不妊かもしれない」感じたら「基礎体温」」を、すぐにつけるようにしましょう。
1~2か月グラフにして、ご自分の基礎体温表が「正常な基礎体温」かをチェックします。
正常な基礎体温は、低温期と高温期の温度差があり、(0.3℃以上)二相化しています。
排卵は、基礎体温がいちばん下がった日、あるいはその翌日によく起こります。
精子の受精能力は約3日間。排卵の3日前からと、排卵後の1日にかけての5日間が最も妊娠しやすい時期ということがわかります。
★ 排卵日は個人差があります ★
★ 排卵日は非常に個人差があります。「基礎体温が一番下がった日」とは限定出来ないのです。基礎体温が上昇し始めたときに排卵が起こる場合も多くあります。
★ 統計的には、排卵日は、最低基礎体温の前日が5% 最低基礎体温当日が22%、翌日が40%、翌々日は25%となっているのです。
したがって、排卵日を的確に把握するのは非常に難しいのです。
しかし、最近では便利な排卵検査薬が市販されているのでこれを利用することによって排卵日を予測し、タイミング療法の日を逃すことがなくなります。
検査薬の使い易さなども患者さんからの情報が集まっており、選択のアドバイスをいたしております。
● 昨年の2月から10ヶ月間通院して、妊娠に至った方の基礎体温グラフを(ご本人の了解を得て)紹介します。
● 結婚歴2年の39歳。週4日のお勤めをされていました。
● 病院での検査は、どこも悪いところは見つからなかったとのこと。人工授精などはまだ受けたくないのと、友人が「鍼灸治療」の併用で妊娠した話を聞き、受診に至りました。
● 来年40歳になるので、できればそれまで妊娠したいとのことでした。
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