れたーふぁいる page37





帰宅すると
あまい匂いが玄関先に
漂っていました

あ・・・
沈丁花の匂いだ

濃い紅色の蕾が
ほんの少しだけゆるんで
春先の匂いの噴水になりました

今日、この日
試験を終えたジュニア1号は
春の匂いの噴水に迎えられて
ただいま〜と
ドアをあけるのでしょう


おかえりなさい!



2009年
如月
第3木曜日


は〜い!
は〜い!
はいっ!
はいっ!

帰宅後すぐに
ジュニア1号と久しぶりのハイタッチ♪
野球を始めた頃は
まだ同じ高さでタッチできたのだけれど
今は気を遣って
ちょっと下げ気味にしてくれます

とっても嬉しいハイタッチです
よく頑張ったね
たくさんの応援をもらいながら
でも、自分自身が頑張った結果です

また大きくなりました
心も体も


おめでとう!


2009年
如月
最後の金曜日



冷たい風の中
ランナー達は風になる

前方だけを見つめる眼差し
その空間にどんな景色が映っているのだろうか
どんな想いでその空間をとらえ
どんな想いで足を運んでいるのだろうか

黒地のTシャツに
「元気になりました ありがとう」と
文字を刻んでいるランナーが走りぬける
初老の女性ランナーの頭には
白い網包帯が巻かれている
沿道から「がんばれ」と大きく手を振る

どんな想いでこの日を迎え
どんな想いで前を見つめて
どんな想いで足を運び
どんな想いでゴールに辿り着くのだろう

ランナーの一団が風のように走り去る
後姿が遠く小さくなっていく
ランナーが運んできた熱い風は
また冬の冷たい風へと戻っていった

2009年 
弥生
登山マラソンの日



小さくなってしまった学生服の胸で
揺れているピンクのコサージュ
照れくささでうつむいた顔と
大きく胸を張った姿勢の笑える反比例

ピンチになったマウンドへ
いつもジェスチャーでアドバイスを送ってくれた校長先生
彼から受け取った卒業証書
校長先生のよしっ!という笑顔
ジュニア1号も応えた笑顔

卒業生が全員あがったステージ
129人の大合唱
「旅立ちの日」を歌う顔、顔、顔
輝いている
笑っている
泣いている
光っている

限りない可能性は
底なしのエネルギーは
惜しみない愛情を受け
弛まない努力と共に
さらに大きくなり
未知の未来へと向かっていく

卒業
輝ける未来に幸多かれと願う


2009年 弥生
春の日



桜の祝

駅へと向かう歩道の
大きな桜

桃色のベールに包まれ
桃色の花弁を舞い散らせ
桜の下に立つ人は
息を呑み
顔を空に向け
桜の息吹を全身で受ける

ピカピカの黒詰襟
その肩にも桜色の花弁が積もる

見上げた桜に
何を語ったのだろう

希望に満ちたその瞳には
何が映っているのだろう

たくましくなったその手で
何を掴むのだろう


新しい一歩を
幼いころから見ている桜も
祝ってくれている


2009年
如月
ジュニア1号入学式


少し冷たい風が吹く公園



噴水
マリンタワー
大桟橋

この景色を見ると
鼓動がゆっくりになります

ここに来ると
呼吸もゆっくりになります

スペシャルな場所
想いもスペシャル♪

2009年
如月土曜
春霞のヨコハマ





新しい通勤バッグをおろしました

色は黒
ペンや携帯
ポーチやティッシュケース
それぞれの置き場がきまるように
内ポケットがたくさんあるバッグです

両手が塞がっている時のために
キーフックは必須アイテムです

A4書類がスポッと入る
スペースも大事です

まだちょっとしっくりこないけれど
そのうち目をつぶっていても
必要な物をすぐに
取り出せるようになります

新しい月の始まりに合わせて
新しいバッグを使い始めます

肩にかけたバッグと
肩を通り過ぎる爽快な風

Breeze is nice!!!

ちょっといい気持ちです


2009年
皐月スタート





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