心はいつでも最前線 ヴァージニア・ウエスト |
まろやか&ダークネス編
-奈落の底の鎮魂記- 第ニ話・萌ゆる話A |
愛の魔法は地獄の甘さ マリン |
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「というわけで、今回は操ママさんの登場です!」 | ||||
「はしょり過ぎです! 前みてない人はさっぱり分からないじゃないですか・」 | ||||
「そんなん知らないよ。見ない人がわるい。 てか見るようなこと、何かあったけ?」 | ||||
「君、色んな意味で最低だよ!」 | ||||
「ごめんね。私、過去は振り返らない主義なの。」 | ||||
「…うう、もういいや。」 | ||||
「というわけで、操ママさん登場〜!!」 | ||||
「始めまして。操の母、榊神代(さかき・かみよ)です。」 | ||||
「………」 | ||||
「………」 | ||||
「…あの」 | ||||
「萌え〜!」 | ||||
「ママ萌え〜!」 | ||||
「ちょっ、いきなり抱きつかない…」 | ||||
「凄いよ!どうみても小学生やんか!ロリロリやん!」 | ||||
「三十路の女性を捕まえてロリと言わないで下さい。 それはとても失礼なことですよ?」 | ||||
「ね、ね、凄いでしょ!ギューと抱きしめちゃって下さい!」 | ||||
「おうよ!いわずもがな、抱きついたるねん!」 | ||||
「…(二人とも聞いていませんね)」 | ||||
「ああ、もう舐めちゃおう!」 | ||||
「ほおずりしちゃえ!」 | ||||
「…いい加減にして下さい。 私を愛玩する目的の為に呼んだのなら 帰らせてもらいますよ。」 | ||||
「エー違うよ。ママがあんまり可愛いから 皆に自慢したかっただけだよ。」 | ||||
「…ふぅ、操さん。貴方はとても良い子だけど もう少し自重を学んだほうが良いみたいですね。」 | ||||
「そんなこと言わないで。 僕は大好きなママを見せつけたいだけなんだよ。」 | ||||
「それを自重しなさいと言っているんです。 …いつまでたっても、甘えん坊なんだから。」 | ||||
「…へへへ」 | ||||
「…所で、先ほどから私の頬を舐めまわしている方。 離れて頂きませんか?」 | ||||
「え、私?私はマリンです、よろしくね。 いや〜しかし、美味しいほっぺ。ミルクの味がするよ〜」 | ||||
「マリンさんですか。よろしくお願いします。 ミルクの味がするのは…今朝、牛乳を飲んでいたからでしょう。」 | ||||
「いや、いや、この味はそれだけじゃないね。 ママさん、お肉とか食べないでしょう?食肉者特有の臭味が無い!」 | ||||
「食べないことは無いですが、お肉特有の匂いが、 あまり好きでは無いので、確かにあまり食べませんね。」 | ||||
「お肉が好きじゃないなんて勿体無いなぁ でも美味しいほっぺに免じて許すよ!」 | ||||
「…ありがとうございます。 所で、もうそろそろ離れくれませんか?」 | ||||
「そうだ!いつまで僕のママを汚しているんだ!早く離れろ!」 | ||||
「だって可愛いねん。舐めたいねん。キスしたいねん。」 | ||||
「娘の僕が我慢しているんだから止めないと駄目だよ!」 | ||||
「我慢は体に良くないなぁ。 君もこっちへ来て反対側のほっぺを舐めるよろし。」 | ||||
「…うう、誘惑に勝てない僕がいる。 ママごめんなさい貴方の娘は堕ちました。」 | ||||
「…二人とも、いい加減にしないと怒りますよ?」 | ||||
「…はう。」 | ||||
「…ごめんなさい。」 | ||||
「それでは改めまして… 操の母、榊神代(さかき・かみよ)です。 宙間運搬会社「ペイドロク」の社長をしております。」 | ||||
「榊?東じゃないの?」 | ||||
「東は戸籍上の苗字、榊は母方、つまり僕のおばちゃんの苗字です。 なんでも古い祭祀の家らしく、ちょくちょく神事をお手伝いしに行くんで 旧姓を名乗ってるんだって。」 | ||||
「祭司として登録されたさいに旧姓だったので… 形式により変更は出来ないのでそのままになっているんです。」 | ||||
「ふぅ〜ん。通り名みたいなもん?」 | ||||
「ちょっと違うのですが、そう考えて下さって結構です。」 | ||||
「しかし…生娘!アンタ、生意気に社長令嬢だったの!」 | ||||
「あはは。聞こえはいいけど家族しかいない、ちっちゃい会社だよ。」 | ||||
「従業員は私と主人、娘6人の計8名… 操さんが軍事学校へ行ってからは7名ですが。」 | ||||
「娘が、ろ、6人ですと!…そのボディで!? ママさん頑張りすぎだよ!」 | ||||
「…萌えるでしょ?」 | ||||
「ロリ妊婦とは完璧だよ… アンタのママ、私を萌え死にさせる気か!」 | ||||
「外見でロリと言うのは止めて下さい… 私はもう三十路を越えているんですよ? それに7人目が中々できないので、ちょっと落ち込んでいるですから」 | ||||
「まだ産むつもりですかママん!?」 | ||||
「パパとママは、今でも新婚ほやほやなのさ。 じゃあ、僕も幸せを追求するためママを膝の上にのせますか。」 | ||||
「…あっ操さん。」 | ||||
「きゅぴーん。母子合体! これで戦闘力は30%上昇だ!」 | ||||
「…もう。人前で抱っこするのは駄目でしょう?」 | ||||
「母を膝の上にのせる子の喜びって奴ですよ。なでなで…」 | ||||
「操さん、人前で私の頭をなでないの。」 | ||||
「…ちょっと、うらやましいかも。」 | ||||
「がるる…あげませんよ!」 | ||||
「…むう。」 | ||||
「…ふぅ。ところで、私を呼んだ本当の理由を 聞かせてもらいたいのですが。」 | ||||
「本当も何も、さっき生娘が言った通り あんまり自慢するんで見たかっただけ。」 | ||||
「…帰らせて頂きます。」 | ||||
「いやぁ〜駄目〜もっと自慢するのぉ〜」 | ||||
「本当に困った子…今回だけですよ?」 | ||||
「それにしても、本当にちっちゃいねぇ。 身長どれくらいなの?」 | ||||
「え〜と、確か136cmだっけ?」 | ||||
「138cmです!…操さん、物事は正確に覚えて下さい。」 | ||||
「え〜いいじゃん2cmぐらい。ちっちゃい方が可愛いよ?」 | ||||
「いけません!そういう細かい所を覚えておかないと、 社会に出てから大変苦労することになりますよ!」 | ||||
「もしかして、縮んだとか?」 | ||||
「縮んでません!!」 | ||||
「そ、そんなに怒らなくても…」 | ||||
「不愉快です! 嘲笑するために呼ばれたのなら帰ります!」 | ||||
「マリンさん、早く謝って下さい! ママは身長の事を言われるのが何より嫌いなんです!」 | ||||
「ご、ごめんなさい。」 | ||||
「…全く。女性の身長を聞くなんて、良いことではありませんよ!」 | ||||
「う〜。でも凄く幼く見えるよね。 どう見てもロリロリだよ。」 | ||||
「遺伝ですね。 お婆ちゃんも、ちっちゃいですし。」 | ||||
「お婆ちゃんの場合は、身長が縮…」 | ||||
「…(ギロリ」 | ||||
「で、で、でも凄いよね。こんな小さい体で6人も産むなんて。生命の神秘を感じるよ。」 | ||||
「そうなんですよねー。こんなちっちゃいのに私を産んだんですよ。その時の画像があるんですけど見ますか?」 | ||||
「お〜ロリータ妊婦萌え!」 | ||||
「…言っておきますが、この時は既に成人に達していましたから。」 | ||||
「うわぁ、たまんないよ!ロリータが妊娠しているよ!ハラボテだよ!」 | ||||
「はぁ〜この時、ママの中に僕がいたんだよねぇ…」 | ||||
「…(やっぱり聞いていませんか)」 | ||||
「あ、そうだ。画像もあるんですよ。出産の場面を…」 | ||||
「操さん!それだけは止めてください!!!!」 | ||||
「え〜つまんなーい。」 | ||||
「もう、分けがわかりません。一体なんなんですか…」 | ||||
「つまり、こういうこと… 萌えとは!可愛く心安らぎ興奮するものなり!」 | ||||
「それは『萌え』というよりフェチのような気がしますが…」 |
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萌える(燃える) | ||||
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他のどんな感情よりもその感情が強く心を支配し、積極的に何かをしようとする気持になることを指す。
-(2) 新明解国語辞典 第五版 (C) 三省堂 より抜粋。 |