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一人ひとりの個性に合った、楽しいピアノを始めてみませんか きたむらゆきこピアノ教室

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〒189-0002 東京都東村山市青葉町2-8-94

レッスン日記

レッスン日記
   2017年  12月 クリスマス会2017
   2017年  11月 ひと皮むけた?
   2017年  9月 うれしいこと
  2017年  1月 魔のツェルニー30番
  2016年 12月 クリスマス会2016
  2016年11月 発表会2016
  2016年 7月 譜読みが嫌い
  2016年 6月 あこがれ
  2016年 4月 ピアノの必要性
  2015年12月 クリスマス会
  2015年 9月 ヤングアーチストピアノコンクール
  2015年 8月 無理
  2015年 5月 指導セミナーに参加しました。
  2015年 2月 目標を持って
  2014年11月 ピアノとの両立
  2014年 9月 中学生
  2014年 7月 セミナーに参加しました。
  2014年 6月 声楽の伴奏
  2014年 3月 コンクール
  2014年 1月 講習会に行ってきました。
  2014年 1月 今年もよろしくお願いします。 
  2013年10月 発表会を終えて
  2013年 9月 練習について
  2013年 7月 7月のソルフェージュよ


あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。


1月のレッスンは、10日スタートです。
レッスン回数は3回ですのでご注意くださませ。


クリスマス会2017

今年もお楽しみのクリスマス会を行いました。
受験や風邪などで参加できない生徒さんもいて残念でしたが、
来年また参加してくださいね。

最初にくじを引いて、演奏の順番を決めます。
何を弾くかは自由で、私もあえて口出しをしていないので、
ジングルベルが3人もいました(笑)
でも、みんなそれぞれの個性で演奏してくれていました。

次はおかしタイム♪
中学生が飲み物を注いだり、遠くのおかしをとってあげたり、
小さい生徒さんのサポートをしてくれました。
みんないっしょにいただきまーす!

輪になって食べていると、幼稚園のHくんが腕立て伏せを披露してくれました。
それを見た別の子が腕立て伏せを、また別の子が、、、
謎の連鎖行動に思わず笑ってしまいました。

そしてゲームの時間です♪
みんなの意見を聞いて、震源地、ハンカチおとし、角爆で遊びました。
ピアノを習い始めたばかりで他の生徒さんと会うのが初めての子も、
すっかり慣れて楽しそうでした。
クリスマス会の様子はフォトアルバムに載せていますので、そちらの方も
ご覧になってくださいね♪

さて、発表会、クリスマス会も終わり、しばらくレッスンもお休みですが、
皆さん風邪など引かないように、良いお年をお迎えくださいね♪
保護者の皆さま、今年1年ご協力をいただきまして、
ありがとうございました。




ひと皮むけた?

秋晴れの日曜日となった今回の発表会。
生徒さんひとりひとりにドラマがありました。

夏にスケートボードで骨折したSちゃん。

夏休み中に手術をしたAちゃん。

高校受験を控えたMちゃん。

大学受験を控えたMちゃん。

一昨年、去年と本番で止まってしまったSちゃん。

去年、半分以上とばしてしまったR君。

一か月前にピティナのステップでやはりとばしてしまって、涙が止まらなかったTちゃん。

1年半病気でお休みしていたAちゃん。

みんなそれぞれの苦しい出来事を乗り越えて、素晴らしい演奏でした。
演奏を終えて舞台袖に戻って来るみんなの誇らしい顔を見て、私も本当に嬉しかったです。

皆さんお疲れさまでした。
ご協力くださいましたご父兄の皆さま、ありがとうございました。



うれしいこと

中学3年生の時入院し、レッスンをお休みしていたAちゃんが、1年半ぶりにレッスンに来てくれました。

高校2年生になったAちゃんは、少し大人になっていて、身体の方もすっかり元気になり、今は楽しく高校に通っています。
受験前の入院ということもあり、とても心配していましたが、Aちゃんの明るい笑顔を見られて、ほっとしました。
正直、このままピアノを辞めてしまうかしらと思っていたので、また再開したいとお母様と教室にいらしてくださった時は、
本当に嬉しかったです。
去年の発表会で出来なかった10年表彰を、今年こそは出来るので、今から練習がんばりましょう。

今年の発表会は、高校受験や大学受験の生徒さんがいますが、受験勉強とピアノを両立しています。
大変じゃない?と聞くと、ストレス解消になるから、大丈夫です。と。

人生山あり谷あり、苦しい事が多いですが、
音楽が生徒さんの生活の潤いとなり、癒しになってくれていることを幸せに思います。

机の上での勉強は、長い人生の中で僅かな時間です。
今は大変だと思いますが、みんながんばれ!




魔のツェルニー30番

導入期、楽譜の読み方や、調、和声、身体の使い方など基礎的な事をまなびました。
初級に入ると、ポリフォニー(多声部音楽)、ロマン派など時代によって異なる音楽に触れて
いきます。ブルグミュラーなど小曲ながら、音楽的に中身の濃い魅力あふれる曲を通して、
表現することを勉強します。
個人差もありますが、ピアノを始めて3年〜経った時期です。 

この頃になると、8分音符から16分音符が増えてきます。
家での練習に電子ピアノを使っている生徒さんは、そろそろ限界を迎えてしまいます。

16分音符を正確に弾くためには、やはりツェルニー30番を使っての訓練が良いと思うのですが、、、
この教材でつまずく生徒さんがかなりいらしゃいます。
実は私もそのひとり。

まずは、テクニック強化の為の教本なので、曲自体がどれもつまらない。
弾いていて面白くないのです。

そして、16分音符が沢山出てくるので、リズム練習を時間をかけて数多くやらなければ
仕上がらない為、めんどくさい。

エチュードなので、テンポが速く最後までつっかえずに弾くのが難しい。

うちの生徒さんが苦しんでいるのを見ると、
昔の自分のようで、心が痛みます。

もちろん、この教材をやる事がピアノのすべてではなく、
先生によってはツェルニーをあえて使わない先生もいらっしゃいます。
でも、私の教室で基本的にツェルニーを使う理由は、
これから進む古典音楽のためです。

モーツァルト、ハイドン、ベートーベンなどの機能和声の音楽は、
音階や分散和音、カデンツなどツェルニーで習得したものが、
そのまま活かすことが出来ます。
また、反復練習をすることで、苦手な箇所、強化したい箇所を徹底して克服できます。

しかし、それは指導者の意図であって、生徒さんにとっては
嫌な教材でしかないのです。

わたしも小学生の時、ツェルニーがこの世から無くなればいいのにと、
思っていました。ひどい時には合格するのに一曲3カ月もかかってしまっていました。

それが克服できたのは、仕上げる期間を2週間と決めた事です。
1曲を1週間で譜読み、次の週で弾きこんで仕上げる。
常に2曲みて、コンスタントに一曲合格させることです。

このやり方は、次回に詳しくお話ししたいと思いますが、
ツェルニーを嫌いだと思っているのは、
あなただけではないですよ(笑)



 

左  私が小さい頃使ったツェルニー30番             
    先生に絶対につっかえない!
    と書かれてます。

右  次のレッスンで合格がもらえなかったら
    げんこつのマーク



クリスマス会2016

今年もお楽しみのクリスマス会です。
中学生のMさんの伴奏に合わせて、クリスマスソングをみんなで歌います。
続いてくじ引きの順番で、ひとりずつ演奏。
観客が近いせいなのか、発表会よりも緊張すると言っている子も。

そしてお待ちかねのおかしタイム。
年上の子が小さい子にジュースをついであげたり、おかしをとってあげたり
お世話をしてくれて、大変助かりました。
その後、ゲーム大会。
震源地、ジェスチャークイズなどのゲームを楽しみました。
幼稚園児から中学生まで、学年も学校も違うお友達とすぐにうちとけて、
なかよく遊べましたね。

今年も一年ありがとうございました。

発表会2016

今年も無事発表会を終える事ができました。
この日を迎えるまで、一年前の会場抽選会から始まり、プログラム作成
花、写真の手配、ビデオ撮影、会場のお手伝いなど多くの方のご協力に
感謝いたしております。

今年は、発表会に初めて参加した生徒さんも多く、
舞台裏では緊張で固まってしまっていました。

初めてのレッスンでは、わたしの話しを聞く事ができず、棚にある音符カードが気になって、
椅子から下りてしまったり、なかなかレッスンに集中できなかったHくん。

車の中でうずくまったまま、いくらなだめても断固として車から降りて来なかったSちゃん。

お家での練習がなかなか難しく、やむなく途中で曲を変更したKちゃん。

色々ありましたが、みんなよく頑張りました。
演奏を終えて戻ってくる顔は、どの子もニコニコ笑顔で、
私たち講師たちも、ホッとする瞬間です。

おけいこ事は、想像以上に苦しい事がたくさんあります。

特にピアノに関しては、レッスンに通っているだけでピアノが弾けるようになるわけではなく、
お家での練習が8割を占めますので、
お子さんがピアノに向かえる環境作りが必要となります。

遊んでいる手を止め、自らピアノの練習ができるお子さんはほとんどいません。
また、お母様が遠くの方から「練習しなさい」と言って
素直に練習ができるお子さんもほとんどいません。

ピアノの練習は、学校での計算や漢字の宿題のように、目で見えるものではありませんし、
スポーツのように勝ち負けや、タイムを競うものでもありません。
ですから自分を律することがとても難しいのだと思います。

昔、恩師から言われた事ですが、
1日練習すると一歩進むんですよ。
2日目練習するとまた一歩。
3日目に練習しないとどうなると思いますか?
一歩下がると答えましたが、先生は首を横に振って、
三歩下がりますと言われました。

また、ある先生は練習初めの30分は
前日練習を身体が思い出すまでの練習です。
つまり、前日練習の感覚を取り戻すのに30分掛かるので、
30分以下の練習は意味無しということです。

こんな事を言われても、小学生のころは平気でさぼっていましたけどね。
少し大きくなってきて、その言葉を痛感するようになりました。

今回初舞台を経験した生徒さん、これから素敵な曲をもっと弾けるように

いっしょにがんばりましょうね。

譜読みが嫌い

ほぼすべての生徒さんの発表会で弾く曲が決まりました。
普段の教本よりも難易度の高い曲を選ぶ事が多いので、譜読みの段階で
苦労されている方が多いようです。

まず、新しい曲に取り組む時、いきなり音を弾き始めるのではなく、
調と拍子をしっかり確認しましょう。
あたりまえの事なのですが、楽譜の中の音が調の音階の音なのか、臨時記号の付いた音なのか、
分からないまま弾いている人がいます。
曲の中で何度も転調している場合は、その都度調の変化を感じることも重要です。
そして拍子については、曲の単位が何の音符なのか、また強拍から始まるのか、
弱拍からなのか、よく見ましょう。

次にリズムですが、口に出して拍子を数えながら弾いてみましょう。
タイやトリルなどは、付けずにメインの音が何拍目なのかを理解しましょう。

また、
「今日は、いいお天気になりましたね。」

「き  よう はい いおてん  きになりまし たね。」


下の文は何が言いたいのか分かりませんね。
音楽の上での句読点は、スラーやスタッカートなどのアーティキュレーションです。
どこから始まりどこで終わるのかを理解して弾きましょう。


続いて、曲の構成を考えましょう。
長い曲に見えても、同じ所がたくさんあったり、調が違うだけだったりと、
楽譜を整理してよく見ると、ずいぶんラクになるはずです。
要するに、「まとまり」を見つける事がとても大切なのです。

「まとまり」を見つけるには、曲の始めから終わりまで通して弾かず、
4小節、8小節などに区切りながら何度も繰り返し弾いてみましょう。
ある程度弾けたら、次の小節に進みます。

譜読みの苦手な人は特に、先へ先へと音を探りながら何ページも進めてしまうと,1度弾いただけで疲れてしまいます。
疲れただけで、頭にも身体にも記憶されていません。
つまり弾けた感覚がないのです。
短い小節であれば、負担が少なく理解するのも速いのです。

譜読みは、苦手な人にとって、相当なストレスです。
しかし、譜読みをしなければ先に進めませんし、避けられない事です。
やはり、こうして工夫する必要があります。
そして、慣れです。
あまり難しくない新しい曲を普段からたくさん弾くことで、コツを掴んで
欲しいと思います。





あこがれ

6月に入り、忙しい中高生などは、発表会の曲に取り掛かる時期となりました。
部活や定期試験、受験などでピアノをやめてしまう人も多い年代ですが、
教室の生徒さんは、みなさん頑張って続けていますし、発表会にも出演します。

先日、子どもが学校で突き指をしてしまい、
しばらく右手が使えない状態になってしまいましたと、お母様から連絡がありました。

その生徒さんは、発表会にどうしても弾きたい曲がありましたが、
とても難しい曲なので、私は、本人が強い覚悟を持って取り組まないと弾けないと思い、
今弾いている曲を来週までに仕上げることができたら、
その曲を弾いてもいいですよと言いました。
次のレッスンで、めでたく合格になり、弾きたかったその曲がもらえて、
とても喜んでいました。
難しい譜読みを頑張っている中での怪我の報告に
私も心配していましたが、毎日左手だけの練習をして、レッスンに来てくれました。

生徒さんのお母様によると、同じ合唱部のピアノ担当の○○先輩にとても憧れているとのこと。
その先輩とは、教室の生徒なのですが、やはり自分のピアノの宿題と、
合唱部の伴奏を複数やっていてとても忙しいですし、なんといっても今年度受験です。
にもかかわらず、発表会も頑張るそうです。
そしてそんな先輩をとても尊敬しているようです。



別の生徒さんですが、自分の前にレッスンしている高校生のお姉さんが、
素敵な曲を弾いていて、自分もあんな曲をひいてみたいなと、
お母様に話していたと伺いました。

またある生徒さんは、年上の生徒がコンクールで賞に入りメダルや賞状を戴いたのを見て、
「わたしも、コンクールにでたい!」
と、コンクールに挑戦し、見事賞を戴くことができました。

教室では、発表会の時に10年表彰をしています。
何事でも同じですが10年続けることは、その間にさまざまな事があります。
環境の変化や、心の変化といったことを乗り越えての10年です。

それでも継続していけるひとつの大きな要因は、
自分の前を歩く人の姿なのかなと感じます。
あの人のようになりたい、と思って努力しているうちに、
いつのまにか、自分自身が憧れを持たれる存在になっているようです。

あこがれの人を手本にし、また自分も人の手本となる。
そんな良い連鎖が今後も続いてくれるように願っております。







ピアノの必要性

春は入学や進級に伴って、ピアノを習い始めるお子さんの多い季節です。
ウチの教室にも、見学や体験の方がいらっしゃいますが、
その際に、

電子ピアノで大丈夫ですか?
ピアノは必要ですか?

とご質問されることが多いので、今回はその事についてお話ししたいと思います。

昔と違って今の電子ピアノは、よりピアノに近い音やタッチになってきたと
言われているし、子どもがピアノを続けていけるか分からないから、
そのうち上手になって、本格的にやりたいと言うまでは、手軽な電子ピアノで
習わせたい。

そう思われるご父兄のお気持ちは当然の事だと思います。
アプライトピアノは高額ですし、中古品でも簡単には購入できないと思います。


ピアノは、大きくまとめると

1、読譜    音やリズムなど楽譜を正しくよめること。

2、耳      固有の音(ドレミ)が聴けること。
         心地よい音、不快な音を聴き分けられること。

3、身体    1,2、の事を身体を使って表現すること。


1 に関しては、電子ピアノでほぼ習得できると思います。

2 の耳ですが、3の身体の使い方が非常に深く係わってきます。
もちろん電子ピアノでドレミを聞くことはできます。
しかし、心地よい音と不快な音(主観的な問題はありますが)とはどう言うことでしょうか。

ピアノという楽器は、弾き手によって十人十色の音が鳴ります。
心地よい音とは、耳に抵抗なく入ってくる音。
不快な音とは、汚いな、やかましいと感じてしまう音。
同じピアノなのに、どうして弾く人によって音色に差が出てしまうのでしょうか。

それは、ピアノの構造が、弾く人の身体の使い方によって、敏感に反応する楽器だからです。
例えば、鍵盤を上から叩くと、響いた音の中に木のコツンとした音が混ざってしまい、

人の耳には、汚い音として届いてしまいます。
また、指先を寝かせて鍵盤を指先の面で捉えたまま弾くとべたべたとした音になったり、
手首の力が抜けていないと堅いこわばった音になってしまいます。

一方、打鍵や離鍵の速度、また力の加え方、抜き方などにより、さまざまな音を紡ぎだす事が出来ます。
時にフルートの柔らかく軽やかな響き、時にチェロの重厚感のある響き、
また時にはトランペットの輝かしい響きなど、まるでオーケストラの様に多種多様な音を
一人でつくり出せる楽器なのです。

そうは言っても、色彩色豊かな音を出すのはなかなか難しく、感性を磨いて、ピアノを弾くために必要な
筋肉、筋力をつけることは、長い時間をかけて少しずつ習得していかなくてはなりません。
私もまだまだ勉強中です。

様々な曲を通して、楽譜の向こう側にあるもの、
つまり楽譜に書いていない事をいかに感じ、表現するかが本当の意味での音楽だと思います。

ドの音は、ドの鍵盤をおさえれば、誰でもドと鳴りますが、
今、出したドの音は良い響きでしたか?
どんなタッチで弾いたら綺麗な音になるかな?

心地よい音を出すための身体の使い方と、それを聴く耳をつくることのトレーニング。
それは、ピアノでなくては出来得ません。

子どもは、とても感受性が豊かで、大人が思うよりもずっと繊細です。
想像力を膨らませて、すてきな音を出そうと頑張ります。

レッスンの時だけでなく、普段の練習から音に対して敏感でいて欲しいと思っております。

何の曲を弾くかではなく、どう弾くかが大事なのです。
それは、たった4小節の短い曲でも同じです。

生徒さん自身がピアノを習いに行くことで、何を習得したいのか。
アニメソングやJーポップなど気楽に楽しむのであれば、キーボードや
電子ピアノで十分でしょう。

いつかモーツァルトやベートーベン、ショパンなど弾けるようになりたいと思われているのであれば、
私個人としては、ピアノでの練習をおすすめしています。






クリスマス会

12月20日に恒例のクリスマス会を行いました。

学校や学年の垣根を越えて、ふれあう事の出来る良い機会ですし、
発表会が終わると、気が抜けて練習をさぼりがちになるので、今勉強している曲を
みんなに披露するといった緊張感を持ってもらう為に、
そして何より生徒さんが楽しみにしてくれているので、最近は毎年行っています。

みんな元気にあいさつをして、教室に入ってきました。そして演奏順を決めるくじを引きます。
学校、学年、名前、弾く曲を言ってから演奏スタートです。
今年は、中学生二人が初めて合唱部でクリスマスの曲を伴奏するという事なので、
1番、2番はその二人の伴奏で、ジングルベルと、赤鼻のトナカイをみんなでうたいました。
二日後に本番なので、良いリハーサルになったようです。

そのあとは、順番に演奏していくのですが、12月から始めたばかりの二年生と、年長さんの姉妹。
まだ三回しかレッスンをしてないので、いきなり人の前で演奏なんて大丈夫かと心配していましたが、
なんてことはない、堂々と弾く姿に私の方がびっくりさせられました。

全員の演奏が終わったら、おやつの時間です。
小さい生徒さんから順番におさらに好きなおかしを選んでいきます。

飲み物は、中学生にサーブをお願いしました。
ここで気がついたのですが、どの子もお皿に少ししか乗せていません。
好きなものだけ山盛りに乗せるような子は一人もいないので、
「遠慮しないで、もっと取っていいですよ。」と私が言うと、
にこっとして、ひとつ、ふたつとおかしを乗せていました。
以前、バイキングスタイルのある会に出席した時に、
料理をお皿にこれでもかとよそっている人や、
我先にと、お皿を持って料理のあるテーブルに走っていく大人に、
呆れてしまった事を思い出して、
ウチの生徒達はなんてえらいのだろうと感心しました(笑)

おやつを食べ終わったら、ゲーム大会です。
震源地というゲームやハンカチ落としをやりましたが、
みんな大笑いしながら、楽しそうに遊んでいました。
入ったばかりの生徒さんも、このころには他の生徒と打ち解け、
仲良くお話しができるようになり、ほっとしました。

4時にお開きの予定でしたが、結局終わったのは5時になってしまいました。
でも、生徒さんの楽しそうな姿を見られて、私もうれしかったです。
来年もまたやりたいですね。

ご父兄の皆さま。今年1年ありがとうございました。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。




ヤングアーチストピアノコンクール

先日、ヤングアーチストピアノコンクールのファイナルが国立オリンピック記念
青少年総合センター大ホールで行われました。
去年セミファイナルで、残念ながらファイナルに進むことができず、
涙で目を真っ赤に腫らしながら、「先生、ありがとうございました。」
と頭を下げる生徒さんに、私自身もとても辛い気持ちになったことを思い出しました。

4年生だった去年は、Bグループ(3,4年生)での出場でした。
5年生になった今年はCグループ(5,6年生)ですので、当然レベルも上がりますし、
小学生の1学年の差は大きく、やはり6年生が有利だと思います。
しかし、去年の悔しい気持ちを晴らすべく、一生懸命に練習した生徒さん。
見事、予選、本選を通過することができました。

審査員の先生方の講評は、良かったところ、改善するべき点、また応援メッセージなど
とても温かく心のこもったものでした。
コンクールの良いところのひとつは、こうした他の先生方から講評をいただくことで、
レッスンの先生にいつも言われている事を再度認識できたり、
普段気にしていない事を発見できたりと、とても勉強になることです。
また、同じ年のお友達の演奏を沢山聴ける事もよいところです。

セミファイナルで頂いた講評を参考に、さらに演奏を磨いていきたいところですが、

ファイナルの1週間前のレッスンで????
今まで間違えたことのない所で信じられないミス、、、
セミファイナルで燃え尽きた?

コンクールの難しいところは、本番にうまくピークをもってくる事です。
長い時間をかけて、ようやく仕上がってきて、これからさらに高めるつもりが、
突然崩れだしてしまったりする事がよくあります。
そうならないように、仕上げのテンポ以外に遅いテンポで練習したり、
リズムを変えた練習をしたりしているのですが、それでもファイナルの前は精神的、肉体的にも
かなり追い込んでいるせいなのか、どうもうまくいきません。
そんな焦りとは無関係にファイナルの日はやって来ました。

さすがにファイナルに進まれた皆さんは大曲や難曲をきちんと仕上ているのは勿論のこと、
自分の音楽になっていて、小学生とは思えない様な演奏でした。
どの子もこの日の為に、楽しい夏休みのほとんどをピアノの練習に当ててきたんだと思うと、
本当に感慨深いです。

生徒さんの番が来ました。
お辞儀をする時、いつも首をかしげる癖があるのですが、、、
よし、大丈夫。
大きく深呼吸して最初の音の出し方、、、
次のフレーズはたっぷりと、、、
高音を響かせて、、

あー、走っちゃってるな。もっと間をとって!!
心の中で叫びながら、思わず前のめりになってしまいます(笑)

1週間前の様なミスは無くてよかった。
もうここまで来たら、結果はどうでもよくなります。

発表、表彰式は夜の8時過ぎ。
そして、、、やったー!入賞!
生徒さんもお母様も、え?ほんとに?と言った表情でした。
私も正直なところ、他の方が皆さん素晴らしい演奏をされていましたし、
審査員の先生方がどんな評価をくださるかは、発表までわかりませんので、
生徒さんの名前が呼ばれた時は驚きました。

これまで勤勉に取り組んできて、それが良い結果に繋がってよかったですね!
コンクールはいつも良い結果がでるとは限りません。
上手くいかない時や、不甲斐ない結果に終わる事だってあります。
むしろその方が多いでしょう。
でも、コンクールに挑戦すること自体が、生徒さんを大きく成長させてくれると思います。
失敗を怖がる事無く、思い切って踏み出してみると、新たな景色が見えてきます。
我慢しなくてはいけない事も多いですが、得るものも多いと感じます。

生徒さん、去年とは打って変って、嬉しいニコニコ笑顔の帰り道でした。
これからも、一緒に頑張りましょうね。




無理

今年もまた秋の発表会に向けての練習が始まりました。
普段の教材よりもワンランク、ツーランク上の曲を弾く生徒さんが多いですが、
やはり譜読みから悪戦苦闘しています。

でもそこは発表会マジック。
いつもならできないまま諦めてしまう子も、なんとか頑張って練習しているようです。
コンクール、合唱の伴奏もそうですが、目標があると別人のように力が出せるのです。

よく私の子供も何かこちらが要求すると、「無理。」と言います。
やってもいないのに、まず「無理。」
なぜでしょうか?
無理と決めつけるのは、できるかどうか考える事をやめて、
思考を停止させる事だとわたしは思います。
要するに考える事がそもそもめんどくさいのです。
今そんな子どもが、とても多い気がします。

なんでも便利になって、自分の頭や身体を使う労力を嫌います。
ピアノはめんどくさい事の連続ですので、それを続けることで、
精神的に成長できるという意味でも、とてもよい習い事だと思います。

先日高校生の生徒さんと発表会に弾く曲を選んでいたら、
「発表会の日が、学校の期末テスト期間中なんです。」

「あらら、では今回の発表会は無理かしら。」

「いえ。今から諦めたくないんです。」
今から勉強も頑張って、発表会にでられるようにやっていきたいと、、、。

生徒さんの言葉に驚き、関心しました。
そして、生徒より先に「無理」 という言葉をだしてしまった自分を恥ずかしく思いました。

こうして日々のレッスンを通して、逆に生徒さんから教えられています。
この高校生の生徒さんも、始めた時は幼稚園でした。
いつの間にか立派に大きくなって、頼もしい限りです


皆さんも練習は大変だとおもいますが、
[無理」と言わず、どうしたらできるかな?と
考えてみましょう。
そして、それでもできないなと思ったら先生にお話しして下さい。
一緒に考えていきましょうね。







指導セミナーに参加しました

午前11時〜渡部由記子先生をはじめ7名の著名な先生方が、
12分ずつプレゼンテーションしてくださり、その後各先生のブースで、
直接お話しを伺えたり、質問をさせていただいたり出来るという、
なんとも魅力的なセミナーでした。

講座の内容は、生徒さんへの声かけの仕方、良い練習悪い練習、
室内楽を通したピアノ演奏、楽譜を読むために必要な和声の知識などなど。
どの先生も短い時間の中で、的確で分かりやすく、内容が濃いので、
とっても勉強になりました。

昔は、教本といえばバイエルが主になっていて、ピアノの先生は厳しいのが
当たり前で、中には生徒をたたいたりする先生もいました(怖)
大学では音楽は教えてくれても、指導法までは教えてくれないので、
自分が習ってきた事を、そのまま生徒にレッスンしていました。

時代は変わり今は色々な教本があります。
またレッスンへのアプローチの仕方もさまざまで、
教える側としてはより多くの材料、手段の中から、.
自分の意向に沿ったものを取り入れていく必要があります。
家の中だけでレッスンをしているだけだと、どうしても世の中の変化に疎くなって
しまうので、日々アンテナを張って勉強しなければならないのです。
幸いこうしたセミナーなどが日々いろんな場所で開かれているので、
自分のレッスンの再確認や、新しい知識を得ることが出来ます。


この日のセミナーも、大勢のピアノの先生が受講されていて、
熱心にメモをとっていらっしゃいました。
20代の先生(おそらく)もたくさん参加されていて、
40代の私もがんばらないと!と思ってしまいました。

これからも日々学びの連続ですね。。



目標を持って

年が明けたと思ったら、あっという間に2月になってしまい、
レッスン日記も随分間が空いてしまいました。
やろうやろうと思っていても、なかなか出来ないのは、
ピアノの練習と同じでしょうか。

発表会も終わり、またいつものレッスンに戻ると、
ついだらだらしてしまいますよね。
何週間も同じ注意をされているのに、直す気がないと言うより、
そもそも練習してませんよね・・・。
教本を出して、ページを探してなかなか今弾いてる曲が見つからない。
ひょっとして、1週間一度も本を開いてない?

そんな生徒さんの様子を見ると、
私の子ども時代を思いだします。

私のピアノの恩師は、身体の大きな男の先生でした。
声も大きく、髪の毛はまるでベートーベン。
竹の棒を持っていて、テンポをとる時、ピアノの椅子をカチカチと叩きます。

これだけ聞くと、恐いイメージしかないと思うでしょうが、
実はレッスンが終わると、肩車をしてくれたり、遊んでくれたりと、
優しい先生でした。


小学生の頃は、先生にも慣れて(悪い意味で)
練習をさぼりがちになりました。

練習をしなければ、当然レッスンで先生に怒られますが、その場をしのげばという気持ちで、
家に帰れば遊び中心。

そんな時にテレビから流れてきた曲がショパンの幻想即興曲。
華麗で情熱的な曲に小学生の私は衝撃を受けました。
絶対弾きたい!

それからは、憧れのショパンを弾けるようになる為に、
普段の練習を頑張れるようになりました。

やはり大切なのは、具体的な自分発信の目標を持つことだと思います。
発表会以外に、日々の生活の中で小さなことでも目標があると、
練習に意味が持てるようになってくるでしょう。

「なんとなくピアノが弾けるようになりたい」
ではなくて、
生徒さん一人一人に合った目標を
是非考えてみて下さい。

きっともっとピアノが好きになると思いますよ。





ピアノとの両立

ピアノは、お家での練習が欠かせないことは、言うまでもありませんが、
ピアノの他にも、色々な習い事や、塾へと通うお子さんが多くいらっしゃいます。
毎日忙しく、ピアノの練習時間を捻出することが難しいため、
教本がなかなか進まず、楽しんで弾けるようにならないので、
ピアノをうっとうしいと思ってしまうのです。
中学に入ると、部活や試験勉強などで、益々ピアノの練習が面倒になり、
受験を前に、ピアノをやめてしまいます。

ピアノの楽しさを味わう事より、嫌な練習のイメージばかりで、
自信を持って弾ける曲もなく、ピアノを辞めた後、ピアノにすら触らない。
これは、わたし達ピアノ教師にとって、とてもかなしいことです。

ピアノの練習をする中でまず重要なのは、読譜力です。
新しい曲に入った時、嬉しいと感じますか?嫌だと感じますか?

読譜の感覚をつけるのは、ピアノを習い始めの導入期が最も大事な時期になります。
大譜表で右手、左手を同時に弾く事は、難しいと感じてしまいますが、
簡単で短い曲をたくさんみることで、楽譜の中の情報をすばやく処理できるようになっていきます。

頭の中で処理した情報を、次に指に伝える訳ですが、正しい手のかたちに気をつけます。
常に5本の指が鍵盤に着いていて、指先が立っていることなど色々とたいへんですが、
正しいかたちがとれていないと、うまく指が動いてくれません。

そして、自分の出した音が正しいかを常に耳で聴いて確認する。


譜読みをするだけでもこんなにも大変なんですよね。

でも、この時期にこれらの事をきちんと身につけることで、
次の音楽的な曲奏をつける段階にスムーズにうつれるのです。
  
練習嫌いのこどもに多いのが、この譜読み嫌いによるものなのです。

習い始めにしっかりと基礎を身につけ、
ピアノの音楽的自立ができていれば、その後多少忙しくなっても、
上手に両立が出来るようになると思います。
そして、ピアノをやめた後も、時間のある時には、ピアノを弾いてみたいと
思えることでしょう。


今年、中学受験で、しばらくお休みしていた男の子が、
受験を終えて、またレッスンに戻ってきました。
ひとまわり大きくなったその子が、発表会でも立派に演奏している姿を見て、
とっても嬉しい気持ちになりました。





中学生


毎年秋になると、 中学校では合唱コンクールが行われます。
うちの生徒さんも、ピアノの伴奏を頼まれましたと、レッスンに伴奏譜を
もってきて、一生懸命練習しています。

せっかくピアノを習っているので、そのうち学校でピアノの伴奏もやって欲しいな。
親御さんの中には、そうおっしゃる方が多くおられます。

しかし、ピアノの伴奏は、ピアノを習っていれば出来るというものではありません。

自分一人で弾くのとは違い、歌や楽器をよく聴いて、合わせなくてはならないのです。
一定のテンポを保ちながら、音楽的な演奏をし、歌、楽器の邪魔にならないように、
ときには、主張をしたりと、なかなか難しいものです。

今年中学校に入学したMさん。
私の教室に初めて来た時は、まだ幼稚園の年長さんでした。
とてもおとなしくて、挨拶以外ほとんど自分からお話しすることはなく、
少し心配になることもありました。
でも、ピアノに対しては非常に真面目で、レッスンをお休みすることも少なく、
教材もゆっくりでしたが、確実に進んでいます。

そんなMさん、合唱の伴奏を2曲弾く事になりました。
本当は1人1曲なのですが、もう1人伴奏に決まったクラスメイトは、
自分のピアノの先生に楽譜を見せたところ、
これは、あなたには無理よ。と言われてしまったらしく、

Mさんが2曲弾く事に。

伴奏を頼まれた自信と責任を感じているのか、
以前のMさんとは比べものにならないくらい前向きな、積極的な演奏になり、
レッスンをしている私まで、わくわくしてきました。

音楽は、自己表現です。
Mさんは、この合唱伴奏を通して、意識に変化があり、
音そのものが変わってきています。

生徒さんのピアノの成長、心の成長がみられて、
心から嬉しく思いました。





セミナーに参加しました

7月27日(日)
國谷 尊之先生によるセミナーを受講しました。

ロマン派〜近現代における時代背景が、作曲家にどのような影響を与え、
また、作風にどんな変化をもたらしたか、それまでの機能和声を壊し、
新たな音楽の創造を
どうやって開花させていったかを、お話ししてくださいました。

ピアノのレッスンでも、この曲がバロックなのか、古典なのか、またはロマン派なのか、
はたまた印象派、現代曲なのかをお話ししていますが、
時代によって、全く弾き方が変わりますね。

多くの生徒さんは、ヨーロッパから受け継がれてきた和声をまず習って、
モーツアルト、ベートーベン(古典)、ショパン、シューマン(ロマン派)、
そのあと、近現代の曲となると、
「何これ、意味分からない。」
何度弾いても覚えられないし、この音ホントに正しいの?

私自身大学の時、先生から試験でプロコフィエフを弾きなさいと言われましたが、
譜読みをしただけで嫌になり、先生がせっかく決めて下さったにも関わらず、
曲の変更をお願いしました。

その後、苦手意識を克服するなかで、思ったことは、
小さいうちから、いろんな時代の音楽に触れていく事が大事だという事です。
聞きなじみのあるメロディーばかりではなく、
ちょっと難しいと思っても、面白い響きやリズムを楽しんでみてください。

発表会の曲もみなさんほぼ決まりましたが、
湯山昭、ギロック、ハチャトリアン、ドビュッシー、など近現代に挑戦する人も
いますよね?

譜読み、大変ですが、気持ちわかります。
一緒に頑張りましょうね。





声楽の伴奏

6月7日
所沢ミューズで、声楽の伴奏をしました。

朝10時にホールに着くと、ピアノの生徒さんがすでにリハーサルを
していました。

友人の声楽の先生は、歌が専門ですが、ピアノも教えていらして、
今日は、歌とピアノの発表会です。
歌は、シニアの方がほとんどで、伴奏は、先生のご友人と私の二人で、
受け持つことになりました。

伴奏は今回が三度目ですが、皆さん数年前から比べて、とても上達なさっていて、レッスンでの伴奏合わせの時には、本当にびっくりしました。
皆さん大体一年位かけて、曲を仕上げていくそうで、
ついにその成果を披露するステージが、今日の発表会なのです。

一通り、リハーサルを終えて、二時半に開演です。
綺麗にメイクをして、赤やブルーのドレスに身を包み、
多勢のお客様の前で、歌をうたう姿は、キラキラと輝いて見えました。

歌を終えて、舞台そででの皆さんの顔は、
緊張から解放された安堵の表情と、歌いきった達成感で、
満ち溢れていて、生徒の皆さんから、パワーを頂いた一日となりました。


コンクール


3月、全日本ジュニアクラシック音楽コンクールの全国大会が行われました。

2月に予選、その後の本選では、来優ちゃんが銀賞、珠美ちゃんが銅賞をいただきました。
当然うれしかったのですが、10日後の全国大会を前に、気持ちが緩まなければいいな、、、。
予感は的中。二人とも、練習に身が入らない様子で、レッスンでも私に相当絞られました。

コンクールは生徒さんは勿論のこと、お母様の協力なくしては成し得ません。
毎回レッスンをお子さんと一緒に受けて頂き、レッスンをビデオに録画。
お家でビデオを確認しながらの練習、お子さんを褒めたり、叱ったり、また体調の管理等々、
もしかしたら、本人よりも負担は大きいかもしれません。

また、コンクールの日は、1日掛かりなので、小さいご兄弟がいらっしゃる場合は、
お家でお父様とお留守番になってしまいます。
お母様だけではなく、家族の方に協力していただいて、はじめて出来ることなのです。

私が全国大会の会場に着くと、二人共もうドレスに着替えて準備万端。
なんだか楽しそうです。
でもやはり本番、舞台から見えた顔は、ちょっぴり緊張しているようでした。

結果発表は、掲示板に貼りだしです。
前に人がたくさんいて、見られそうもないので、しばらく経ってから見にいくと...

来優ちゃんが、なんと第1位! 
珠美ちゃんは、初めてのコンクールで、審査員賞!




おめでとう!ここまでよく頑張りました。
でも、これが終わりではありません。
新しい目標に向かって、さらに頑張りましょうね。


   

講習会に行ってきました。

春畑セロリ先生による、新しいピアノ曲集の出版にともなって、今回講習会が
行われ、私も参加してきました。
旅をモチーフに、楽しく魅力的な曲ばかりで、さっと目を通しただけでも、
早く弾いてみたいと、ワクワクしてきました。

先生は、とても楽しい方で、ジョークを交えてのお話しに、会場も和やかな雰囲気でした。
「今から聴いて頂く曲について、どんなイメージを持ったか、隣の人と意見を出して、発表
してください。」

私も初めて会った隣の方と、意見交換をして発表しました。
なんだか学生の頃にもどったようで、楽しかったです。

大人になると、自分の事より家族や仕事を優先して、学ぶことに対して二の足を踏んで
しまっていましたが、そんな自分を反省して、これからはもっと意欲的に勉強しなくては!
と思いました。

私が子供時代に恩師から教えて頂いたこと。
学生時代に習った事。

それは、今の私の基盤になっていますが、その後、結婚、出産、育児をしてる間に、
ピアノというカテゴリーでも、多くの変化があることを感じます。
世の中が変わっていく中で、変えなくてはならない事、変えてはならないことを、
私自信が選択する術が必要な訳で、そのためにも、学び続けることが、何より大事だと思いました。

子どもの頃、レッスンに行きたくなくて、電信柱につかまって泣いた。
大学の講義が休講になって、ラッキーと思った。

でも今は学ぶことが楽しい。
不思議ですね。


  

今年もよろしくお願い致します。

年末のクリスマス会は、大盛り上がりでした。
普段のレッスンでは、他の生徒さんとふれあう事が難しいですが、
この日は、年の違う生徒さんと、一緒にお話ししたり、ゲームをしたりと
楽しい時間を過ごす事ができましたね。

1月のレッスンは、ソルフェージュはありませんので、ご注意ください。
2月のレッスン日は、1月中にお知らせ致します。



発表会を終えて


10月14日(月祝)ゆめりあホールにて第9回音楽の森コンサート開催しました。

台風の多いこの時期、天候を心配していましたが、爽やかな秋晴れの日となりました。

1時に会場に入り、会場のスタッフの方と打ち合わせをして、リハーサル。
生徒さん一人ずつと、お辞儀の仕方、椅子の座り方、補助ペダルの確認、ピアノのタッチなど確かめてもらいました。

カメラマンさん、アナウンスの方も到着され、本番の流れを細かく打ち合わせ。
お花屋さんに、ステージをお花できれいに飾って頂き、さあ開演です。

初めて発表会に出る小さな生徒さんたち。
親御さんと離れ、舞台裏で出番を待つ間、一生懸命に楽譜を見ている子、
ジーっと一点を見つめている子、笑いが止まらない子と様々でした。

でも名前をよばれた瞬間に、みんなキリッとした顔になり、堂々と歩いてステージ上へ。
練習したとおり、お辞儀は客席を見てからゆっくりと3つ数えて・・・。
椅子に座ったら、手を膝にのせて深呼吸・・・。

素晴らしい!!!


なんて優雅なんでしょうか!!!

発表会は、とかく演奏のことだけを考えがちですが、問題はその前後。
下を向いてトボトボ歩いたり、小走りになったり、お辞儀が首だけだったり、
座ると同時に弾き始めたり、終わると同時に立ち上がったり、、、。
演奏が素晴らしいのに、これでは台無しです。

この日の生徒さんは、演奏はもちろん、ステージマナーもとても気持ちの良いものでした。

演奏を終えて、おおきな拍手、花束などをいただいて、誇らしげな顔で戻ってくる姿は、
ひとまわり大きくなった様に思えます。
「この日まで、つらいこともあったけど、よく頑張ったね!」

生徒さんの成長を間近で見ることは、指導者にとっても、大変幸せなことです。
発表会を開くことができるのは、生徒さんのご家族、事前準備や当日にお手伝い下さった方など、
様々な方のご協力があっての事だと、感謝いたしております。
ありがとうございました。




練習について


発表会まであと一カ月、出演される生徒さんは、毎日頑張って練習していると思います。

お母様が、よくこんな事をおっしゃいます。
「子どもに、もう少し練習しなさいと言うと、もう弾いた。とか、あと何回弾けばいいの?と、
怒りながら弾いてて、練習になってない様な気がします。」

「練習=弾くこと」

と思っている生徒さんが多いと思います。そして、
何故練習するのかと聞くと、この曲を上手に弾けるようになりたいから。
と答えます。

でも実は、方向性を間違えると、上手になるどころか、よけい弾けなくなってしまうので、
気を付けなければいけません。

・初めて曲を弾こうとするとき、拍子や調を理解してから弾いていますか?

・音、リズムだけではなく、フレーズに気を配って譜読みをしていますか?

・最初から最後まで、通してばかりいませんか?

・色々なリズム練習を偏りなく行っていますか?

・速いテンポばかりで弾いていませんか?

・自分の出している音が美しいかどうか、聴いていますか?

・楽譜を全く見ないで弾いていませんか?

みなさん心当たりがあると思います。

      いっぱい弾いているのに、上達しないと思っている生徒さん。
      ちょっと自分の練習を見直してみてはいかがでしょう。


                  



7月のソルフェージュより

ピアノを始めて2〜3年の子どもたちのクラス。
いつもは、聴音を主にしていますが、この日は、調についてみんなで考えてみました。

・私   「曲には調があるよね。」
・生徒 「ハ長調とかト長調とか!」
・私   「長調の他に、短調もあるよね。どんなのが短調?」
・生徒 「えっと・・・。フラットがつく・・・?」
・私   「!」

レッスンで短調について説明しているつもりでしたが、こどもたちが全く理解していない事を知り、
ショックを受けつつ、気を取り直し、ピアノで長調の曲を数曲弾き、

・私   「これが長調の曲よ。」

そして、短調の曲を数曲。

・私   「これが、短調の曲だけど、聞き比べてどう感じましたか?」
・生徒  「・・・・・。」

はじめは感じたことを、言葉にすることができず、考え込んでいましたが、そのうちに

・生徒  「長調は明るい感じで、短調は暗いかな。」

・私   「いいね。ほかには?」
・生徒  「長調は光ってる。短調は曇ってる。」

その後は次々と、

楽しいー悲しい
昼ー夜
晴れー雨
気分がいいー気分が落ち込む   などなど、、、。

・私「では、一人ずつ発表会で練習している曲を弾いてもらって、他の人は、それがどちらの調か当てっこしようか。」

みんな「えー!」と言いながらも、弾いてくれました。
そして、
すぐにどちらの調か分かりました。

生徒  「曲の途中で、調が変わることもあるよね。」
私   「そうね、転調と言うのよね。」

テレビで歌手が歌ってる曲も、長調か短調か、曲の途中で転調しているか、よく聞いてみると勉強になりますよ。
今日も、生徒さん、私、色々な発見がありました。
何より、こどもたちのすばらしい感受性にびっくりしました。
  



アクセス

きたむらゆきこピアノ教室

〒189-0002
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TEL.080-5187-6806