更年期障害


症例報告  産婦人科系疾患 
健康手帳 


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患者像   51歳 女性 
現病歴  職業は教師で2009年4月に新しい職場に転勤した。今までの地域とは異なった環境となり
毎日が緊張と不安の連続であった。仕事はだいたい11時間から13時間で身体的精神的
疲労が積み重なった状態になっていたようだったと現在は思っている。7月下旬頃4月以来
生理が来ていないことに気付き、疲労の事も気になって婦人科を受診「更年期障害」と診
断された。その後頑固な肩こりゆ睡眠障害、腰全体の重苦しさを感じるようになった。夏休
みにはいると肩こりと睡眠障害は少し軽くなったが、新学期になると症状が戻ってしまい、
かつ前よりも症状が強くなっていると感じたので、同僚に相談したところ鍼灸を勧められて
来院なさいました。
 
経 過  2009年10月初診。全身倦怠と不眠を主訴に来院なさいました。更年期障害と診断された
際ホルモン補充療法を勧められたが、まだ使用したくないので他の薬(自律神経調整薬、
漢方薬)を処方されている。治療方針として医師の治療は続けていただき併用いう形をとら
せていただくといこと、鍼灸治療としては自律神経に働きかける治療に各症状に対しての
治療を組み合わせることを御説明し、御本人の御了承をいただいた上で週二回の間隔に
て治療をはじめました。1〜2回目の治療では変化はなかったが、3回目では肩こりが若干
軽くなった。4〜5回目だ肩こりがかなり改善し、6〜7回目には肩こりと腰の症状はほとんど
消失した。8〜10回目になると睡眠障害も含めて全身倦怠などの更年期障害の症状が軽
減し、良好に推移するようになり現在に至っています。2011年6月現在治療間隔は二週に
一回に変更し、継続的に治療を行っています。