(14)過去@

(・・・・・僕は何者なんだろう?・・・・・)

彼の言っていた「都合の悪い記憶は闇に葬ったか・・・」
あれはどういうことなんだ・・・
それに・・彼の目・・彼もヴァンパイアなのか?

でも・・僕は彼を知っているんだ。
何故かわからないけど・・はっきりと分かる。
それに・・・・また・・・彼に逢わなければ・・・・

「ぶーんぶーん!」

「ぼく大きくなったら船長さんになるんだ〜!」

「オレなんてパイロットだもんね!しかも宇宙船!」

「ねぇねぇ、お人形さんで遊ぼうよ〜。もうコレ飽きちゃった」

「オレ達はまだ飽きてなんかないもんな?」
「うん!ぜーんぜん!」

「テニスなんてダッセーよ、これからは”サッカー”が
カッコイイんだぜ!」
「なにそれ?」
「ボール蹴って、ゴォーーール!ってやつ!スゲーかっこいいんだぜ〜」
「なにそれー?テニスの方がおもしろいよぉ〜」

・・・・ジリリリリリン・・・・ジリリリリリン・・・・・

「はい・・・・・ええ・・・・・・・・・・!!
そ、それは間違いないのですか?!・・・
そうですか・・・・・・はい・・・・・・はい・・・・
分かりました・・・・。はい、よろしくお願いします・・」

「ウルド・・・落ち着いて聞いてください・・・・
フェイト様と奥様が事故に遭われて・・・
亡くなったそうです・・・・・」

「え・・・・・・・・・お父様と・・・・・お母様・・・・が・・」

「そんな・・・嘘よ・・・・・
来週には帰って来るって言ってたもん・・・・・・・」

「ウルド・・ずっとここにいればいいよ
僕とフェンリルと3人でいたら寂しくないよ
テュールだっているしさ
ずっと一緒にいたらいいよ」

・・・・・ずっと三人でいたらいいよ
・・・・・・・・・・・・
「・・・・・ディン」
「・・オーディン」

スパルナ
「おい、オーディン」

オーディン
「・・・!・・・・あ、僕寝ちゃったのか・・・・」
スパルナ
「大丈夫か?うなされていたようだが」
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