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記録 vol.85
新型インフルエンザ予防接種
2009年11月から始まった
基礎疾患のある人への優先接種を受けた
地元県では
11月16日からの接種スタートだったが
11月14日に左腕に接種
主治医のところでは接種せずに
同じく基礎疾患優先枠のジュニア2号と一緒に
ホームドクター小児科先生に打って貰った
かかりつけの医療機関でないところで接種するときは
「証明書」が必要である
でも
ホームドクターは
イチガタの第一発見ドクター
だから
『証明書なんていらないわよ!』と
予約から接種まで
あっという間の対応だった
季節性インフル予防接種よりも
痛くなかった・・・ような気がする
腕の腫れもなかった
後は罹患しないように
油断大敵の姿勢を崩さず!
記録 Vol.86
謎の低血糖
2010年4月になってから
夕方に何故か低血糖に襲われる
通常時間にランチを摂り
食後2時間後は特になんでもない
だけれど
夕方になるとBSが低くなる
自分では
ベースのレベミルが多いと判断
ドクターに相談してみた
ドクターも同じ見解だった
そしてドクター曰く
その原因として考えられるのは
膵臓から気まぐれに
インスリンが出ているのだろうと・・・
枯渇しているはずのインスリンだが
こんな風にたまに出てくることがあるそうだ
しばらく
このランゲルハンス島の気まぐれに
付き合うことにする
付き合い方は
レベミルを2単位減らすという方法
簡単だ
記録 Vol.87
やっちゃた低血糖
ディズニーシーへ出かけた
ランチに好物のタコスを食した
ロイヤルホストのタコスだと
ラピッド10で○
だから同じように
インスリンを注射
タコスを口にしながら
ちょっと違うなと・・・
ここのタコスは
カーボが少ないのではないか?!
やはり・・・失敗
視界がチカチカし始めた
舌先が痺れてきた
思考能力が落ちてきた
近くのフードスタンドへ駈け込む
チュロス、コーラ小を注文
でも
まだBS50台
コーラ大を氷ナシで注文
やっとBS80台
チュロスが珍しいシナモン味とわかって感激(笑)
動けるようになったので
アトラクションへと向かう
3時間後
低血糖の反動とチュロスとコーラで
BS375(すっげぇ〜)
インスリン5単位追加
6時間後
まだBS225
さらに2単位追加
ジェットコースターのような1日
でも
翌日朝のBSは
110!
なんとかなるじゃん
こうして
イチガタは
ディズニーリゾートにも
対応するのだ
記録 Vol.88
豚カツ弁当
ジュニア1号の部活父母会で
大きなイベント会があった
今までは
準備だけ参加して
昼食時には一旦席をはずし続けてきた
食べたこともないお弁当を
口にするのは
その後のBS管理が難しいからだ
今回は
思い切って昼食も参加した
お昼ご飯は
必勝祈願の「豚カツ弁当」
発病以来、豚カツは食べていなかった
揚げ物は一番調整が難しいからだ
出されたお弁当の半分だけを口にした
豚カツ3切れ
ご飯おにぎり1個分くらい
千切りキャベツ
きゃらぶき
お漬物
ラピッド10単位 腿に注射
食前BS143
食後2時間BS98
ハナマルだった
嬉しいと喜んだ
しかし・・・
翌朝BS372
高血糖で目がまわっていた
油とタンパク質は
12時間以上たってから
じわじわと糖化するのだった
やはり難しい
面倒だ
悔しいのは
豚カツに勝てないこの体
記録 Vol.89
イチガタ患者会にて
年に2回
ドクター、クリニックスタッフを交えて
イチガタ患者との交流会がある
内容は
ただの飲み会(笑)
でも
ただの飲み会以上の価値を持つ
初めて参加するイチガタ初心者は
驚愕の面で先輩イチガタを観察する
飲む前にBSを測り
お腹を出してはブスリ
ジーパンの上からプスリ
こんな場面は他では見られない
ある種のカルチャーショックを体験するのは必至
そして
これが普通のことなんだ
これが当たり前でいいのだ
少し納得できる
また
情報を交換するいい機会でもある
今回
私は豚カツに負けた話をした
旧知のイチガタ仲間は
豚カツで負けたことがないという
普通にラピッドで対処できているという
???
なぜなんだ?
ベースの量が違うから?
その場でドクターに質問した
彼が豚カツに負けない理由は
やはり予想通り
ベースのランタスやレベミルの量が
私の2倍もあるからだ
1日12単位のレベミルの私
1日24単位のランタスの彼
これでは豚カツ勝負の結果は歴然だと、ドクターの弁
そして私の解決策提案
いまではなかなかお目にかかれなくなった
インスリン製剤『N』
12時間ほどだらだらと、じわ〜〜と効く
その『N』を使うと抑えられるのでは?
ドクターの答えも同じものだった
やったね♪
これで
豚カツ、天ぷら、メンチ、名古屋の鶏手羽先に挑むと
勝てるかもしれない
ん〜〜ん
面倒だが
人体実験する価値はあるのかなぁ〜
ドクターには
次回診察時に「N」を処方してと
ビールをお注ぎしながら
お願いしておいた(笑)
ひとり1人のイチガタが
それぞれのニーズや情報を交換できる患者会は
稀有なイチガタ患者の大きな力だ
改めてドクターに感謝する