間質性膀胱炎

症例報告  泌尿器科系疾患 
健康手帳 


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患者像  33歳  女性 
現病歴  2009年5月初旬頃から尿道口付近に痛みを感じた。そのうち
排尿時に特に痛むようになり、頻尿になった。痛みが激しくな
ったので休日診療の内科を受診、膀胱炎と診断され抗生剤
を7日分処方された。服用して3日たっても症状に変化がなか
のでかかりつけの内科を20日に受診、別の抗生剤を7日分処
方され服用するも症状に変化がなかつた。25日に再受診、別
の抗生剤を(7日分)処方されたがを処方されたが6月にはいる
と血尿が出たため総合病院の泌尿器科を受診、別の抗生剤
と飲み薬を7日分処方されたが痛みが増し、症状も変化がな
かったので入院検査を行った。(血液検査、X-RAY、CT、膀胱
鏡)間質性膀胱炎の疑いはあるものの確定できないといわれ
たが、効果があるという薬を処方されたので服用すると症状
が若干改善した。6月中旬に退院、通院となったがその後クラ
ジミアを同定、抗生剤を処方されたが症状に変化なし、再検査
で(-)に変化したものの、症状に変化はない。現在もクラジミア
検査は(-)であるが別の抗生剤を処方されている。

※当院に来院する前に症状が悪化、大学病院にて精査の結果
間質性膀胱炎の診断が確定した。
 
経 過  2009年9月初診大学病院にて確定診断がされていたが、当院
における面接でも特徴的な症状が聴取された。まず医師の治
療は継続していただくこと、治療方針としては全身治療と神経
学的に考えた経穴を用いて、交感神経の抑制、副交感神経の
亢進、膀胱の機能調整を目的に治療を行うことを御説明して御
了承いただき、週二回の間隔で治療を開始いたしました。来院
当時は畜尿時、排尿時の痛み、日常生活における膀胱部の痛
み、頻尿(30〜40回/日)、尿意亢進と切迫感であった。経過とし
ては一進一退の状態が続いていたが、少しずつではあるが改
善傾向がみられ始めました。2010年の後半になると頻尿と尿意
亢進、切迫感については軽減傾向になり、痛みに関しても改善
傾向を見せています。2011年6月現在も継続して治療中です。