KISS? KISS!? KISS!!
第十三話 『男のこだわり』
ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・
夕暮れ、冴子と哲は時間帯のわりには空いている電車の中、西日を受けてならんで座っ
ていた。
二人とも、無言だった。
話すことがないわけではなかった。今の二人には言葉はいらない、そんな風な雰囲気な
のだ。
わずかにふれ合う二人の肩。ふいに哲の頭がコテッって感じで冴子の肩に乗っかった。
冴子が横を見ると哲がうつらうつらと舟を漕いでいる、子供みたいなあどけない顔に思わ
ず笑みがこぼれる。
そんな哲をみていると、自分も眠気を感じ始めた。そういえば、昨日はほとんど眠れて
いないのを思い出す。
自分の肩にのっかている哲の頭に自分の頭をのせる。いい感じの枕だ。
仲良く寄り添って眠る二人、端から見たら恋人同士に見えたか、それとも姉弟同士に見
えたか、ちょっと微妙なところだった。
そんな二人が仲良く駅を乗り過ごしたのは言うまでもない。
二人が桜美町に辿り着いたの時には、もう夜も九時を廻っていた。冴子の婆ちゃんは心
配して哲の姉と呑みにいってしまったことだろう。
哲の家も近くなってきた頃、冴子がふいに口を開いた。
「なぁ・・・ これからどうするんだ?」
何を指しての質問か、冴子自身よくわからない。でも、それを聞いた哲はう〜〜〜んと
両手を突き上げて伸びをしてから、笑って冴子に向き直る。
「そうだな、まぁ男のこだわり、ってヤツを見せてあげるよ。冴子は明日の夕方、空いて
いる?」
何の意図を持っての誘いかわからないけど、冴子は明日の予定を思いだしてみた。そう
いえば、この目の前の少年の試合を美亜子と応援にいくことになっていたはずだ。
「野球部の応援に行ってからなら空いてるけど・・・ 何かあるのか?」
すると哲は悪戯っ子のような表情で言う。
「言っただろ、男のこだわり、ってヤツを見せて上げるって。明日の夕方、晴れたら学校
の校庭に集合、いい?」
何をする気かは教えてくれないらしい。
冴子が「わかった」と肯くと、哲はいきなり冴子の頬にキスをする。突然の不意打ちに
真っ赤になる冴子。
「じゃ、明日な、期待してろよぉ〜!」
それだけ言うと、哲も少し気恥ずかしかったのか、とっとと走って自分の家に帰ってし
まった。頬を押さえた冴子が、真っ赤な顔で取り残される。
「まったく・・・ 恥ずかしい男だな・・・」
そう言いながらも、悪い気はしない冴子。だが、そんな彼女が振り返った時・・・
「・・・面白いモノを」
「見れちゃったのね〜〜〜ん♪」
背が極端に高い英と、彼に比べると30cmは低い美亜子が、二人並んでドンブリもっ
て立っていた。英の無表情は相変わらずだが、美亜子の方は『絶好の獲物をみつけた鷹』
のように爛々と好奇心に輝いていた。
「おおおおおおお前らぁ、いいいいつから、そ、そこに・・・?」
動揺丸出し噛みまくりで、冴子が二人を指さして詰問する。
「居たのはついさっき、ちょうどてっちゃんがサエのほっぺにチューしてるとこから見て
ましたぁ☆」
割り箸をかかげて、美亜子がそれは楽しそうに宣言する。風体からすると、この二人、
哲の家でラーメンを食していたところだったようだ。
横では英がウンウンと頷いて美亜子に追従している。
「さぁて、サエ、せ・つ・め・い、してくれるよね〜〜ん☆」
否定を許さない妖しげな迫力を醸しだしながら、美亜子がジワジワと近寄ってくる。
今のこいつらに何を言っても追及の手をゆるめないだろう。朝まで掛かってでも情報を
引き出そうとするに違いない。そして、美亜子司会のこれまた妖しげな学内放送番組で、
あることないこと、放送されてしまうのだ。
冴子は回れ右して走りだした。こうなったら逃げるしかない。逃げて家に帰って鍵を掛
けて閉じこもるのだ。
脱兎の如く、という表現がまさにピッタリにスピードで、冴子は走っていく。美亜子の
「逃げるなぁ〜、サエ〜!!!」という台詞が、どんどん遠ざかっていく。
声を上げるが、手にまだラーメンの残るドンブリを持っていた為、美亜子は冴子を走
って追いかけることが出来なかった。地団駄を踏んで悔しがる美亜子に、英がボソっと言
う。
「明日、あらためて訊けばいい・・・」
「うん、それもそうだね☆ よし、ひかるくん、ラーメンで祝杯といこ♪ 不器用なサエ
の始まった恋にさ!」
「哲のも、だな・・・」
「そだね☆ よ〜〜し、てっちゃんの分もお祝いだぁ!」
その夜、二人の高校生は数杯ものラーメンを、祝杯と称してズルズルと平らげていった
のだった。
−翌日−
早朝、桜見町商店街看板娘ランキングを行えば、不動の第一位間違いなしと言われる伊
藤乃絵美嬢は、喫茶店ロムレットの前で朝の軽い掃除を行っていた。
自分の好きな流行歌をハミングで奏でながら、ホウキで軽やかに店の前を掃いていると、
通りの向こうから彼女のファンを公言してはばからない少年がやってきた。
「おはよ、乃絵美ちゃん♪ あいかわらず、可愛いね」
その少年、諏訪内 哲は珍しくジャージ姿で乃絵美にいつもの挨拶をする。
「あ、てっちゃん。おはよう。どうしたの、朝のジョギング?」
内向的で兄正樹以外の男性が苦手なところがある乃絵美嬢も、このお気楽な少年は平気
なのだ。他の同世代の男性から、同じ風に「可愛いね」なんぞ言われたら真っ赤になって
逃げ出してしまうところだが、哲の言い方は子供みたいな無邪気さがあるので、平気らし
い。
「あのさ、マサヤンは?」
マサヤンとは、哲が彼女の兄、正樹を呼ぶときに使う呼び方だ。
「お兄ちゃん? 菜織ちゃんの神社へいつもの朝練に行ったよ。お兄ちゃんに何か用な
の?」
乃絵美の質問に、哲はう〜〜〜んと首を捻って答えを渋る。
「マサヤンに協力してほしい事があってね。巫女さんのトコにいるんだ、ありがと、乃絵
美ちゃん」
軽く投げキッスを乃絵美にして、哲は軽やかに走り出した。あっという間に見えなくなっ
てしまった。その走る後ろ姿が乃絵美には一瞬、兄の正樹の姿が重なった。何だか雰囲気
が似ていたのだ。
「てっちゃん、脚速いんだ」
走り去る哲の後ろ姿を見て、乃絵美はそう呟いた。しかし、彼は正樹に何の用があるの
だろうか?
「ほら、正樹、しっかり!」
菜織のよく響く声が十徳神社の長い長い階段に響いていた。
その横を正樹が駆け抜けていく。ダッシュ力強化の為にここの階段の駆け上がりを朝練
としてやっているのだ。
「お、やってるやってる」
数百段とも言われる十徳神社の階段、一気に駆け上がるのは確かにいい筋力アップにな
るだろう。
哲が階段の下で入念な屈伸運動を開始する。
そんな哲に巫女装束の菜織が気が付いた。
「あれ、諏訪内くん、どうしたの」
「え、諏訪内だって?」
一気に登り切り、荒い息を整えていた正樹も、乃絵美の言葉で彼に気が付く。
哲はそんな二人に手を振って答えてから、一気に階段を駆け上がりだした。
「「!?」」
目を見張る二人。もの凄い速さだった。
明らかに正樹より速いタイムで、哲はてっぺんまで駆け上がった。さすがに疲れたのか、
息が荒い。
「おっどろいたぁ〜。正樹より速いんじゃない?」
「ん、ああ・・・」
答える正樹は複雑だ。野球部で俊足なのか知っていたけど、ここまで速いとは思ってい
なかったのからだ。それに、さっきの走り方は陸上の素人じゃなかった。
「い、いや、それほどでも・・・ ところでさ、マサヤン・・・」
息を必死に整えながら、哲は正樹に向き直る。
「男のこだわりってヤツがあってね、頼みがあるんだけど、いいかな?」
そう言って哲が正樹に切り出したのは・・・
その日、甲子園への予選大会、St・エルシア学園男子野球部のスターティングメンバ
ーに少し異変があった。
哲が先発じゃなくなっていたのだ。
横で美亜子がピーチクパーチクと質問責めにしてくるのを、耳に栓をしたまま流してい
た冴子はいつもと違い『6番ライト』の肩書きになっている哲の名を見つけて、しばし呆
然とする。
「てっちゃん、先発オチ?」
「それともどっか調子悪いとか・・・?」
二人で見つめうと、どちらともなくベンチ上の観客席に向かう。
ベンチの前では、試合に備えて選手達が思い思いのウォーミングアップをしている。そ
の中にえらく入念な脚のストレッチをしている哲の姿もあった。別段、いつもと変わりは
ないようだ。
「てっちゃんてっちゃん!」
「おい、哲!」
声を上げて哲を呼ぶと、彼は笑顔で冴子達の方にやってくる。
「どーしたの、てっちゃん? 何か悪いモノでも食べたとか?」
どーしたのと、本日のオーダー表を指して美亜子が訊く。
「それとも、肩でも痛めたとか?」
冴子が流石に心配そうな面差しで美亜子に続くように訊いてくる。
「いんや、別に大した意味ないよ」
だが、哲の答えは実にあっけらかんとしていた。
「去年は俺しかいなかったからずっと投げていただけだからね。一年にも投げさせておけ
ば良い経験になるだろうし。それよりさ、二人とも今日の夕方暇かい?」
いきなりのお誘いに少し戸惑いながら、二人は軽く頷いて予定がないことを哲に告げる。
「じゃあさ、学校の校庭きなよ。面白いモン見せてあげるから」
「面白いモン? なになに、てっちゃん☆」
好奇心が人十倍くらい強い美亜子が、金網にへばりつくようにして身を乗り出している。
その時、選手集合の号令が掛かった。
「昨日、冴子には言ったんだけどね、『男のこだわり』ってヤツだよ。楽しみにしてな!」
それだけ言うと、哲は英に襟首をつかんで引きずられて言ってしまった。当然、美亜子
の標的は隣の冴子に向かう。
「てっちゃん明らかにヘンだよぉ、サエェ。それになによ、『男のこだわり』ってさぁ〜
〜。サエ、なにか知ってるんでしょう〜〜。教えて教えて教えてぇ」
と冴子の袖を引っ張る美亜子だが、彼女の頭には哲との昨日の別れが再生されていた。
昨日、哲が別れ際にも『男のこだわり』を云々と言っていたのを思い出したのだ。
哲には哲なりの、こだわりがあるのだろう。それも冴子に向けてだ。
「アイツ、何する気なんだ?」
ライトの守備位置で「しっかり投げろぉ〜〜〜〜!!!!」と大声を張り上げている少
年に視線を向ける。
本当に、何をする気なのだろうか? それに、ずっと連呼している『男のこだわり』と
は?
試合は乱打戦になってしまった。初登板でガチガチに緊張した1年生投手が初回から五
点取られたあと、六点取りかえし、ある程度落ちついた次の回に二点取られて、また四点
取りかえしと、結局7回コールドにはなったが、16対8という試合結果になっていた。
「まぁ、打ちも打ったりって感じだなぁ」
いつも0が並んでいるスコアボードに、いろんな種類の数字が並んでいるのを哲は溜息
ついて眺めていた。これだったら、自分で投げた方が疲れなかったかもしれない。
「まぁ、肩は休められたからいいか。じゃあ、英、あと頼むわ」
キャプテンだって言うのに、部員たちを置いてとっとと球場を後にする哲を、英は頷い
て見送った。
「あれ、キャプテン、どこいくんですか?」
気になったらしい後輩の一人が、英に訊いて来る。
心なしか唇の端を上げて、英がいつものとおりのボソッと言った。
「『男のこだわり』、があるそうだ・・・」
「はぁ、なんすか、それ?」
−そして、その日の夕方。St・エルシア学園校庭−
冴子と美亜子が言われた通りに校庭に来たとき、まず目に入ったのは殆どの部活が練習
終わった広いグラウンドにポツンと佇む四人の人影だった。
「あれって、てっちゃんに正樹くんに橋本先輩に菜織ちゃんだね」
「だな」
あの面子が何をする気なのか、二人にはさっぱりわからない。
近づいてみると、哲がいつもと違う格好をしている。となりに居る正樹と同じような、
陸上選手のユニフォームみたいのを着ているのだ。
「あ、サエにミャーコが来たみたいよ」
「え、ホント?」
菜織の言葉に脚を思いっきり開いて前屈をしていた哲が顔を上げる。
「いったい、何する気なんだ?」
冴子には哲がいったい何を見せたいのか、予想が全然つかない。隣りにいる美亜子にい
たっては、?マークが頭の上でピヨピヨと乱舞している状態だ。
「これからマサヤンとね、100メートル勝負すんの。どっちが速いかってね」
「だってさ」
哲の説明に、菜織が肩をすくめて見せる。
「朝いきなり来てさ、正樹と競走したいって言うんだもの、ビックリしたやら呆れたやら
で」
「でも、こっちとしてはありがたい申し出であったけどね」
菜織の言葉に橋本先輩が続ける。
「彼って、3年前の全国一位だからね。正樹のインハイへ向けての調整には、これ以上な
い相手だよ。彼と中学時代に争ったメンバーが、今年のインハイにもズラッと出てるし」
そしていきなりの対戦を承知してくれた正樹はというと、かなり真剣な面もちで準備に
余念がない。
「これが、お前の言ってた『男のこだわり』ってやつなのか?」
なんで正樹と競走して、それを冴子に見せるのが『男のこだわり』になるのか、冴子に
もサッパリわからない。
「まぁね。しかし、聞いてくれよ。これさ、3年ぶりに押入から出したんだけどさ・・・」
軽く答えた哲、しかし話題を変えるように情けない顔して自分の来ているユニフォーム
を引っ張って、
「思いっきりピッタリでやんの。俺って全然成長してなかったのかなぁ」
とおどけてみせる。そんな哲の真意が見えず、冴子の困惑は深まるばかりだ。
「あ、乃絵美も来たみたいよ」
「ホントだぁ、乃絵美ちゃんも呼んだんだ」
菜織と美亜子が言ったとおり、伊藤乃絵美嬢が小走りにやってきた。
「乃絵美ちゃんもご苦労様。よし、マサヤン勝負といきますか」
「・・・あぁ」
そういうと徐に二人はスタート地点に向かう。いつもと同じでお気楽な哲に比べて、正
樹の方が緊張している風があった。
「乃絵美は何で呼ばれたんだ?」
冴子が走ってきたせいで、呼吸を整えるのに必死な乃絵美に聞くと返ってきた答えはや
はり、
「てっちゃんがね、『男のこだわり』みせたいから、よかったら来てくれ言ったの。 サ
エちゃん、てっちゃん何でお兄ちゃんと競走なんてしようと思ったのか知ってる?」
という答え。乃絵美も『男のこだわり』としか聞いてはいないようだ。
いったい哲は、この勝負で冴子たちに何をみせたいんだろうか?
脚をかけるスターターの位置を黙々と調整する正樹に、哲が話しかけた。
「遅咲きのスプリンターのマサヤンとしては、初の全国レベルとの対戦にちょっと緊張気
味、って感じかい?」
3年も陸上から遠ざかっていた割には、えらく自信ありげな態度の哲に、正樹は思わず
苦笑する。
正樹の尊敬する橋本先輩を、中学時代とは言え破っている相手との対戦だ。少し気負っ
ている所もあるのかもしれない。
この勝負をすることを先輩に正樹が告げた時、彼は哲の印象をこう語った。
『中学の時だけどさ、彼のスタートダッシュ、それは凄かったんだ。俺もスタートには自
信あったんだけど、アイツには全然及ばなかったよ。まぁ、今はどうなってるか分からな
いけどな』
橋本先輩以上のスタートダッシュ、それが正樹には微妙なプレッシャーになっているよ
うだ。
どんな形であれ、負けたくはない。特に、自分がここにいない鳴瀬真奈美にいつか追い
つく日の為に、ずっと彼のそばで見守っていてくれた菜織の前では、負けたくなかった。
「まぁ、マサヤンには悪いとは思ってるんだ。全国向けての調整中にこんな事頼んじゃっ
てさ」
哲はと言うと、いつものままの自然体だ。
「そう言えばさ、男のこだわりって何なんだ? いつ引き受けちゃったから詳しく聞いて
なかったけどさ」
正樹はここに至って漸く自分が走らされることになった理由を聞いていなかった事を思
いだし、訊いてみる。
頼まれたら断れない正樹は、理由をあまり深く考えてはいなかったのだ。
「男ってさ、かっこいいトコ見せたいだろ」
哲は笑顔でそう言うとゴールラインにいる冴子に視線を向ける。
「惚れた女の子に」
「・・・・・・」
思わず絶句する正樹。こういう事をあっさり言う哲にも驚いたが、ひっぱり出された理
由にも驚いた。ダブルショックだ。
と、同時に少し哲が羨ましくもあった。これだけあっさりと、人に向かって自分の想い
人のことを言える彼の性格に。
「そう言うわけだから、ヨロシクな。それとねマサヤン、男が走る時に浮かべるとブース
ター代わりになること、教えてあげるよ」
「?」
そして哲が正樹の耳にコソッと呟くように言った。
「好きな女の子の、喜んだ笑顔を浮かべてみな。確実にスピード上がるから。経験者は語
るってヤツさ♪」
思いもよらないアドバイスに、思わず点目になる正樹。だが、その後堪えきれずに吹き
出してしまった。
「好きな子の笑顔、か。諏訪内らしいって言うかなんて言うか・・・」
「だろ、でも効果抜群だぜ」
好きな子っていう言葉が出た時、正樹の脳裏に浮かんだのは真奈美だったか菜織だった
か・・・
でも、正樹もわだかまっていた緊張が一気に抜け落ちたらしい。サッパリしたいい顔に
なっている。
「何笑っているんだ、正樹は? おい、そろそろいいか」
スタート合図用の鉄砲を持って橋本先輩がやってきた。100メートル先のゴールライ
ンには菜織と冴子がゴールテープの端をそれぞれ持って待っている。
「こっちは、オッケーです」
「俺もです」
そして、そのままスターターに脚をかける二人。
「じゃあ、行くぞ。ようーい」
橋本先輩が鉄砲をもった手を上げる。二人の腰がそれあわせて上がった。
パァーーーーン!!!!
哲の『男のこだわり』の勝負が始まった。
さて、100メートル先のゴールテープを先に切るのはどっちだ!?
−次回、最終回(予定)−
第十二話へ戻る/最終話へ
頂き物の間へ戻る
表門へ戻る