世界のすべての物は循環しています。窒素の循環、水の循環、有機物もすべて循環しています。
朽ちて土に戻りまた再生する、自然の循環システムです。
(おそらくは神様が造ったシステム?)
有機物は分解されて再利用されますが、化学物質は分解されにくく有毒のものが多々あり、自然界に蓄積されます。
農家の人はよく除草剤を使用すると思います。田舎では農家でない人でも平気で庭に除草剤をまいているようです。
農家の人は楽だから、除草大変だから、農家でない人は庭なんて口に入れるもの作るわけじゃないし、
そもそも売ってるものなんだから安全なんでしょ?まあこんな感覚でしょうか?
除草剤をまくということは雑草を枯らす事が出来ます。当然ですが、
そして、農作物は除草剤の成分を吸収し汚染されます。さらに土壌微生物を殺し、雨によって地下に浸透し、地下水を汚染し、
雨によって流れて川を汚染し、川に住む生命を汚染し、海へ流れ着いて海を汚染し、海に住む生命を汚染し、汚染物質が蓄積されます。
循環で汚染された動物や植物を食べる事で人間に戻ってくるという循環が起きています。
さらに太陽の光で海水が熱せられて、水より沸点の低い化学物質が水と一緒に蒸発し(そんな化学物質あるのか?)、
上昇気流に乗って雲となり、雨になって大地に降り注ぐという。
農薬を使用しても同じ汚染物質の循環がおき、
農業資材の塩化ビニル、プラスチック製品が劣化してできた微粒子、
マイクロプラスチックが生成されても同じ汚染物質の循環がおきます。
また農業資材を廃棄し、燃やすことで大気汚染につながります。
肥料の大量投入は流れ出した硝酸態窒素によって地下水を汚染し、大量の窒素分を吸収した作物は人体に健康被害をもたらします。
世界を汚染物質が循環し、降りそそぐ汚染物質!そんな世界、ほとんどの人は望んでないのではないでしょうか?
日本の伝統的な農業は資源を無駄なく活用し、循環できる自然に沿った農法でした。
しかし、高度経済成長期に入り、大型機械の導入、高収量品種(F1)の選択、化学肥料や農薬の大量投入する近代農法に遷移していきました。
農業の近代化は農産物の生産性を飛躍的に向上させたのかもしれませんが、
その代償が環境汚染・人体被害という形で跳ね返ってきています。
赤ちゃんは産まれた時からアレルギー持っています。私自身も大人になってからアレルギー症状が出てきました。
昔はなかった病気です。環境汚染?食品公害?原因となりそうなものは複数あり、もはやわかりませんが、
私は毎日の食事から微量に摂取した物が体内に蓄積される事による影響が大きいのではと勝手に思ってます。
100年後に生命の生きていける自然環境は残っているのでしょうか?未来の子供たちは何を食べてるのでしょうか?
もしかすると化学合成食品なんてものを開発して必須アミノ酸等を全て補える固形物が工場で大量生産される日が来るかもしれませんね?
「我が社の作った化学合成食品は天然有機物20%配合した高品質で美味しい健康食品です!」などとCMで流れているかもしれません。
緑の革命以降、多くの自然を破壊しながら現代まで歩んできました。
自然環境なくして生命は生きてはいけません。近代農法(慣行栽培)は継続可能な農法では無かった!
答えは最初からありました、太古から行われてきた農法、自然農法こそが持続可能な農法だったのだと私は信じています。
今の自分に出来る事を、出来る所からコツコツ進めてまいります。