れたーふぁいる page62





デスクの中の書類ファイルを
文具や印鑑を
ダンボールにつめて

ノートパソコンの個人設定を
みんな削除して
アカウントも消して

マグカップとひざ掛けを
袋の中にしまって

マイデスクに
雑巾がけをします

引き出しの中も
雑巾がけをして

自分の痕跡を
きれいに拭い取ります

ちょっと小声で
アリガトと呟いて

引越しの準備は終わりました


新しい年度は
新しい職場で迎えることになります



2014年
弥生
最終週



花冷えや
新任の地の
駅に立つ
               by チャボ

1992年4月
城下町へ転勤した時
一緒に着任された先輩同僚が
着任の挨拶で披露した句です

あれから22年・・・
2014年4月
同じ城下町へ転勤になりました

初出勤の日
少し早く到着し
お城のお堀の桜を愛でます

満開の桜
お堀の水面がさくら色に染まっています
桜アロマを全身で感じて
これからの日々が
平穏無事でありますようにと
深呼吸をします

懐かしい場所での
新たな1年
新たなスタート


2014年
卯月
初日



少年達は
さようならの代わりに
堅い握手やハイタッチ
少女達は
花束を手渡しくれながら
ポロポロと涙を流してくれている

人生を一冊の本に例えると
この出会いはほんの2、3ページ
未来多き若人の
その貴重な2、3ページに
関わることが出来る幸せ者です

新たな想いよりも
惜別の想いが強い
後ろ髪引かれし
お別れの会です


2014年
卯月
葉桜の離任式





朝7:20に駅南口に集合
1時間に1本しかないバスに乗って
KYR中学へ

ジュニア2号は
YSHI中とKYR中と3校の練習試合
5試合をこなし
5戦5勝
新しいサーブが冴えたようです

夏日の1日
持参した水筒も
2本のペットボトルも
空っぽになっての帰宅です
「おなかすいたぁ~~」が第一声です



八王子上柚木野球場には
砂埃を舞上げる強風が吹き荒れています
ジュニア1号は
東都大学準硬式野球リーグ
春大会
KS大学vsCHO大学第2戦

大学生になってから
初めてユニフォーム姿を目にしました
体が一回り大きくなっています
ピッチャーの大きいお尻はいいこと!

登板はなくブルペンでの投球準備でしたが
頼もしいユニフォーム姿でした

試合は
0-5でKS大学惜敗


GWはじめのジュニア達の結果です


2014年
卯月
GW突入




東へと向かう地下鉄
街の漂うヌルい風と空気
沿道の景色

どうでもいいような小さいことまで
なにもかも
懐かしく
なぜか心の中に染み入ってきます


下町の摩天楼からは
たくさんの橋のある風景


その摩天楼は
きっと見上げる人の
いろいろな想いを受けて
天空に向かい
聳え立っているのかもしれません

鋭く光るその銀色も
温かい色に染まって見えます


2014年
皐月
GW後半のおもひで




新しい職場へ異動して
毎日が本当に忙しく
「忙殺」という表現はこのためにあるのねと
妙に感心したり(笑)

でも
どんなに忙しくても
どんなに大変でも
ストレスを感じることなく
お仕事を遂行できることが
こんなにも心と体に良いのだと
これも妙に感心したり

病を持っていても
病をもっているようには見えない人はたくさんいます

勇気を出して病をカミングアウトしても
その勇気が空回りして
自らの心と体を傷つけてしまう結果になることもあります

頑張っている自分は表に出さずに
頑張れない自分も表に出さずに
このままストレスを感じることなく
お仕事を続けられたらと願います


こんなことを
ちょっと考えています


2014年
皐月
転勤から1ヶ月半





庭の紫陽花が色づき始めました
赤紫の紫陽花が一番最初に
そして
薄水色のガク紫陽花が2番目に

まだ梅雨入りはしていない時季に
色を纏い始めたのは初めてのことです

それから数日後
関東地方も梅雨入りしました

紫陽花を一輪さした花瓶を
毎日玄関に飾りますね

雨のしずく音と
色変化の花を
楽しめますように


2014年
水無月
第一週




ジュニア2号が
一生懸命に練習をしてきた卓球

でも・・・
自分の思いと
仲間の思いとが
一つにならずに
自分の言動が仲間を傷つけ
仲間の言動に自分も傷つけられ
いろんな悪循環に巻き込まれ
また巻き込み

そんな時に
2年生になっての
市内大会を迎えました

1年生の時は一人だけ参加した大会
今年は
先輩と仲間の応援です

技術だけではない
部活動ということを
身にしみて体験したことでしょう

技術とメンタルを
もっともっと磨いていって下さいね

2014年
文月
ジュニア2号
応援席の卓球市内大会







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