第3節 努力とあきらめ
精神科を受診し、薬が処方され、補助食品も定期的に摂取するば、精神病への移行をある程度抑えることができるかもしれません。しかし、これで満足しては不十分です。内なるサンチョパンサを復活させ、個人を取り巻く問題に現実的な解決策を見つけ出すことが必要となります。
(努力とあきらめ)
まず生活上、一番困っている問題(ストレスの元)をピックアップして、それに対する対処法
(努力)が合理的かどうか考えます。例えば、学業(大学受験)で成績が伸びなやんでいるケースを考えます。何故このテーマなのかというと、息子の大学受験の必要性からyoutubeで勉強法を調べてみたことがあるからです。筆者の大学受験の時とかなり違っています。
1 数学はまず暗記。解法パターンを伴う問題(チャート式等)は考えずに暗記すること。これで、
私大文系、国立大中堅はカバーできる。
2 国語は古文、漢文の中心的な参考書を1冊に絞って勉強するのみ。古文、漢文は最小努力で高得
点が狙えるサービス科目と心得る。
3 センター試験(社会)は地理を選択。常識で答えられる問題が多い。日本史、世界史は覚える量
が膨大。
4 123で浮かした時間を英語に費やす。英語は勉強量が勝敗を決める。
これらは、多くの合格受験生が述べていることです。おそらく受験合格のエッセンスがあるので
しょう。ということでアドバイスです。無駄な努力はしていませんか。疲れるだけです。合理的
な勉強法を知り、「効率的にそして悔いの残らないよう」に努力しましょう。
合理的な勉強法を知り、悔いの残らないように勉強して、そのうえで目標に届かないのであれば、
諦めることも必要です。「努力とあきらめ」です。 その時には、こう自分に言い聞かせましょう。
「一流大学に合格できずとも、自分の実力に見合った大学でいいじゃないか。勉強だけが人生で
ない。少なくともこれだけは言える、自分はやるべき努力はしたんだ。」
「諦め」は決してネガティブでなく、「新しい人生のスタートを祝する言葉」と捉えるべきです。
今述べたことは、就職活動や、人間関係でも同様です。つまりは、合理的な努力と、至らないとき
の諦めです。