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女性に人気の仏像、愛染明王,孔雀明王の話


愛染明王像

 愛染明王像
瑞雲作


女性の信仰の対象 愛染明王と孔雀明王

 梵名をラーガ・ラージャと言い、「ラーガ」とは赤、愛欲の意味で、愛欲煩悩がそのまま悟りにつながるものであることを表す明王。金剛王と大日如来を本地とし、弘法大師が唐から伝来させた「瑜祇経(ゆぎきょう)」からでた明王。
瑜祇経
この明王を本尊として息災、利益、降伏(こうぶく)、敬愛を祈るのを愛染明王法といい鎌倉時代を主に戦勝、息災の修法が行われました。また、愛染という字義から、特に女性の信仰の対象になりました。日蓮聖人「不動愛染感見記」には生身の明王を見たとあり、そのお姿を描写されています。

烏枢沙摩明王も特に女性に信仰されている仏像でしょう。トイレの神様として、最近では歌詩にも歌われました。誰でもいやがる便所のお掃除、烏枢沙摩明王には実は大変なご利益があるんですね。私も僧侶の修業時代にはトイレの掃除をいやというほど修行させられましたよ。

孔雀明王はその名の通りとても美しい仏像です。この孔明王が女性の明王ということ知っていましたっでしょうか?実はれっきとした珍しい女性の仏像なんです。梵名は孔雀を意味するマカマユリ。孔雀は毒蛇を食すので一切の害毒を除き浄化する功徳を神格化した女性の明王。仏母大孔雀明王菩薩ともいいます。 インドではコブラなどの毒蛇を食べる孔雀を益鳥として大切にしていました。毒蛇は人の世の煩悩や汚れにたとえられるので、毒蛇を退治する孔雀は神格化されました。また、雨期の到来をいち早く告げてくれるので慈雨をもたらす有り難い鳥としてインドの国鳥にもなっています。「仏母大孔雀明王経・不空訳」。「「孔雀王呪経」に孔雀明王が前生で僧であったとき毒蛇にかまれ死んだので蛇毒を除く誓願を立てたとされる。修験道の開祖、役小角(えんのおづぬ)はこの孔雀明王を信仰して超人的仙術を得、飛行自在になったという。また、天台密教の伝教大師最澄、真言密教の弘法大師空海など密教でもこの仏を重要視し雨乞いや息災を祈願する孔雀明王法が修された。平安後期から鎌倉時代にかけ信仰を集めた。

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仏像販売なら仏師瑞雲作

仏像ドットコムの仏像作家、瑞雲の仏像彫刻の特徴

 日本仏像彫刻の最盛期は奈良時代から鎌倉時代でした。特に奈良時代後半の天平時代の仏像は造形としての芸術的価値が高く、現在でも多くのファンを魅了しています。仏像ドットコムの仏像作家 松田瑞雲は修業時代から、この天平時代の仏像を研究し作風を作り上げてきました。天平時代の仏像はリアルで現代彫刻に通じるものがあり、造形の美はもちろんのこと、理想の美人体の美があります。この天平様式に鎌倉時代の代表的仏師である運慶、快慶の写実的彫刻を取り入れ伝統的作品を造っています。
また、国際的に評価の高い江戸時代初期の鉈彫りで有名な円空上人、江戸時代後期の「どこもかしこもまん丸い微笑仏」で知られる木喰上人の自由奔放な仏像彫刻に大きな影響を受け、本当に心が癒されるかわいいオリジナル微笑仏像の世界を切り開いて来ました。
 癒しの仏像かわいい仏様  ちらの販売作品群はお仏壇はもちろん、気軽にリビングルームや寝室に置いて、鑑賞と癒し、信仰が出来ますよう現代風にアレンジした瑞雲作オリジナルかわいい仏像、微笑仏集です。また、美術コレクションとしても注目度が高い創作芸術で、思わず微笑がこぼれるような愛らしさがあるお顔に自然と心が和みます。仏像はお仏壇にあるもの」という古い日本人の慣習を越えて、仏さまはリビングルームに、また枕元にあって、日々の暮らしの中に命を与えられ人々を癒し導く存在であって欲しいとの願いから考案した現代創作仏像立像集です。
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仏像の種類   仏師、松田瑞雲の国産仏像彫刻作品による種類紹介解説と販売のページ
仏像彫刻ワールド  仏師、瑞雲の東京千葉仏像彫刻教室案内、門下との最近の仏像彫刻展受賞作品展示などあります。

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