住む人の価値観や感性、家族のライフスタイルと将来の夢を理解し、共感することが設計の基本です。
 しかし、これから建てる家は、ライフスタイルを新しくより豊かに変えていくものでなければ意味がありません。これまでの生活習慣や経験に必ずしも束縛されない新鮮な解釈、発想が求められます。
敷地や周辺環境などをこうした観点から見つめ直し、その敷地が置かれている街、都市の中での位置付け、ひいてはその歴史的な背景などにも目を向けて、有るべき家の姿を様々な面から想い描くことから設計は始まります。
そこには、家族の様々な生活場面が想像されて描きこまれ、憩いと安らぎの空間として、対話の広場として、あるいは文化的、趣味的生活の装置としての家、そして家族の成長と変化という長い時間的なスパンを通して豊かな家族関係を育む場としての家、等々が具体的に盛り込まれて構想されます。
また一方、家は地域との関係に新たなインパクトを与えます。家族個々人も家を通して地域や社会との新たなつながりを見出すことも経験します。その意味で家は地域との、フレンドリイで多彩なコミュニテイに結びつくものでも有りたいと思います。。
 
あくまでも、このような理想をもって建て主と一緒に考えていきたい。 
これが設計に当たっての私の基本姿勢です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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