オーディオラック5−1.ようやく、オーディオラックを入れ替えた。
 今までのは中古の「テレビ台」で、もちろん「タイコ構造」だったのだ。
 しかも、アンプのPMA940Vをテレビ台に載せ、プレーヤーDP−50Mは、PMA940Vに直置き。
 
PMA940Vの筐体はしっかりしているが、アンプの上に直置きなんて、「オーディオ用」とはいえないね。
 音が出れば良い、という感じ。

今回のラックは、DIYで厚15mmの集成財をカットしてもらって作った。
 この集成材は意外と軽く、強度も低かったので、次回予定しているスピーカーキャビネットには使えない事がわかった。
 わかって良かった。
 それにこのDIYの加工精度はあまり高くなかった。硬い部分があると、それにつれて寸法が狂うようだ。
 これもあらかじめ知って良かった。

ラックの構造は、やむを得ず強度より床面積をとらない事、機器やケーブルの出し入れがしやすい事を優先したものだ。
 底板には足をつけて床からわずかに浮かせている。足に家具スベールをつけているのは、妥協です。
 掃除や周りにおいてあるものの収納、出し入れの便のためである。ただ、水平方向の振動は伝わりにくくなるような気もする。
ラック 総重量は十分ある。

これでも、テレビ台上のPMA940V直置きよりは、良くなっただろう。

ハウリングテストでも、12時まで大丈夫だ。通常の音量は8時以下である。
 ただ、テレビ台の時は何時までだったか、忘れていたので比較はできない。おそまつ!

上下左右の板は響棒で補強。これはあまり効果ないみたい。補強金具の取り付けに使った接着剤も“柔軟タイプ”だったのは誤算だった。
 一方、途中に渡した棚板は補強効果バツグンである事がわかった。
 これもキャビネット製作時の参考にする。

 今回、ついでにPMA940Vのケースを空け、ホコリを払うなどしたが、まだまだ使えそうな感じがした。
 リモコンやマイコンなど余分な回路の入っていない貴重なアンプだ。できれば長く使いたい。


 で、音はどうなったか? うん、もちろん良くなったような気がしますよ。
 作るのに疲れ、妻の非難(塗料が臭いと言ってうるさい)に疲れ、なにがなんだか・・・。


DENON DL-1035−2.かすかな疑い。
 DL−103の音はきれいだったが、うーん。まさか、そんなはずは。うーん。ちょっと。
 いや、DL−103の音が変なのではない。
 もしや、オケの低弦が左から聞こえるような..いやーまさか。でも確かめてみるか。
 ん?この接続図はこっち側から見るのか?ありゃ?やっぱりそうだ!左右逆につないでいたぞ!なんということだ!はへー・・・。
 しかし、「耳」で気づいたのだからよしとするか。スピーカーのセッティングも左右の距離がとれてないし。
 トホホ。ピュアオーディオのブランクは長かったということか。DL−103の端子に色をつけてないから間違うのだよ。

 ところでV15Vの音だが、その当時は元気のいい音、高域もきれい。くらいしか感じなかった。この真価がわかるにはその後1年近くを要するのだった。

6.205CMK3復活
 UP−203Sバスレフ使用のオーディオ有史時代最後に購入したカートリッジはテクニクス205CMK3シェル一体型だった。
 この交換用スタイラスはとっくに製造中止。JICOでも作っていない。しかし、JICOには205EX・SASというスタイラスがあり、これはボロンカンチレバー、テンションワイヤー付きで205CVのものに近いじゃないか。他に方法もないし、このスタイラス自体も受注生産だから、いつ無くなるかわからない。今のうちに確保しておこう!というわけでジョーシンWebで買ってしまった。
 届けられた205EX・SASは、VN35HEより豪華な包装の上に実測特性図までついてきた。チャートを見る限り超高域はハイ上がり、インピーダンスもハイ上がりだ。
 というわけで、まだDL−103の音も、V15Vの音もよく分からないうちに第3のカートリッジまで入手してしまった事になる。
 で、まだ205EX・SASの音を語れるほど聴きこんではいない。
 オリジナルの205CMK3のスタイラスは、金色のプラスチックボディー空洞にゴムのようなダンプ剤がつまっているが、JICOのは空になっている。(当然、自分でゴムを埋め込みました)スタイラスやスリーブの形も明らかに違っている。
 Technics205cV
 JICO205EX・SAS













6−2.ヘッドシェル交換
シュアーV15Vはデノンオリジナルのシェルについていたが、長岡鉄男のダイナミックテストの記事を思い出して、シェルを交換することにした。そのころには、ある程度V15Vの音も分かってきていて、キンキンの金属シェルに取り付けたくなった。ネットで検索して、安そうだが、オルトフォンのものにした。見るからにキラキラだが、90度に曲げてある部分等はエポキシで補強してある。ついやってしまう。これでキラキラ感は薄れてしまうかも。(2009年5月)

V15_3










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