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夕(ゆうべ)

平次。絵はともかくとして、彼に月って以外に似合いません?





武道をなさってる方って、その立ち振る舞いに無駄が無いというか、
挙措に静かな美しさがあるように
感じます。

敵に勝つための武力を持つということは、時に大切な相手をも傷つけてしまいかねない。
そんな武の力におのれが呑み込まれぬよう、常に精神を鍛えているからでしょうか。


常に鍛えることで自分を強く持ち、迷わず、逃げず、真っ直ぐにすすむ。
けれど、あの日、熾烈な輝きを放つ東の探偵に、俺は出会った。
心のそこから負けたと思った、初めての相手。

迷ってなんていられない。

天地の存在する時間に比べ、人の生き抜く時間のなんと短いこと。
そこで出来ることなど、たかが知れている。

だからこそ、何もしないでなんか終われるものか。

アイツ目指してあがいて、あがいて、絶対いつか追い越したる。

そう言って、真っ直ぐに新一を追うことの出来る、唯一の西の武人。



ところで、「夕」の字は、夕方の月のカタチを象る。

忍び寄る闇に呑まれぬ真白き孤高の丸の、なんという存在感。



平次が二番に甘んじているって事じゃないんですー;
そうやって工藤中毒になっていく服部さんが、いいんです☆

平次。
2006年02月16日



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