れたーふぁいる page19





季節は夏
北欧のとある街
お邪魔しているご家庭は4人家族

シルバーブロンドの物静かなお父さん
ブルネットのお母さんは知的な女性
ママの髪と同じ色のおてんばなM
甘えん坊のKはパパと同じ髪の色

東洋からの旅行者を
温かくもてなしてくださります

朝のコーヒー
テーブルでの楽しい会話
ドライブにショッピング
楽しい時間を
これでもかぁって分けてくれます

ママがレストランへ
予約の電話を入れてくれています
「特別なワインを用意してね」
頼んでくださっているのが聞こえます

でもね・・・
今夜の便で帰らないといけないの
残念な気持ちでいっぱいになります
溜息・・・


ここで目が覚めました
そう!
昨夜の夢です
(笑)
くっきり、はっきりです
言葉も人の顔も

いつか こんな経験をするのかしら
どこかで このような人達にお会いできるのかしら

不思議だったけれど
でも
はぁとが温かくなった
夢のお話です

え?
言葉ですか?
久しぶりにオールイングリッシュの夢でしたよ(笑)

2005年10月
最後の日曜日





水泳3km
自転車145km
ラン42.195km(フルマラソン!)

こんなすんごい競技を
「楽しい」といってエンジョイしているお仲間がいます

朝7時にスタート
ゴールするのは14時間後

ゴールテープを切る時にも
きっとそのダンディな笑顔で
レースを終わらせているのでしょうね

淡々と語られる「鉄人レース」のお話は
キャッチボールが大好きだった頃を
走るのが大好きだった頃を
泳ぐのが大好きだった頃を
思い出させてくれました


今夜はジムへ
復会の書類をもらいに行こうかなぁ


2005年霜月
今日から暦は冬です


ひろ しさんの講演を拝聴して



Cyndi Lauperの新しいCDが届きました

Time after time

この曲が全米で一位になった頃
FMからこのメロディーが流れてくると
急いでラジオのボリュームを上げました

ぐるぐると回るスプリンクラーが
芝生に水を撒き散らす朝の歩道を
この曲を歌いながら
学校まで歩いたこともありました

カリフォルニアの青空の下
愉しい日々でした
目にするもの
耳にするもの
心が動いたこと
一つも残さず記憶に留めておこう
全部全部心に焼き付けておこう
新しい文化と人との出会いに
大喜びで・・・
そして
一生懸命でした


True Colors

この曲が日本で一位になった年
仕事に就きました
毎朝通勤の車中で口ずさんでいました

弱いものは更に打ちのめされ
強いものは更に力を得る
正しいことが正しくはならないこと
間違っていても間違えにもならないこと
「努力」が「無意味」に変わってしまうこと
そんなことがたくさんあることも知りました

裏切られても
裏切られても
裏切られても
でも
信じ続けました
信じることが出来る自分がいました
True colorsって二語を
「心」・・・
そんな日本語に置き換えたりした頃でした
その時も
一生懸命でした



新着のCDには
新しい曲が入っていました

Stand Tall!
Don't Hide!
呼びかけられているようです

If you need water
I'll be your river...
慰めてもらっているようです

何年か後に
この曲を耳にする時には
今の一生懸命な想いが
甦ってくるのでしょうか?


通勤路の櫻は
緑から赤に変わりました
2005年 11月中旬



逃避行にいきませんか?

思い遣りや気遣い
優しさや安らぎ
心のストレスや躰のストレス
言葉や想い
偽善や刹那
義務や愛
責任や言い訳

そんなものはみんな領海の外に投げ付けて
真っ白か真っ黒か
どちらかになって

飛びませんか?
逃げませんか?

そんな旅をたまにはしたくなりませんか?




ファンヒーターのスイッチを押します
  白いお皿をテーブルに運んで
  少なくなった桜の葉を
カーテン越しに眺めます
  新しいコーヒー豆をあけます

  今日のラッキーカラーの紫のちびタオルをバッグに入れます
 淡い緑のシャツに赤いセーターを合わせて
  衿にはスノーフレークのタックピンをさします
新しいマニュキュアを爪にのっけます

ピンクの爪の親指が
携帯の送信ボタンを押します

  今年最後の月がスタートしました
朝のひとこまひとこまです


2005年
師走一日





このレースために
毎朝、毎日
走ってきたんだよね

自転車も乗らずに
走って遊びにも行っていたね

朝の校庭でも
昼休みでも
時間を決めて走っているんだって
走るのが当たり前のように
話してくれたね

去年の記録は
5分49秒

今年の目標は
それよりも一秒でも速く!

レースの朝は
大好物の納豆で
「粘れ!」って
応援するからね


2005年12月
ジュニア一号の走れ走れ大会直前





ゴールテープの【Finish】の文字を
最初に横切ったのは
ゼッケン番号9

記録
5分41秒


でも・・・
足を痛めたライバルのS君と
ワンツーフィニッシュ出来なかったって
気にしていたね
そんな気持ちが嬉しかったよ

頑張ったねの会は
リクエストの中華屋さんにしようね
優勝と記録更新のお祝いは
豪華版チャーシュー麺

おまけの四川チャーハンは
やさしい気持ちを
お裾分けしてくれたお礼よ!




発車のベル
閉まるドア
またねと唇だけを動かしました

特急のテールランプが見えなくなるまで
ホームに立っていました

師走
そして
寒くて暖かい夜




こぉ〜ら、クッピー
そんなに怒らないのよ
今、ご飯入れてあげるから

こぉ〜ら
そんなにこぼさないのよ
あぁ〜あ
ご飯みんな飛び散っちゃってるでしょぉ〜

朝の忙しいひとときに
この台詞を口にすることも
なくなってしまいました

師走の土曜日朝
ウズラのクッピーは
寿命を迎えました

たくさん美味しい玉子をありがとうね
たくさん安らぎもありがとうね





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