくも美しい身の上”話に同情」
・・・この積み重ねであなたの人生、まず不幸への道ゆきでしょうね。・・・保証しますよ。