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大黒天の教え 
仏師 瑞雲の仏像彫刻と法話



瑞雲作 大黒天販売

 法話 大黒天の教え 

豆腐はまるで仏像の大黒天そのもの

寒い季節になると温かい鍋物料理を召し上がるご家庭も多いはずです。そこで、欠かせないのが豆腐ということになります。 豆腐はそのままでも冷や奴で良し、煮ても良し、油で揚げても良しで実に重宝な食物であります。 その上、色々な食材と相性が良く、すき焼きなど肉料理に欠かせず、魚料理にも良く決して出しゃばりませんが、相手を引き立て、かつ自分も生きるという、まるで仏様のような食べ物ですね。私は毎日食しています。最近は海外でも豆腐はヘルシーメニューとして人気が出てきており、豆腐サラダ、豆腐ケーキと言う具合に益々その力を発揮しています。で、どうして豆腐がこんなに出世したかというと、その生い立ちは、まず大豆から、臼でひかれ、にがりと混ぜ合わされ、最後には布で絞り出されるという修行のような苦労をして出来上がっていることにあります。人間が、じゃなくて豆腐が出来てるんですね、みんなから好かれています。本当に角がなく何に対しても柔軟な豆腐はまるで仏像の大黒天そのものです。

どこもかしこも丸く大黒天

 法華経の{如来寿量品」に「質直意柔軟」という言葉が出てきます。これは、人はいかなる環境にあっても正直に、心を豆腐のように柔らかにして生きなさいということを教えています。そうすれば人間関係など浮き世の苦難も生老病死の苦も何のその褒められたいという名誉欲、いいものを見たい目の欲、焼き鳥のにおいに負ける鼻の欲焼き鳥を食べてしまう口の欲、おなかも満腹になったので良い服を着て彼女とデートしたいという肌の欲(これらを五欲という)などに執着して悪道を犯すことな小欲知足に生きられるわけです。仏様はこういう人が好きで、わざわざ、極楽から出てきて褒めてやろうとお説きになっておられます。私は仏像彫刻家、仏師としてこの「質直意柔軟」という言葉を人々に諭すべく、これまでに5000体大黒天を彫刻してきました。大黒天様はどこもかしこも丸くて豆腐のように角がないように彫ります。豆腐にも角がある場合がありますがこれは角の内には入らないですよね。大黒天のように丸いことは仏教の教えの要、「中道」を暗示し、「執着することのない、かたよらない空の心で生きなさい。」と教えています。また、いやみのない福々しい大黒天の笑い顔は招福の元である「愛嬌」を示しています。私は独立して以来、「中道と愛嬌の精神」を彫ってきたと思っています。仏像彫刻教室の生徒達にも、この大黒天様が彫れるようになることが、先ず第一番目のハードルですよと言っています。執着の心を取って感謝の気持ちで彫れる修行の段階を経ないと、菩薩や如来といった悟りの境地に近い仏像は彫れないのです。彫っても仏像らしき置物でしかありません。「中道と愛嬌」の心で彫り上げた作品は見る人に、かわいらしくて、福のある仏像彫刻だなと思わせます。そして欲しくなり、祀っては福を授けて下さるわけです。


 

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仏像販売なら仏師瑞雲作

大黒天像について

 日蓮聖人は大黒天神供養相承事」に「大黒天を信ずる者は、現世安穏、福祐自在 疑いなし。たとい毎月毎日信ずること成り難き者は六斉の甲子に、供物をととのえ。御祭祀あるべき者なり。是れ秘中の秘なり。」と仰せです。大黒さまを信じるもには家内安全で暮らしが豊かになることは疑いないと説かれました。また毎日拝むのが大変なら60日に一度来る甲子の日に供え物をして祈念しなさいと秘密を教えられました。「
 摩訶伽羅経には僧侶でも一般の人でも大黒天の姿を彫刻し崇敬するものは八万四千の福徳神を遣わせて養うことを約束すると記され、美味の酒や果物や菓子を供えて吾を祈ってくれれば、空から甘露を降らす天国に住むようにしてあげる」ともご利益が記されています。「大黒天神経」には大黒天とは大福徳円満自在菩薩であるといい仏となって大摩尼珠王如来と号す」とあり、如来と同じ位でありながら、わざわざこの人間界に遊現して貧乏で福のない衆生に福徳をお与えなさっておられれます。
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仏像ドットコムの仏像作家、瑞雲の仏像彫刻の特徴

 日本仏像彫刻の最盛期は奈良時代から鎌倉時代でした。特に奈良時代後半の天平時代の仏像は造形としての芸術的価値が高く、現在でも多くのファンを魅了しています。仏像ドットコムの仏像作家 松田瑞雲は修業時代から、この天平時代の仏像を研究し作風を作り上げてきました。天平時代の仏像はリアルで現代彫刻に通じるものがあり、造形の美はもちろんのこと、理想の美人体の美があります。この天平様式に鎌倉時代の代表的仏師である運慶、快慶の写実的彫刻を取り入れ伝統的作品を造っています。
 また、国際的に評価の高い江戸時代初期の鉈彫りで有名な円空上人、江戸時代後期の「どこもかしこもまん丸い微笑仏」で知られる木喰上人の自由奔放な仏像彫刻に大きな影響を受け、本当に心が癒されるかわいいオリジナル微笑仏像の世界を切り開いて来ました。
 癒しの仏像かわいい仏様  ちらの販売作品群はお仏壇はもちろん、気軽にリビングルームや寝室に置いて、鑑賞と癒し、信仰が出来ますよう現代風にアレンジした瑞雲作オリジナルかわいい仏像、微笑仏集です。また、美術コレクションとしても注目度が高い創作芸術で、思わず微笑がこぼれるような愛らしさがあるお顔に自然と心が和みます。仏像はお仏壇にあるもの」という古い日本人の慣習を越えて、仏さまはリビングルームに、また枕元にあって、日々の暮らしの中に命を与えられ人々を癒し導く存在であって欲しいとの願いから考案した現代創作仏像立像集です。
 かわいい仏像・瑞雲仏  モダンでシンプル、円空や木喰風の瑞雲作微笑仏は皆様に親しんで呼んでいただけるように「瑞雲仏」と命名致しました。円空仏や木喰仏と同じようにアルカイックスマイルと呼ばれる微笑(ほほえみ)を浮かべているかわいい微笑仏坐像集
仏像の種類   仏師、松田瑞雲の国産仏像彫刻作品による種類紹介解説と販売のページ
仏像彫刻展と法話集  仏師、松田瑞雲門下の仏像彫刻展と仏像に関する法話を集めました。画像付きで解説。

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