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武道をなさってる方って、その立ち振る舞いに無駄が無いというか、
挙措に静かな美しさがあるように感じます。
敵に勝つための武力を持つということは、時に大切な相手をも傷つけてしまいかねない。
そんな武の力におのれが呑み込まれぬよう、常に精神を鍛えているからでしょうか。
常に鍛えることで自分を強く持ち、迷わず、逃げず、真っ直ぐにすすむ。
けれど、あの日、熾烈な輝きを放つ東の探偵に、俺は出会った。
心のそこから負けたと思った、初めての相手。
迷ってなんていられない。
天地の存在する時間に比べ、人の生き抜く時間のなんと短いこと。
そこで出来ることなど、たかが知れている。
だからこそ、何もしないでなんか終われるものか。
アイツ目指してあがいて、あがいて、絶対いつか追い越したる。
そう言って、真っ直ぐに新一を追うことの出来る、唯一の西の武人。
ところで、「夕」の字は、夕方の月のカタチを象る。
忍び寄る闇に呑まれぬ真白き孤高の丸の、なんという存在感。
平次が二番に甘んじているって事じゃないんですー;
そうやって工藤中毒になっていく服部さんが、いいんです☆
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