技法

スピニング(へら絞り)
スピニング(へら絞り)

木を削った型に円盤状の材料をセットして、モーターで回転させながら手に持ったローラーや「へら」を押し付けて絞っていく技法です。「木の型」も、回転させながら木工用の鑿で削って作ります。金型を使うほうが一般的なのですが、作り進めながら細かな微調整が出来るし比較的コストが安いので、私は木型でやっています。写真のようなローラーが何種類かあって、使い分けています。へらの場合は材料に当たる抵抗が大きいため材料が薄く伸びやすいので使っていません。制約として、加工方法の構造上、回転形に限定されます。また、型から抜くためには、バケツのような形状までしか絞れません。その後は、金鎚と当て金で、「手絞り」を行って仕上げます。

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Last updated: 2012/7/25