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記録 vol.50
感覚
外気温が下がる
手足が鉛のように重くなる
腕が冷えたおしぼりで包まれているよう
足が冷水の中にあるよう
いつもの階段は10cm高くなったよう
モモ挙げのトレーニングの如く
足をあげている気持ちで歩く
ボードの字はフラダンスのよう
書類の字はへびのよう
ファイトと
声を掛けたって消えない
だけど
肉体上には形となって現れもしない
悔しいけれど
「ただ今格闘中」の看板でも作ろうか
記録 Vol.51
カンパ袋
職場の組合のみなさんへ
IDDM研究基金へのご支援をお願いした
『まず知ってもらう』
自分で出来ることを
少しずつ・・・
今週から
職場デスクの島の中を
IDDM基金設立趣意書とともに
カンパ袋が回覧板で回る予定
記録Vol.52
IDDM研究基金への職場からのご支援が
5,569円集まりました
ありがとうございました
どんな病気なのかを知っていただけるだけでも
一歩前進です
温かい職場に
あらためて感謝の今日です
記録Vol.53
第二回患者会は忘年会
患者参加者は5名
中年組2人
ヤング3人
医師会の忘年会から駆けつけてくれたドクターには
駆けつけ3杯!
情報交換の大切さを
ドクターやスタッフがわかって下さっているからこそ
この飲み会の意義は大きい
恋をしたり
結婚を考えたり
健常者には当たり前のことを
IDDMを前提に悩まなくてはならない
いつ恋人にIDDMを告白する?
その家族には?
就職は?
生命保険には入れないの?
当たり前のことが
当たり前でなくなっている人生がある
同じバックグラウンドで
語り合えることの大切さ
蛇足
懸案事項の
患者会の名前は
新年会で考えることになった(爆)
記録Vol.54
睡眠中の低血糖には
悪夢・うなされる事が必ずセットでついて来る
目が覚めたときには
既に悪夢の終盤だったり
何とも言えないような緊迫状態の最後だったりする
だから
眠っているようで
その間はずっと眠れていない
体中汗をたらして
心臓はバクバク・・・
そして
何かに迫られるような
脅されるような
ナンともいえないいやな感覚
半分覚醒したところで
枕元にあるブドウ糖2.5gや
クッピーラムネをを急いで口に流し込む
コレで
血糖値は上がり
うまくすれば30分ほどでまた眠りに就ける
でも・・・
そう簡単には眠りに戻れない
眠っている様だが眠れていない・・・
体と頭はとっても疲れている
だから
睡眠中の低血糖は
本当に
「ムカツク」
そして
迎えた朝は最悪
記録Vol.55
ライフラインが人殺しの道具になった
『「インスリン」を所持している人は殺人を犯すことができる』
短絡的な連想を危惧する
わかってもらおうと
あえて人前で注射をしたり
一型DMについて話したり
IDDM基金の援助をお願いしたり・・・
そんな努力が無駄にならないことを切に願う
わたし達のライフラインの
悲しい出来事
http://www.asahi.com/national/update/0310/TKY200603100228.html