れたーふぁいる page71


新しい年が
早1か月過ぎて
忙殺の日々に追われる
如月を迎えます

この時期のお仕事は
上からも
「ミスの許されない仕事だ!」とか
プレッシャーをかけられます(苦笑)

今年も職場の廊下に
春の花を飾り始めました
頑張っている若者たちが
一人でも多く
喜んで春を迎えられますようにと
願いを込めています

春の花を見つめて
自分にもエールを送ろうと思います

ガンバレ
あたし!(笑)


2018年
如月
もうすぐバレンタインディ



卯月晦日に
夜行便に乗ります
目的地はアメリカ カリフォルニア
30年以上も前に
初めての飛行機
初めての海外で
ロスアンゼルス近郊にちょっと長く滞在しました

英語
文化
風習
歴史
人種
差別
偏見
尊敬
宗教



本当に様々な
貴重な体験をしました
たくさんのことを学び
そして
それが今の自分の礎です

その地へ
また一人で旅立ちます
ほんの短い滞在だけれど
感謝とお礼の旅になると思います

特別な人たちとの再会をたのしみに・・・


2018年
卯月
月晦日





カルフォルニアへの旅の目的は
2つ
白寿を迎えたアメリカのお母さんに会うため
とってもお世話になった日系2世のMさんに会うため

アメリカのお母さんは
ヒスパニック系アメリカ人
出身はプエルトリコ
産婦人科医として多くの女性を助けてきました
カルフォルニアだけでなく、メキシコへも定期的に行き
医療を受けられない女性を診ていたりもしていました
とってもアクティブでポジティブな考え方をする女性です
日本から来た若い女性にとって
こんな素敵なお手本はなかったのです

お世話になったMさんはハワイ島の出身
ご主人も日系2世でホノルル出身です
日本人以上に日本人魂をもっている方々です
日本人がここカルフォルニアやアメリカ本土で暮らすための
様々な助言をくださいました
彼女たち自身も様々な葛藤を抱えながら
アメリカ人としてアメリカで暮らしていたことを話してくれました
こんな日系人の歴史と想いがあるのだと初めて知りました

アメリカのお母さんはシニアアパートメントという日本でいう老人ホームにいます
でも、日本のそれとは住人に対するホスピタリティが全く異なります
お母さんは99歳で、何事にもスローになっていました
でも、彼女の記憶力は衰えておらず
あのカルフォルニアでの日々を鮮明に蘇らせてくれます
年をとったお母さんを目の当たりにして
ちょっと悲しかったけれど
でも・・・
元気なお母さんと一緒にたくさん笑って
素敵な時間を過ごしました

日系2世のMさん宅へ伺いました
LAに到着してからずっと電話をいれていましたが
常に留守電になってしまいます

3年前にご主人が亡くなられたことは伺っていました
彼女がパーキソン病に罹患したことを2年前にも知りました
旅立つ半年前には手紙のやり取りをしました
もうすぐカルフォルニアへ行くからねと

でも、La Habraの彼女のお宅には誰もいませんでした
お隣の方に尋ねたら、
彼女は介助を受けながらの生活をどこかで送っているらしいと
お土産で持って行った彼女が大好きなやきとりの缶詰を
ポストに入れてきました
彼女のもとへ届くことを祈りながら


強行軍のカルフォルニア訪問・・・
もっと、もっと、もっと早くに実行していればと・・・
悔やまれてなりません


2018年 
弥生
帰国の機内で









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