予防歯科のご案内

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■予防について

歯の健康を保つ基本は“良く噛む”ことです。
元々、日本人の主食は魚や穀物類で比較的硬い物が多く顎も発達していたのですが、現在では欧米の影響が高まり比較的柔らかな食べ物が中心に変化してきました。
結果として噛む力が弱まり、口の周囲の筋肉も活動しなくなり、むし歯・歯周炎(歯周病)・歯列異常などを起こすといわれています。

良く噛むことは、胃液や消化吸収を助けるための唾液を良く出すため、食欲増進をはじめとして身体全体の健康に繋がってきます。
予防歯科は「歯が悪くなる前に、その原因を除去させる」治療です。せっかく治した歯が悪くならないような定期的なメンテナンスも必要になってきます。
当院では予防とメンテナンスにも力を入れております。

■ケアの大切さを実感しましょう

虫歯・歯周病は生活習慣病のひとつ。ケアがとても大切です。
朝起きたときなど、お口の中が粘っぽかったり口臭が出ていることはありませんか？
これが、細菌が(プラーク)を作っている症状です。

虫歯・歯周病を防ぐためには、ブラッシングによるプラークコントロールが有効です。
ブラッシング法は下表のようにいろいろと種類があります。
当院では歯科衛生士が、患者さんに効果的なプラークコントロールを考えていきます。

◆ブラッシング法いろいろ

フォーンズ法 (Fone's method)	歯ブラシの毛先を歯面に垂直に当て、歯ぐきも含めて連続して円を描くように磨きます。
スクラビング法 (scrubbing method)	歯ブラシの毛先を歯面に垂直に当て、ごく小刻みに横磨きをします。歯周病になりやすい部分の歯肉と歯の境目や歯と歯の間にもある程度毛先が入り歯垢除去効果はありますが、大きく動かしたりすると歯肉へのダメージも大きくなります。
ローリング法 (rolling method)	歯ブラシの毛の脇腹を歯と歯ぐきの上に強く当て、歯の先の方に回転させ毛先で掃くように磨きます。
バス法 (bass method)	歯ブラシの毛先を歯軸に対して４５°に当て、歯ぐきの溝に入れて圧迫しながら横磨きで細かく振動させます。歯石予防向きの方法なので歯周病の予防にも有効で歯ぐきもよく磨けますが、歯自体は他の磨き方と組みあわせて磨きます。

■予防ケアについて

◆定期検診やメンテナンスを活用しましょう

毎日のご自宅でのケアでは取りきれないプラークや歯石は、医院での定期健診やメンテナンスで取り去りましょう。
定期検診では、小さな虫歯や初期の歯周病を早期発見することで、負担の少ない治療が可能となります。

当院では、定期検診やメンテナンスは、患者さんの状態によって、主に下記のケアを提供しています。

1.	歯ぐきと歯の揺れ具合の検査(歯周基本検査)
2.	歯石除去
3.	ＰＭＴＣ
4.	歯肉内のクリーニング(Ｓ.Ｒ.Ｐ.)
5.	歯のコーティング

◆ＰＭＴＣ

ＰＭＴＣは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングのことです。
歯の表面に付着した汚れをスケーラーやキュレットという専用器具を使って除去したあとで、フッ素入りのペーストで丁寧に磨いていきます。ＰＭＴＣをすると、歯の表面は本来の白さを取り戻しツルツルとなり爽快感があるだけでなく、虫歯や歯周病の予防にも効果を発揮します。


ケア前	歯石除去	磨き上げ	ケア後