れたーふぁいる page12




赤、茶、青、18輪の朝顔
久しぶりの真夏の陽射し
乾かないアスファルト
ラベンダーの枝に蝉の抜け殻
朝メールは海のかほり
新しいボディーソープ
蚊取り線香の煙
里子に出したピアス

そして
満月はオレンジ色

2004年8月1日の情景


ウイキョウの花
こんなところで目にするとは思いませんでした
道際に連なったウイキョウは
山からの霧で濡れています

ウイキョウの花が
懐かしい景色を
心のアルバムから引き出してくれています

ミネソタの大草原
地平線まで続くダートロード
平原を包む高い空
そして
果てしない平原の中に
ウイキョウの花

きっと今も変わらずに
平原の風に揺れているのでしょう

目の前のウイキョウを見つめながら
北米の大地に想いを飛ばしました

その想いと
懐かしい景色は
時おり吹く硫黄のにほいまじりの風に
おぼろげになりながら・・・

ミネソタはそろそろ秋を感じる季節


2004年8月7日立秋
箱根路にて
決め事ひとつ・・・


夏休み
小学生の頃から宿題だけはサクサクと終わらせ
夏を謳歌してました
理由は単純!
大好きなプールへ毎日通うため!です
7月中にはすべての宿題を終わらせ
8月は毎日10円玉握りしめて
小学校の近くの町営プールへ、ゴーッ!

西暦2004年 
今年の夏休みの宿題は
「人体実験」という名の自由研究(笑)

表題は
「IDDM患者のアルコール摂取とインスリン注入量の相関性」
副題は
〔低血糖を呼ばず、高血糖へも行かせない自己コントロールの模索〕
ん〜、なんかかっこいい?(笑)

要は、お酒も呑みた〜ぃ!(爆)
晩酌した際のアルコールの種類、量
インスリンの種類、量、打つタイミング
追打ちの量と時間・・・
その持続性と飲んだアルコールと食べたものの関係・・・
低血糖の回数、時間
高血糖の数字、追打ちの内容・・・
(これじゃ酔えない?・爆)

ほろ酔い気分の中で
メモをとり、数字を読み取って
夜中のアラームや明け方のアラームで追打ちをしてみたり
翌朝、しらふの頭で分析の真似事
お仕事が少しのんびりモードになる夏でないと出来ない実験です

「何を食べても、飲んでもいいよ!」というドクターのお言葉
これを実践するには
それを支えるデータがないと
「命取り」
そして
そのデータは自分で積み重ねるしかないのです

小学生の頃のように
サクサクと宿題をこなしましたよ
目の前にぶら下がったニンジンは
「プール」じゃなくて
「ビール」に変わりましたけれど(照笑)

でもこの自由研究
模造紙に書いて貼り出すには
ちょっと・・・
勇気が必要です(笑)

里子に出していたダイァのピアスが
帰ってきましたよ
ピッカピッカにして貰って
バックピンもお色直ししていただいて
そして・・・
相棒を連れて帰ってきてくれました
身代わり地蔵になってくれた元相棒と
そっくりそのままの姿・形の相棒

手元に来てからの想いに
今度は
複製してくださった方々の想いが
込められています

想い出が・・・
大切な想い出が
ちいさなダイァの中に
流れています

お礼のメールを
急いで送りますね

マリアージュ

ワインと相性のいいチーズの組み合わせを
フランス語の「結婚」という意味の
【mariage】と呼ぶのだそうです

ブルゴーニュのチーズには同郷のブルゴーニュのワイン・・・
アルザスのチーズはアルザスのワインと一緒にいただく・・・
という具合なんですって

でも・・・
ワイングラスを傾け合う人が一緒の時は
チーズとワインの組み合わせよりも
人、会話、笑顔のマリアージュが最優先です

7−11からきたシャブリ2002年
同郷の十勝切れてるカマンベール(笑)

夏の夜の
最高のマリアージュでした

8月もあと少しで
9月のカレンダーへバトンタッチですね






人体実験のために
そして
この夏の記録的な猛暑のために
暫くお休みしていた夜のお散歩
再開しましたよ

秋の匂いの夜風の中を
木々を見回しながら
星空を仰ぎながら
いつもの公園を闊歩しています

ゆっくりと・・・
のんびりと・・・
スキップしてしまった時間を
取り戻すかのように

でも・・・

また新しい季節、時間、想い
風の中に感じながら
心の中に留めながら
夜の短い時間を
夜の様々なワンシーンを
楽しんでいます

南風吹く
2004年初秋


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