霊界の諸相・その3・宇宙編 




 ここから上は人間霊のあずかる霊界というよりは、宇宙になります。



10次元


 10次元は惑星の意識です。

 惑星の神霊、人格神ではありません。

 太陽系には9つほど惑星がありますから、それぞれに宿(やど)っているのではないでしょうか。

 ただ私は幸福の科学において、直接これが惑星です、これが太陽霊です、という紹介(霊言とか霊示)を見たことがないので、おそらくこの辺は人格神とは違う、接触の形容(けいよう)のしがたい存在なのかも知れません。



 地球に関してですが、最近の情報では地球とよばれる神霊に3種類ほどありまして、私もちょっと混乱しています。


 1つめは上記の地球という肉体に宿る神霊です。


 2つめは、惑星霊とはべつに太陽意識、月意識、地球意識というものがあるそうです。

 地球意識は生き物を繁茂(はんも)させる地上としての磁場、太陽意識は積極性、月意識は消極性です。

 地球意識の土台の上を、太陽意識から月意識の高低差にエネルギーが流れる事によって時間(歴史)が展開する世界、それがこの世界だと言う話です。



 哲学的に言って「動き」と言うものは、おそらく全て「高低差から生まれます」。

 水が流れていくのは、高いところと低いところの高低差があるからです。
 それが川となって「動き」になります。

 例えば自動車のエンジンはシリンダー内の圧力と、外気の圧力の差でピストンを動かし、タイヤを回しています。

 電気はプラスとマイナスの電圧の差によって、電気の流れが生じます。

 時間と言うものも同じで、大きなエネルギーの極と小さなエネルギーの極を作ってやると、その間に圧力差が生じて、エネルギーが流れ始めるんだそうです。

 この「何かが動くことをもって、時間と呼んでいる」んだと思います。

 この霊エネルギーの流れが、時間として展開しているものの正体であり、神様の発明らしいです。



 3つめはガイアと呼ばれる、6億年くらい前の地球創世から活動している人格神もいるそうです。
 この神霊の場合「人格神としても現れる」と言ったほうが正しいのでしょうか。

 このガイアと呼ばれる神霊が実際に地球に宿るものと同じなのか、その一辺なのかどうか、または上記の3つの神霊エネルギーと同じなのかどうか、私には解りかねます。



 おそらく太陽系の他の諸惑星も、何かの特徴を持ち、人類や宇宙に何かの作用を及ぼしているのだと思われます。




11次元


 恒星の意識です。

 恒星と言うのは太陽のような、宇宙の中で核融合して燃えているような星のことですね。
 地球から見上げれば、夜空に輝く星々がそうです。

 これはなんであるかというと、私も何度も言っていますが、時空を吐き出す巨大なホワイトホールではないか、と言うことです。
 間単に言うと、物質界、霊界を問わず「全てを在らしめているエネルギーの供給者」と言うことです。

 霊界でもそうなのですが、我々の世界は、太陽がなければすべて消えてしまう世界です。


 太陽が無かったらそもそも真っ暗闇で何も見えませんし、すぐ・・・おそらく地球は氷のかたまりになるでしょうね。

 当然光合成をする植物も無くなりますし、太陽エネルギーの備蓄であるデンプンも無くなり、それを食べる動物の肉もなくなります。

 石油石炭、太陽パネル、風力発電と言っても元は全部太陽エネルギーです。

 そんな感じで先の時間の話ではありませんが、全ての(ほとんどの?)動き(エネルギー)や存在を養っているのが太陽です。


 注:ブラックホールがそばにあるのでも無ければ、地球と言う質量がなくなる訳ではありません。
   活動するものはほとんどなくなるでしょう。
   ただ海底にも地熱だけで生存する生き物がいますから、全て死滅するかどうかも解りませんね。
   霊的なエネルギーも供給しているので、どうなるのかは解りませんけどね。



 この太陽と言うものは、おそらく高次元のエネルギーを3次元的にも吹き出させる、一つのスポット(はき出し口)ではないかと私は考えます。

 宇宙を流れる霊的なエネルギー動脈から、そのポイントへエネルギーを取り出す井戸のようなものというか。

 風水的にいえば、宇宙を流れる竜脈の、竜穴にあたる作用をするものではないかと推測します。


 なんども言いますが、この世界には物質というものは本当はありません。
 エネルギーとしての、時間と空間(時空)があるだけです。

 時間と空間というものは同じもので、エネルギーのどの面を呼んでいるかに過ぎないと思います。

 つまり、存在するものはエネルギーだけであり、そのエネルギーというものも、結局は神の念いに過ぎないということです。

 ですから、私はこの世界そのものも、我々が頭の中で創造する小説の世界のように、ただ神が「かくあれし」と思ってるものに過ぎないと思います。

 もちろん「神から見て小説のような妄想の世界である」というカテゴリーでは、実際にはこの宇宙は無いようですが、現象的にはそういう所があると思います。


 まあ要するに霊的に電極のプラスのようなものであり、時間と空間、全てを吐き出すホワイトホールという事です。




12次元


 それら11次元恒星意識を束ねる一つの意識、簡単に言うと銀河意識です。

 11次元神霊から見れば、銀河意識が親にあたり、神にあたると言うことですね。

 ところで、我々が住んでいる「銀河系」と呼ばれるこの銀河は、13次元を一つの神の体としたときに、その体の「心臓」にあたる器官だそうです。

 つまり我々の銀河系から、様々な何か(何のことだかよく解りませんが)を送り出すポンプの役目を担っている、という事らしいです。
 我々の住んでいる太陽系は、その心臓の一つの「動脈」のようなものにあたるらしいです。

 12次元神霊(つまり銀河)自体も、もちろん(文字通り)星の数ほどもある訳です。


 例えば人間の体内にしても、臓器には固有の幽体があって、独自の使命を持って活動をしているそうです。
 体内の細菌や細胞にもそれぞれ独立した使命と意識があると思います。


 要するに人間の目で見るから宇宙は星々の集まりのように見えますが、もっとマクロの外から見た目、別の目でみれば、星と呼ばれるものは一つの細胞か何かであり、外観は一人の人間のように見えるのかも知れませんよ。

 我々が存在するのは、そんな世界です。




13次元


 12次元神霊(数ある銀河系)を束ねる神霊。
 これは14次元の神霊から見ると「右目」にあたるそうです。




14次元


 そういった数ある13次元神霊(銀河団?)をたばねる神霊

 つまり我々の宇宙は、14次元を一つの神の体としたときに、その神の体の右目(13次元神霊)にあたり、その右目の心臓(12次元神霊、我々の銀河)にあたり、さらにその心臓の一つの動脈(11次元神霊、我々の太陽)にあたると言うことです。

 我々人間自体は、そうした巨大な神の体の中の、細菌なり細胞なりに過ぎないと言うことです。




マンデルブローと宇宙


 この世界が神の体の中、神の体の一部だと言うと、そんな馬鹿な!、とか、なんで〜、とか思うものですが、私はこの世界の仕組みが一つのマンデルブロート集合のような世界なんだと思ってます。

 マンデルブロート集合というのは、元なる一つの形が、その周りにも縮小した相似形として現われ、その現われた相似形の周りにも、また小さな相似形が現われ、それが無限に繰り返されると言うものです。

マンデルブロート集合


 つまり私の考えているのは、全てのものが神(あるいは人間)という一つの完成されたモチーフを元に、全部縮小コピーされていった世界である、と言う事です。

 つまり、人体の中にその人体を構成する無数の人体があって、その無数の人体の中にも、それら人体を構成する無数の人体がまたあって、それが無限につづくのです。

 こういう考え方もできます。
 芸術家にとって全ての表現は「自画像」にすぎませんが、世界のすべてが、神の「自画像」による表現にすぎないと。

 別の見方をすると、こう。

情け無いくらい、やっつけ仕事T_T

 全部で一つの体とも言える。
 これ、イグドラシル(世界樹とか宇宙樹)なのかなあ。


 哲学的な人は考えることがあるものですが、例えばネトゲというもの、その世界というものも、我々の世界をエネルギーダウンした一つの縮小世界であり、一つの創られた宇宙なのです。

 例えばなぜ我々はネトゲという世界、もう一つ下の別の次元を作ったのかと言えば、それは神が同じように、我々の世界を仮想世界として作ったからだと言えるかもしれないのです。

 森羅万象の全ての事象が神の世界の劣化コピーにすぎないということです。

 仏教ではローソクを一本立てて、その周りを取り囲むように鏡を置き、ローソクに火をつけると、無数の無限のローソクがあるように見える、それがこの世界の正体だ、と言ったりするそうですが、その通りだと思います。

 この世界の全てが、根本神の体それだけがただあり、すべてがその乱反射によって、大なり小なり展開している姿にすぎないと言うことです。


 この世界(この3次元宇宙)は一つの作られた箱庭のような世界かもしれません。
 しかし、であるからこそ、また様々な理想を吹き込んで作っているのだろうと予想もできます。




根本神について


 14次元神霊ですら、また数ある神霊の一体でしかないらしいです。

 根本神と呼ばれる存在は遥か20次元以上の彼方にあるという「伝説」が遥か昔からこの宇宙にある、ということにしか過ぎないらしいです(笑)。

 つまり、事実上我々のいるこの3次元の宇宙から、根本神を捕らえるのは「無理」と言うのが結論ですね。

 スケール差が検討もつきませんが、時間論的な事を言えば、巨大になればなるほど、相対時間は無限に伸びるので、実際には神の目の瞬きする間に一つの宇宙が展開して消滅するくらいの時間差はあると思われます。



 私はなんとなく舌をだして笑いたくなる、可笑しくなってくるんです。

 人間知なんてそんなものだと言う事ですよ、科学が進んでちょっと手探りで何か解ったような気になってもそんなものです。

 私は科学は好きですけどね、所詮広大な洞窟の中を懐中電灯の照らされる範囲で、あるとかないとか言ってるだけだと思います。

 科学ってそういうものだと思いますよ、近いところ、目に見えるところ、手に取れるもの、例えばこれは岩だが元は原子だとか細かいところは分析的に解るんですけどね、遠いところ(時間的にも)は暗くて何も解らないんですよね。

 それなら人にもよりますが、実際に空間的にも時間的にも大きなスパンで直接見てこれる偉大な霊能者達のほうが「世界の正体をよく知っている」という事はあるわけです。

 まあだから宗教が成り立つ訳です、言ってみれば哲学者や科学者より、トータルで世界の事についてよく解っている人達と言えるでしょう。

 まあ例えられるのは、この宇宙を金魚鉢、我々を金魚鉢の金魚と例えるなら、宗教的な悟りを得た人というのは、あるていど金魚鉢の外からこの世界を傍観できる存在、という風に言えるそうです。

 ちなみにさっきの笑いは哲学者も含めた理知的な限界への笑いでしょうか、人間はほんとうに頭の良い生き物なんでしょうか、そんなところです。

 人間なんて所詮「創られた者」で、ちっぽけなものです。



 次回は、霊界の諸相・特別編ということで、裏側について書いてみたいと思います。


霊界の諸相・特別編・裏側について

戻る