すてっぴんぐ・すとーんず

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記録 vol.90


朗報?

もしかしたら
10年後には
インスリン注射から解放されるかもしれない?!

こんな記事が新聞に載っていた


ips細胞による膵島再生

2011年2月6日
朝日新聞




記録 vol.91

イチガタメカニズム

記録Vol.90に載せた
iPs細胞での膵島再生は
やはり、万々歳ではない


イチガタメカニズムを説明する

膵臓のランゲルハンス島(膵島)β細胞から
インスリンは分泌される
イチガタの体は
この大切な膵島β細胞を
「異物」と認識し
自己免疫系が働き
攻撃・破壊する

自分の免疫で自分の細胞を壊しているのである


だから・・・
新しく膵島β細胞を再生して
体内に戻しても
β細胞に対する免疫は体内に存在し続けるので
また同じ自己免疫反応が起きてしまう

「おっ!β細胞があるな
よし、攻撃破壊だぁ!!」と


ドクターから以上のようなメカニズム説明を再度うけ
あぁ、そうだったと
ちょっとガッカリ


でも
最先端実験室では
このβ細胞をコーティングして
免疫系が認識できないようにする研究が進んでいるそうだ

この方法なら再生β細胞を
体内に戻しても
免疫反応が起こらないで済む

機会があれば
この体を治験に使って下さいと
ドクターにお願いしておいた





記録 vol.92

イチガタ患者会 2012

年に1、2回のドクタークリニック
イチガタ患者会が開催された

今まで幹事役をかって出てくれていた
受付嬢Sちゃんが寿退職をし
新たにO受付嬢が取り仕切ってくれた

すぐとなりの席には妊婦さん
正面には沖縄お友達が飛び入り参加
今回初めて参加の病歴38年患者とそのお母様
その場にいる誰もが
30年以上前の大変さや
妊婦さんの抱える大変さを想像できるメンバー

低血糖の時に救急車を呼ぶ娘の話
夜中に低血糖になった時の対処法の話
ドクターからは4月からのHbA1c表記変更についてレクチャー

ただの飲み会だけれど
いろんな話ができる
いろんな情報を交換できる
しかも
笑いながら

いつもながら
このような会の存在に感謝




記録 Vol.93

17歳のイチガタ女の子が
今月南の島へ修学旅行へ行く
ホテルでの食事はバイキングだから
特に心配はないよう

南の島の民家へ1泊する
南の島の郷土料理が出るかもしれないという不安
食べ慣れていないものを口にしなくてはいけない時は
前もってその心構えが必要だ

南の島のイチガタ友人へヘルプを求めた

沖縄そばは小麦粉でできているので
本土のうどん対応で大丈夫そうだ

お肉のソーキが出されるかもしれない
そんな時は4,5時間後のBS測定と
インスリンの追打ちが必須

沖縄天ぷらなるものがある
ころもがとても大きいので
これも炭水化物が高いとのこと
これにも要注意だと

女の子と彼女のお母さんへ
情報を伝えることが出来た

こんな小さなことでも
イチガタにとっては
大切な情報なのだ





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