れたーふぁいる page17




めぐり合わせ

それは
『運命』とか
『宿命』だったり
『偶然』って呼ばれたり
時には
『奇跡』になったり



新しい注射器を
処方してもらいました

「明日から使おう!」って少しルン♪

翌日は
2nd Anniversaryでした

七夕の翌日は
記念日

1型記念日

今年の記念日の記念品は
新しい注射器


めぐり合わせ・・・


2005年文月
土用の日


ニュースでは
IDDMの少女の死を取り上げています

ライフラインを注入しなければ
星になってしまいます

藁をもつかみたい気持ち
神頼みをしたい気持ち
なんでわが子が・・・って気持ち
もしかしたら・・・って気持ち

痛くなります

IDDMのメーリングリストでは
こんな文字がディスプレイに浮き出ました

1型糖尿病を急発症してから半年・・
今までだましだまし頑張ってきたけどもう限界
病気以前の趣味も仲間との付き合いも、恋人も無くし、何にもかも無くなった
もうお腹に注射するのも、食事を計って作るのも、血糖を計るのも何もかもイヤ
自由に食べられなくて我慢するものもうイヤ
自分に現実に起こっていることとは思えない
もう耐えられない
昨日、あまりに追いつめられて、苦しくて、辛くて、夜、首をくくってみた。
管理人による無許可転載

こんな夜は
悲しいです




CDはピアソラのバンドネオン
八重山が舞台の新刊書を開く

窓の外は35度
蝉の声が汗を誘う

ソファの脇には扇風機
湿気と空気と熱を撹拌する

猛暑

2005年葉月スタート


暑さを感じられる
汗をかける
それが嬉しい





八月の第二週に咲くようにと
願い事をするように
蒔く向日葵の種

今年は見事に
願いが叶えられました

向日葵畑のプランターは
今が満開です

オレンジの陽射しより
眩しい黄色が
きれいです





遠くで花火大会の音がします

にわか雨がウッドデッキに
クリークをつくります

ソービニオン・ブランとシャルドネは
銀色のクーラーをすれ違って‥
笑顔と涙を誘います

気がつけば
もう立秋を迎えていました

2005年
真夏の週末





濡れた紙の玉が
紙吹雪になります

潰れた空き缶が
ペコッペコッってもと通りになって
スッーとプルタブまで塞がります

重たい重たいボーリングの玉が
スケッチブックの中から
にょきっ!て現れて 床にドスーン!

ご招待された席は
マジシャンの目の前♪
でも・・・
どんなに目を懲らしても‥わからない
「なーんで?」
「どーして?」

ディナーショーの後半は
ただの幼子(おさなご)に戻ってます

「きゃ〜♪スゴイっ!」
両手を挙げて拍手喝采♪

マジシャンのスピーチの締めくくりの言葉は
「夢を売っています」

た〜くさんの「夢」が
目の前で飛び交いました
抱えきれないくらいの「夢」を
贈られました

帰りの特急の中でも
目ん玉キラキラした幼子のままでした


2005年
楽しかった夏休みの
一コマ


hiro sakaiさんのマジックディナーショーにて





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