鍼灸治療 

灸治療  総  論  目 次  鍼治療 

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1,鍼灸師の役割
スポーツの分野において、健康、半健康、病気の各領域での対応を求められる。
@スポーツ外傷、障害の治療
・スポーツ外傷(靱帯損傷、捻挫など)
早期復帰を目的としたアスレテイックリハビリテーションの段階で用いられる。
・スポーツ障害(テニス肘、野球肩など)
過度の使用による慢性の障害に対して、疼痛の緩解を目的に用いられる。
Aコンデションの調整
疲労痛の早期回復、スポーツ外傷、障害の予防。高強度の運動による免疫低下に対する効果が検討されている。
未病治を得意とする鍼灸にとって、スポーツ選手の体調維持を良好に実施することは得意とするところである。
Bアンチエイジンク対策
高齢者社会において、健康に楽しい生活を送ること、老化のスピードを遅延するためのアンチエイジングにおいて運動、スポーツは重要である。
退行性変化の起きた中高齢者には本人ができるマッサージや、灸などのセルフケアを含めての指導が大切である。
介護領域(長期臥床による廃用性筋委縮の予防)での利用も期待される。

スポーツ分野における役割
スポーツ人口の増加、目的の多様化の中で扱うテーマは幅広くなっている。対象者はトップアスリートから病人である。
年齢・・・発育期の子供から退行性変化が起こる中高齢者
治療目的・・・外傷、障害から競技力の向上
と領域は広い。
         疾病構造の変化、スポーツをする目的の多様化
                        ↓
                  鍼灸師の役割の変化
      ・競技スポーツ選手の外傷、障害の治療、コンデショニング
                        +
      中高齢者の運動に起因する疲労の早期回復、関節疾患の予防
                        +
             廃用性筋委縮進行の予防(介護領域)
競技スポーツに携わる鍼灸師の役割
選手のコンディションの管理(重要)およびメディカルチェックの実施(選手の体力、運動能力の把握)
                        ↓
        体調管理、リコンディショニングとしての鍼灸治療の実施(重要)
スポーツ外傷、障害の治療
痛みを取るだけではない。
@なぜ起こるのか
A再発防止はどのようにしたらよいのか。
B早期復帰に向けてのプログラムをどのようにしたらよいのか
を考えて治療に当たることが重要である。
    中高年のスポーツ=退行性変化が起こっていることを前提にする。
                        ↓
              自分でてきるセルフケアを指導する。
発育期の子供のスポーツ障害
運動の休止を含めて、健康を阻害しないように注意をはらう。

スポーツ分野にかかわる鍼灸師とって重要なこととは、
患者の状態を見て。
@何もしないいと、どのような自然経過をたどるか。
A自分が治療するとどのような効果が得られるか。
B鍼灸以外の医学的処置、トレーニング処方を行うとどのような効果がえられるのか
を説明することができ、自分が行う治療効果の向上をめざすことである。