就職氷河期と如意輪観音　
仏師　瑞雲の仏像法話

瑞雲作　如意輪観音像

如意輪観音の法話

如意輪観音とは

如意輪観音は意のままに欲するものが頂ける宝珠と煩悩を砕く宝輪で私たちの苦しみを救い、福と智慧を授けて下さるとされます。元々は聖観音から発展した菩薩で、人々の苦しみが多かった平安時代以降の密教の普及とともに人気が出たのです。人それぞれ苦悩が千差万別であるように観音様も人々の苦しみに応じて、当ページ如意輪観音作品のように一面六臂の仏像に変化されたのです。こうして生まれた多臂像のかには病気平癒や家畜の供養のために生まれた馬頭観音のような仏もいらっしゃいます。仏像は、人々のそれぞれの悩みに応じて色々形を変え持ち物を替え皆様を救おうと待っていらっしゃるのですよ。

就職氷河期をどう切り抜けるか

さて、リーマンショック以来不況が続き世の中は氷河期のような有様です。若者は会社の面接を４０，５０受けても就職が決まらないと嘆く学生も多いと聞きます。学生の中には、これを悲観してノイローゼになり自殺したりする子もいます。それでは、このような困難な時代をどのように乗り切ったら良いのでしょう。テレビやラジオで就職に苦労する学生の声を聞くと、実は意外と、自分が本当は何をやりたいのか、人生の目的が何なのか分からない人が多いのには驚かされます。一流企業ばかりを面接しても落とされるのはあたりまえのこで、中小企業は志願者が集まらないのが世の現実なんです。次から次と新興国の企業に１位、２位の座を抜かれる大手家電企業や一流会社より、中小企業には計算できない未来と可能性があります。人生の目標を持って、こちらに眼を向けてみてはいかがでしょう。

仏師という目標にかけた私

私は、中学時代までは周りのみんなが目指すように一流大学に行って一流会社に就職するのが若者の生き方だと思っておりました。しかし、高校生になって宗教と仏像に興味を持つようになり、また家庭的不幸がそれに拍車をかけ、将来は宗教と美術に関する仕事をするんだと子供時代暮らした家の柱に未来の職業を彫刻刀で彫り刻んだのです。今でも帰郷すれば、その字が残っています。それからは、将来は宗教と美術に関する仕事を目標に決して横道にそれず一目散に僧侶になり仏師、仏像彫刻家として世間から注目を集めるようになるまで人生を駆け登って来ました。もちろん辛苦の時期はありましたが、どんな苦難にあっても目標がちゃんと決まっていましたから、くじけずここまで来られたのです。

ロンドン五輪柔道女子４８キロ級代表になった福見知子（２６）さんは、あの著名で今は国会議員でもある谷亮子さんの巨大な影に隠れ、長い間風雪を忍んだ選手でした。その不遇の中にあって彼女は剣豪　宮本武蔵の「五輪書」を何度も読み返して己の魂を磨いたということです。神仏は見捨てていなかったのですね、念願かなってやっと五輪の切符を手にいれたのです。目標を定め我が道を忍びながら行く彼女や仏師の私のような生き方を見なっらってはいかがでしょう。

如意輪観音さまが教えるもの

如意輪観音は、ただ仏像をお祀りして信仰すれば願い事が叶うという仏様ではありません。この観音さまは、仏教の象徴である宝輪を持っていらっしゃるでしょう。「仏教を学びなさい」ということは、実は「己をしっかり見つめ、どのように生きるか目標を決めなさい」とおしえているのです。福見知子さんに限らず、元巨人軍監督　川上哲治さんも参禅によっって壁を破ったといいます。棚からぼた餅の人生なんて、何の意味もなく、おもしろくもないのです。

仏像彫刻販売ガイド

仏像販売なら仏師瑞雲作

とってもかわいい如意輪観音微笑仏

仏像ドットコムの仏像作家、瑞雲の仏像彫刻の特徴　日本仏像彫刻の最盛期は奈良時代から鎌倉時代でした。特に奈良時代後半の天平時代の仏像は造形としての芸術的価値が高く、現在でも多くのファンを魅了しています。仏像ドットコムの仏像作家　松田瑞雲は修業時代から、この天平時代の仏像を研究し作風を作り上げてきました。天平時代の仏像はリアルで現代彫刻に通じるものがあり、造形の美はもちろんのこと、理想の美人体の美があります。この天平様式に鎌倉時代の代表的仏師である運慶、快慶の写実的彫刻を取り入れ伝統的作品を造っています。　また、国際的に評価の高い江戸時代初期の鉈彫りで有名な円空上人、江戸時代後期の「どこもかしこもまん丸い微笑仏」で知られる木喰上人の自由奔放な仏像彫刻に大きな影響を受け、本当に心が癒されるかわいいオリジナル微笑仏像の世界を切り開いて来ました。
	こちらの販売作品群はお仏壇はもちろん、気軽にリビングルームや寝室に置いて、鑑賞と癒し、信仰が出来ますよう現代風にアレンジした瑞雲作オリジナルかわいい仏像、微笑仏集です。また、美術コレクションとしても注目度が高い創作芸術で、思わず微笑がこぼれるような愛らしさがあるお顔に自然と心が和みます。仏像はお仏壇にあるもの」という古い日本人の慣習を越えて、仏さまはリビングルームに、また枕元にあって、日々の暮らしの中に命を与えられ人々を癒し導く存在であって欲しいとの願いから考案した現代創作仏像立像集です。
	モダンでシンプル、円空や木喰風の瑞雲作微笑仏は皆様に親しんで呼んでいただけるように「瑞雲仏」と命名致しました。円空仏や木喰仏と同じようにアルカイックスマイルと呼ばれる微笑（ほほえみ）を浮かべているかわいい微笑仏坐像集

仏像の種類	仏師、松田瑞雲の国産仏像彫刻作品による種類紹介解説と販売のページ
仏像彫刻展と法話集	仏師、松田瑞雲門下の仏像彫刻展と仏像に関する法話を集めました。画像付きで解説。

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