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塗料のことや塗装工事のことを1級塗装技能士が解説!Explain

ミニ知識一覧List

「えっ!塗装工事って必要なの??・・・」

「そもそもどうして塗り替えをしなければいけないの?」そうした疑問を抱えながらこの記事を読んで下さっているあなたに、1級塗装技能士が塗料のことや塗装工事のことを詳しく解説致します。

あなたが感じている疑問と同じものがありますか?知りたいところだけを読んで下さっても構いません。
必ずあなたのお役に立てる情報です。

1級塗装技能士が解説する塗り替えミニ知識Knowledge

塗り替えって必要なの?

家の外壁は風雨や太陽の紫外線等によって年々弱っていきます。また、地震や振動等によりひび割れが起こってくる事があります。家の美観はもちろんですが、家の寿命を守り維持するためには適切な時期にメンテナンスを行う必要があるのです。

塗装3つの目的

塗装には被塗物に対して保護・美装・機能の付与という3つの目的があります。

• 建物の塗装(建築塗装)に関して言えば屋根や壁の防水性の維持、金属部分の防錆、木部の防腐、雨や風、紫外線、汚染物質等から塗装で建物を守ることが保護に当たります。
適切な時期に塗装を行なうことで建物や附帯部分の耐用年数が伸び、屋根の葺き替えや雨樋の交換といった根本的なリフォーム工事を先に延ばすことが出来ます。

• 街を見渡せば様々な色であふれています。建物の屋根や外壁、車やバイク、フェンスや手摺、公園の遊具、看板、郵便ポスト、その多くは塗装によって仕上げられているものです。この様な美装の目的によって豊かな色彩が私達の目に映るのです。
建築用の塗料では塗膜の厚みや使う道具を変えることで様々なパターンを作れる装飾仕上げ材や石調、多彩模様等の高意匠性塗料があります。色や艶、テクスチャを変えることで個性的な塗替えが出来ます。

• 機能の付与では遮熱や断熱、光触媒によるクリーニング、吸音、防藻防カビ等の効果を塗だけで付与するという塗料が挙げられます。塗料のことを知ればより良い塗替えにつながります。

メンテナンス費用を抑えます

塗装の目的がわかれば塗り替えの必要性もご理解いただけるかと思います。特に今は優れた機能性塗料が開発され普及してきております。塗替えによるメンテナンスを定期的に行いお家の健康を維持していけば、早急に大きなリフォームをしないで済むので結果的にメンテナンス費用を抑えることが出来るのです。

 

いつ頃塗り替えたらいいの?

新築時から7年位経つと外壁のひび割れ、剥がれ等の劣化のサインが出てきます。外壁を指で触り白い粉が付くようであれば、チョーキングという塗膜劣化の証拠です。カビや藻の発生も外壁の寿命を縮めます。これらのサインを見付けたら、塗替えのタイミングです。
また、破風板や鼻かくし、軒天井、戸袋等の木で出来ている個所や手摺り等の鉄部は3~5年毎に一度、部分的なメンテナンスを行う事をお薦めします。

退色・汚れ  ひび割れ  剥がれ  カビ・藻

チョーキング  シールの破断  サビ  凍害

新築住宅の瑕疵担保責任は10年

サインを見付けたらすぐに塗替えなければということではありません。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)によって、新築住宅を取得してから10年間、施工者(売主)は建主(買主)に対して修理や賠償の責任を負う義務があります。新築から10年目までの方は何か不具合を感じた時には、まずはお家を建てた業者さんに相談されると良いでしょう。

 

いくらかかるの?

塗替えの料金は家の大きさ、使用する塗料の種類や柄、下地の状態、立地条件等によって変わってきます。そして施工する業者さんの経営形態によっても大きく変わってきますので、業者の選び方も大きなポイントになります。数社から見積りを取って、お客様の希望に合った納得のいく価格での工事をされるとよいでしょう。工事金額の高い安いだけでは決めないで下さい。

見積書の見方

見積書は単に金額を比較するだけのものではありません。お客様がお選びになられた数社の業者がいかにお客様のお家を大切に考え必要な工事を提案しているのかということを読み取って下さい。

ポイント1:正確な積算

良い見積はまず正確な数字が前提になります。図面があればより正確な数字が出ますが、現場でしっかりと計測することも重要です。「一坪いくら」では正確な数字は出せません。同じ坪数でも違う㎡数になる事もあるのです。


ポイント2:現状の把握

お客様のお家が現在どの様な状態になっているのか、お客様がこの先どのように住まわれていくのかということを現場でしっかり確認して本当に必要な工事を提案しているかどうかを判断して下さい。


ポイント3:適切な材料と工法か?

どんな材料をどのような工法で施工するのが適切かということは、私たち施工業者にとって最も頭を悩ますことの一つです。お客様がいくらお望みになっても適切でない工事はプロとしてご提案出来ません。
また、いくら優れた性質の塗料であってもお客様がお望みでなければやはりプロとしてお勧めする事はしてはいけない事だと考えております。


ポイント4:細かな項目と適正価格

工事の項目や工程毎に使用材料や使用量、そしてその単価が明確にされているものは良い見積りといえると思います。価格もただ安ければ良いという訳ではありません。メーカーが出している基準となる設計価格から考えて高過ぎても安過ぎてもいけません。

一式見積りやあまりサービス工事が多い見積りもどの様な工事内容になるのか不明ですので良い見積りとは言えません。大幅な値引きを前提に作られている見積書も前提となる値引き前の価格がそもそも適切でない事が多いと言えます。ご注意下さい。


ポイント5:価格だけで決めない

初めに申しましたように見積書は価格の比較をするためのものではありません。同じ工事内容(材料や工法)の場合ならば単純に値段で判断する事も出来るかもしれませんが、多くの場合、それぞれの業者が考える適切な工事内容は必ずしも一致しません。もちろんご予算もある中での選択となりますので一番良いものを選ぶことはとても難しい事だと思いますが、最後に決めるのはお客様です。ご納得のいく業者を選んで下さい。

 

どんな塗料を選べばいいの?

塗料の選択も家の塗替えを行う際の大きなポイントになります。塗料は結合させる樹脂の違いによって、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素等の種類があり、基本的には価格と耐久性は比例します。その他に、断熱効果や遮熱効果のある塗料や低汚染型、超低汚染型の塗料、吹付けによる石材調仕上げや多彩模様等の意匠性の優れた塗料があります。
どの塗料を選択するかは長期的なお家の修繕計画とお客様のイメージをご予算に合わせて考えていく事が大切になります。

グラフ(耐久性)

大切なのはメンテナンスサイクル

付帯塗装住宅の塗替え用の塗料には様々な機能をもった塗料や高意匠の塗料があります。多くの場合、業者からお客様に説明される商材は外壁材や屋根材といったメインの商材になることが多いと思います。しかし住宅には破風や鼻隠し、手摺りや庇、雨戸や戸袋、シャッターBOXといった素材の異なる附帯部分があります。付帯部分には「どんな塗料を塗るのか」、その塗料は「メイン商材と比較してどれくらいの耐久性があるのか」といった事が重要になってきます。外壁は「15年もちますよ」と言われていたのに他の部分が5年でボロボロ、これで良いはずはありません。附帯部分にも耐久性のある塗料を選び仕様通りしっかりと塗ってもらいましょう。

機能性塗料や意匠性塗料

塗替えを行なう際には最も重要なポイントはやはりお家の保護ではないかと考えております。しかし、塗装3つの目的でお話ししましたように塗装には美装と機能の付与という側面もあります。色の組み合わせだけでなく塗膜のテクスチャーを変えることで同じ家なのにガラリと雰囲気が変わる事もあります。また、塗替えで遮熱、断熱、保温、伸縮といった機能を付与する事も可能です。それぞれにメリットとデメリットがあると思いますので興味がある方は是非ご相談下さい。


意匠性塗料:石調塗装ローラー施工

石調塗装とは何色かの骨材を混ぜ合わせ、石の表面の様な多彩模様を表現する意匠性の高い塗装です。ガン器による吹付け仕上げやローラー仕上げによる仕様があります。

目地部分の刷毛塗り  パターン付け用多孔質ローラー  石調塗材塗布作業  石調塗材2回塗り仕上げ

クリアー材乳白色半透明の液体  クリアー材塗布作業、乾燥後透明  クリアー材2回塗りで石調塗装完了  石調塗材は意匠性の高い塗料

門柱や玄関周り等部分的に施工するだけでもお家の雰囲気が変わります。ご興味をお持ちになられた方は是非、ご相談下さい。

 

誰に頼んだらいいの?

お客様の家の塗替えはこれが初めてなのか、二回目なのか、お客様の期待する色や柄はどんなイメージなのか、お客様はこの家にあと何年暮らしていくのか、塗り替え以外にはいつ頃どんな工事を考えていけばいいのか、お客様がこれからも住まう家の長期的な修繕計画を一緒に考えより多くの提案をしてくれる業者さんを選んで下さい。
見積りに曖昧な箇所があれば注意して下さい。お客様が納得できるまで質問し、詳しく説明してくれる業者さんを選択してください。
実際に施工するのは自社の職人さんなのか、下請けの業者さんに任せているのか、会社の経営形態もチェックポイントです。

直接施工店のメリット

今ではお客様も塗り替えについてよく勉強されていることでしょうからここではあまり詳しくは触れませんが、塗装工事は出来上がった製品を購入する買い物とは違います。工事内容をお約束する契約となりますので、その品質は現場で施工する職人の質や技能に大きく左右されてしまう側面があります。
会社の大きさや知名度は業者選びでとても重要な要素となりますが、よく言われるように会社の形態によっては工事金額のほとんどが中間マージンとなり、現場の施工費用は1/3以下になっていることもあります。それではお客様が求める仕上がりは期待できません。直接施工店に工事を依頼すれば工事金額の多くは直接現場の施工費用となります。特にお客様と打ち合わせをした本人が直接現場で施工する場合、お客様の希望は直接現場に伝わり「こんなはずではなかったのに」と思うことがなくなります。

お客様 → 営業担当 → 現場監督 → 施工業者の親方 → 現場の職人
これでは伝言ゲームになってお客様の思いは現場に伝わりません。

 

契約時の注意点は?

お客様の要望をかなえてくれそうな業者さんが見つかったら工事の契約をします。使用する塗料や仕様、品番等が見積書通りの納得いくものなのか細かくチェックし、書面にてご確認下さい。
見積書、契約書の他に工事内容に関する打ち合わせ書や工事完了確認書等、工事の各段階で書面による確認を行って下さい。

安心の書類

建設工事の請負契約においては、すべての工事で所定の事項を記載した契約書面を交付しなければならない(建設業法第19条)のですが、小規模なリフォーム工事では契約書を取り交わしていない、または曖昧な内容による契約や安易な変更等によるトラブルが多く発生しています。
リフォーム工事内容や変更内容を明確化し、消費者と事業者双方とも安心してリフォーム工事が行なえるために、ヌリヨネ塗装サービスでは一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の標準契約書式に基いた各種の書類を用意し、お客様に工事内容をご確認いただいております。

あなたのペースでしっかり考えて

「今日までに契約してくれたら半額になるんですけど」この様にお客様にお得感を感じさせて契約を急がせる業者がいます。本当に必要な工事を行なって満足したいと思っているならば自分のペースでしっかりと考えて契約を結んで下さい。「おかしいな?」と思うことがあればご家族や知人の方又は別の業者さんに相談して色々な意見を聞いてみて下さい。
本当に良い業者さんなら相談だけでも決して嫌な顔をしませんよ。

 

契約をキャンセルしたいのだけれど?

ご契約の内容が「特定商取引に関する法律」の適用を受ける場合、8日以内は文書をもって工事請負契約の解除(クーリングオフ)が出来ます。
工事が始まってからお客様が疑問に感じる事があった場合は、工事を中断することも出来ますが、色や仕様の変更等の契約変更にあたるものはお客様の負担になる事もあります。契約後にキャンセルを考えるよりも契約時に熟考し、契約後は施工業者さんに任せたほうが満足のいく塗り替えが出来ると思います。

 

保証はどうなっているの?

使用する材料や施工個所によって保証期間は変わってきます。各社それぞれが独自に保証期間を設けている場合もあります。アフターサービスがしっかりしているかどうかも業者選びのポイントです。

保証書発行の罠

工事に関して書類作成がしっかりとしていれば当然保証に関しても保証書を提出してくれると思います。「安心の10年保証!」とても良い響きですが実は保証には当然免責事項があります。
• 天災地変や周辺環境、その他予測できない一切の不可抗力に起因する場合。
• 工事対象物の構造上、設計上の欠陥や旧塗膜に起因する場合。
• 経年変化による現象で、機能上、著しい支障のない場合。
その他多くの場合が免責事項に含まれている事が多いのです。保証されるのは施工不良が明らかで塗膜や性能が著しく損なわれている場合のみだと思って間違いありません。

保証=明らかな施工不良のみ

それでも書類は大切ですので、保証書を発行してもらえるのならば貰っておいた方が良いでしょう。但し、しっかりとした業者ならば保証書の有無に関係なく何か不具合があった場合には誠実に対応してくれると思います。

賢い選択で満足のいく塗替えを!Smart choice

あなたご自身の塗替えです。塗替えのテーマは何でしょうか?

出会いが始まりです

塗替えをお考えになられたら、上記のようなポイントをふまえ数社に見積りを依頼してみて下さい。塗替えを含めたリフォーム工事はお客様の大切な住まいを守る大きな買い物です。始めから形があるものを買うわけではありませんので、お客様ご自身もしっかりとしたイメージを持つことが満足いくリフォームの秘訣となります。

情報収集がカギ!

多くの業者さんがホームページ上でリフォームに関する情報を公開していますので、ぜひ参考になさって、お客様もご自分の「住まいの知識」を身に付け、今後の修繕計画にお役立て下さい。
リフォーム工事は業者の提案能力と技術力や誠意を買うものと言えるかもしれません。良い業者さんに出会えれば、「あなたの住まいの相談者」になってくれるはずです。
私達、ヌリヨネ塗装サービスも質の高いリフォームを提案出来るよう努力してまいります。リフォームに関するご相談、お見積り等、お気軽にお問い合わせ下さい。

ヌリヨネ塗装サービスにご相談下さい!

大切なのは「これから先何年その家に住むのか?」「何年後にどのようなリフォームを考えているのか」といったお客様のライフスタイルとメンテナンス計画を考えることです。
また、「暑い家はイヤだ!」「部屋が寒くて困っている」といったお客様のご意見をもとに遮熱や断熱性能のある塗料を選定するなど塗り替えの目的(テーマ)を決めることです。

 

美観の向上 • 機能性プラス • イメージチェンジ • 耐久性アップ • リフォームと合わせる
子供たちの喜ぶ家 • 祖父母が暮らしやすい家 • 白い壁の家 • 赤い屋根の家

 

お客様一人ひとりのテーマが決まったら、ご要望に沿った最適な塗料をご提案致します。
お家の塗替え工事はオーダーメイドです。お客様一人ひとりに合わせた塗装工事を私達がご提供致します。どうぞお任せ下さい。

 

ヌリヨネ塗装サービスの工事Nuriyone's wrok

見積り調査から施工まで代表の米澤が責任を持って行ないます。

お客様と直接お打ち合せを重ね、直接施工するからこそ、適正価格で安心出来る高品質な工事をお届けできると考えているからです。

多くのお客様に喜んでいただけますよう、いつも全力で工事に取り組んでいるヌリヨネ塗装サービスがどうして塗り替えが必要なのか、どんな塗料があるのか、誰に頼んだらいいのか、保証はどうなっているのかなど、あなたが抱える塗装工事の疑問にお答え致します。
私たちの情報が一人でも多くの方の一助になれば幸いです。

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